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KEIO PRODUCTION2007 "An American Millionaire"

ポケットビスケッツ 『Yellow Yellow Happy』


昨日は志木で今年の四大学英語劇大会を観ていて、その後錦糸町で呑んだくれてた。

今年のケープロの劇はコメディーだった。

大金持ちのナサニエルは生きる気力を失っていた。食欲も、性欲も落ち、体の調子も激悪。奥さんには逃げられ、娘には愛想尽かされている。
そんなところに脅迫状が届き、命の危険にさらされることで彼は活性化して、みるみる活力を取り戻していく。
件の事件も解決し、パーティを開くかというところまでいくんだ。でも、その時、一気に気持ちがなえてしまう。自分の人生が何も変わっていないことに気付いて絶望する。
そこに最愛の妻が銃を持って乱入して、再び場に緊張が走る中、命がけの愛の告白によってナサニエルは人生の逆転劇を成し遂げるんだ。

「想いは言葉にして伝えないといけない」というテーマを魅せたいというディレクションが、そのまま伝わってくる、これしかないという劇だった。ミラクルも起きて、観客も沸いて、キャストもノッて、最高の『An American Millionaire』がのったと想う。

今年のこの脚本、俺は好きなんだ。1ランで観たとき、こーいう空気になったらいいなぁと想った空気にファイナルの会館がつつまれたのがすげー嬉しかった。

今年の慶應プロダクションは、大ばか者どもの集まりだった。
「OB発言は無しで」。「オールはしません」。
Majiでwwwwwwwwwwwwwというようなことが起こった。そんなの「当たり前のこと」で、そんなこともせずにGP獲れるわけねぇと想った。
で、実際にプロダクション運営は行き詰ったと想う。
だけど、その分、「当たり前がなんで当たり前なのか」を考え直すことが今年の現役とOBはすることができた。本来の意味で「慶應プロダクションの全身全霊の熱さ」が上から下に引き継がれたと想う。現役生はランテクの度に精悍になっていって、最後には『The Rainmaker』以来で最高の精神状態のプロダクションに成長したと想う。

また劇も、馬鹿でもわかるすっげー面白いもので、これは絶対面白いだろ!という工夫がばんばん盛り込まれていて俺は大好きだった。劇でも、プロダクションでも「想いは伝えなければ意味が無い」という熱い何かががんがん伝わってきていた。

だからこそ、俺はこの結果が本当に、心底悔しい。なんでなんだという気持ちが本当に強い。
なんであれだけ頑張って、あれだけのパフォーマンスをファイナルで成し遂げた奴らがあんな顔で志木を去らなければならないんだと本気でわけわかんなかった。

もしかすると、慶應の好みと、ジャッジの好みが、ここ数年のうちにかなり乖離したのかもしれない。今年レインメーカーを乗っけてももしかしたらGP獲れなかったんじゃないかとすら想った。

だから、慶應プロダクションは、GPを獲るために他大のやり方とか、アメリカ人の好みとかも少し研究する必要があるのかもなと想った。

もしこのまま慶應スタイルを貫くのなら、ダンチで圧倒する劇を作るしかないと想う。趣味がどうだとかスタイルがどうだとか、そんなの関係なくもうここにやるしかねぇだろという劇をジャッジの野郎どもに魅せ付けるしかないんだろう。

少なくとも、爆発の後の「リディツキー!!!!!!」で暗転したときに客席から起きたあの拍手が、今年の慶應の劇がいかに観客の心を鷲掴みにしたかをはっきりと証明していると想う。どんな演劇界のお偉いさんがボロクソに言おうとも、俺は今年の連中と今年の劇が大好きで、肯定したいと本心から想う。

おつかれさま、お前らよくやったよ。


B'z 『RUN』
by wavesll | 2007-11-12 13:41 | 私信 | Comments(0)
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