Sherbets 『人がわからないよ』
小沢一郎が党代表を辞めると発表した。多くの人にとって青天の霹靂だったろう。
政治には統計は使えないという話がある。人間というのは全く先が読めないからだ。五里霧中、一寸先は闇だ。
人間は嘘をつく生き物だ。演技する生き物だ。
表情と内心が一致し無い生き物だ。
それに、自分の想うように他人が動かないのは、それは他人が他人だからだ。自分と他人では考え方が違う。
コウモリは
超音波でこの世界を見ている。また
イヌは色を認識できないらしい。それぞれの生き物にとってこの世界は全く異なるように感じられている。
これって人間の個体間にも当てはまるんじゃないか?視力も聴力も人によって異なるんだから。
俺が「緑」だと想う色と君が「緑」だと想うものは違うかもしれない。
色のような事柄でさえそうなんだから、「何が嬉しくて何が嫌か」とか「何が正義で何が悪か」なんてのが全人類でぴったい細部まで一致するなんて考える方がおかしい。他人とわかりあうのはとても大変な事。
それでも俺はすべての人が納得できる解がどこかにあると想うけれど。で、それを捜すためには統計の技術は非常に重要になると想ってる。
どこかにあるかもしれない「人間的とは何か?」の答えをこれからも考えていきたい。
Yoshii Lovinson 『CALL ME』