The Yellow Monkey 『Sugar Fix』
キャンディーストアで買ってきたシュガーが好きな奴がいる
俺はハチミツのほうが好きだな しかもツボに入ってない奴
精製されてない砂糖のような
蜂蜜のようにベトベトしてて神聖だ
俺は彼女のキャンディーが毎晩欲しいんだ
ナチュラルに良くてリンゴやタンジェリンオレンジみたいだ
ハチミツやチョコレートやプレリーンより甘い
かつてないデザートだ
彼女はいつもヴァレンタインだ
俺には砂糖が必要なんだ
うん、ほとんどのレディーが俺たちが狂ってるって言うね
でも俺は君のシュガーが今夜要るんだ
My baby, sweet baby, my baby sweet baby
シロップみたいにベトベトしてて、とても神聖だ
かつてないデザートだ
彼女のキャンディーが毎晩欲しいんだ
そこには何の歯科衛生士もいないよ
切り落とそう
My baby, sweet baby, my baby sweet baby
蜂蜜のように甘い
俺の世界はまだ終わらない
彼女が俺に火をつける
夜が俺にとっては最高なのさ
赤坂見附のとらや本店ギャラリーで開かれていた『歴史上の人物と和菓子展』を観にいった。
清少納言が好きだったかき氷や織田信長がポルトガル人から献上された金平糖の原型や、秀吉が好きだった羊羹や家康や水戸黄門や永井荷風や池波正太郎の好物の菓子が再現されていた。さすが信長が治めていた頃の京都からやってる老舗だけあるな。
しっかしみんな甘いもの大好きだなwwwwwwwwwww
爆笑問題のニッポンの教養の収録のとき、北海道大だったかどっかの教授が「甘いものはカロリーが高いことをカラダが本能で知ってるから人間は甘いものが好きなんだ」とか言ってたけど、確かに勝負事の直前は消化のいい甘いものを食べると冴えるとかいうよな。
その後白金台の明学で開かれてるカナダフェスティバルへ行った。最終日の今日はビルボードアジア支部局長のスティーヴさんによる「日本のポップミュージックとカナダ」という講演会があったんだ。
ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルからアヴリル・ラヴィーンにセリーヌ・ディオンにブライアン・アダムスと名だたる売れっ子ミュージシャンを輩出しているカナダだが、スティーヴさんは「確かに近年カナダのポップミュージックのクオリティは上がったけど、『カナダらしさ、カナダのアイデンティティ』を感じる音楽はないよね」と言っていた。
片や日本の音楽はというと、今世界に出ている日本の音楽はとにもかくにもヴィジュアル系らしい。アニメ・マンガのパワーは草の根レベルでの浸透力を持っているとのことだ。
スティーヴさんに「カナダの音楽が世界で受け入れられているのは、むしろカナダが無個性というか、無国籍だからじゃないでしょうか」と聞いたところ、「ホントにその通りだと想う」との答えが返ってきた。ポップミュージックが誰にでも受け入れられるような甘さを持つためには、変な土着の味はいらないのだろう。
それはヴィジュアル系ブームに関してもいえるのかもしれない。
ヴィジュアル系は甘い。まず甘いマスクの連中が多いwまた、格好も無国籍というか、「エキゾチズムのポップネス」に充ちている。
「ゴシック」も「ロリータ」も日本のものではない舶来だが、この相反する二つを掛け合わせた反則技の「ゴスロリ」はゴシックとロリータの本家である欧米においてもエキゾチックなセンスを感じさせる様式だ。そういった意味でゴスロリはグローバルにエキゾチックだ。 ヴィジュアル系にはゴスロリ的な美意識がある。
またヴィジュアル系にはヘヴィーメタルが多い。ソロや早弾きで魅せるヘヴィメタにはスウィートネスがある。またヘヴィメタではあまり歌詞が聴き取れるかは重要視されないから言語の壁も乗り越えられる。
それがアニメ・マンガの世界観とあいまって、それらの熱烈なファンの歓声に応えているという図式が近年は成り立ってきているんじゃないだろうかなと想った。
大人になると甘ったるいものよか苦いものとか辛いものが好きになっていく人も多いし、俺もビールとかキムチとか、かなり好きだが、生茶のCMで松嶋奈々子が言ってるようにやっぱり甘いもんは美味いという事実は何も否定することはないと想う。
ま、甘さの中にも上質な甘さと下等な甘さがあると想うけどねwwwでも俺駄菓子も好きなんだwwwwwwwww
Jimmy Eat World 『Sweetness』
もし聴いてたら
歌い返せ
杓子定規なストリングが
縛るために向かってくる
俺はスピンして可愛くてしびれるスウィートと自由になる
聴いてるか?
応答せよ
言葉が意味を持たないとき何が必要なのか教えてくれ
俺はしびれるほど可愛いスウィートと一緒にスピンして自由になる
お前がクロールするのに出くわした
不確かな甘さに沈み込んで
もし聴いてたら
聴いてるか?
歌い返せ
俺はまだ走れるけど
もう鬼ごっこはこりごりだ
俺はしびれるスウィートとスピンして自由になる
なんてダンスだ
スウィートネスは俺を気にかけない
No the sweetness will not be concerned with me.