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人間をやめたい奴もいる

ROVO - Na-X - Fuji Rock Festival 2003


『下妻物語』をみた。サイッコーに面白い、笑えて心動かされる映画だった。
なんというか、生身のぶつかりあいが描かれていてよかった。
深田恭子とか、土屋アンナみたいな豪の者から虚飾を剥ぎとるためにはあれくらいまで突き抜けて「演技」させないと駄目なんだろう。この映画の彼女たちはフローに入ってる感じがした。

この原作を書いた嶽本野ばらは今年の九月に大麻所持の現行犯で逮捕されている。

あのニュースを見たときの俺の感想は、いささか乱暴だが、「あれだけの作品作れる奴には大麻ぐらいやらせとけよ」というものだった。

多くの文筆家が麻薬をやっているというのは隠しようのない事実だ。ビートルズだってLSDをやっていた。アートというものはスポーツではないから、人間をやめても溺れるだけの魅力があるのだろう。そして、彼らが自分の身を削って創り出した創作物を、安全圏にいる大衆がなんの苦労もせずに楽しむのだろう。

グッド・トリップ、バッド・トリップという言葉があるが、それはただ使用者本人の本性がさらけだされただけにすぎないという研究がある。
普段かけている脳のストッパーが外され、抑圧から解放されることによって、使用者は自己の内面と向き合う。普段から自分の中の獣と向き合い開放している人、あるいは心から人生を楽しんでいる人にとってはそれは非常に良い体験になるだろうし、普段自分を押し殺し、鬱屈したヘドロを溜め込んでいる人にとってはそれは悪夢の時間となるのだろう。

無論、ドラッグ使用にはリスクがある。ひとつは肉体的なリスクだ。致死量を超える使用は死を招く。また依存症になって体がズタボロになるまで溺れてしまうリスクもある。

もう一つは社会的なリスクだ。本来、何か罪を犯して社会に作った「借り」は、刑務所での刑期を終えれば返し終わってるはずだが、人にはルールを強いるくせに自分はルールを守らない大衆は出所した元犯罪者を「薬の前科者」として扱う。このQOLが損なわれる状態は、フラッシュバックのように何度もぶりかえされ、実質終身続く恐れもある。

俺は自分が麻薬に打ち勝つだけの精神力を備えているかわからないし、まだ麻薬使用に伴うリスクを被る度胸もないし、好きな音楽をくちずさむことで半分くらい人間やめられるから麻薬に手を出す気は当分ない。今後もドラッグはせいぜいアルコールくらいで、残りは脳内麻薬でやっていければいいなぁとは想う。

と、いうようなことを想ってしまう人間の書くことはあまりまともに受け取らないほうがいいと想うよwwwwww


ROVO 「PYRAMID」 後半五分の神懸り的演奏


ジャン・コクトー 『わが魂の告白』
トマス・ド・クインシー 『英吉利阿片服用者の告白』
春山茂雄 『脳内革命』
by wavesll | 2007-11-23 10:42 | 私信 | Comments(0)
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