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2019年 03月 02日 ( 1 )

GRAPEVINE, 中村佳穂 Live@マイナビBLITZ赤坂

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日本のロックの中で、今までそこまで聴いてこなかったのだけれども最近一番いい感じになってきているのではないかと伝え聞き気になっていたGrapevineと、『リピー塔がたつ』でぶっ飛ばされて、けれどライヴはみない内にどんどん昇竜の如き活躍を魅せる中村佳穂が対バンすると聴いて、先日ライヴハウスとしての営業が終了するとアナウンスされた赤坂BLITZへ行きました。

中村佳穂BAND、凄すぎる…!!!初めの「Alright」のJAMアレンジのずがーんと抜けるあの声!一気に持ってかれた!2nd『AINOU』では”いいんだけど1stの方がライヴ感があって良かった”なんて思っていたのだけれど生ライヴの中村佳穂は音楽体というか生命全部が音楽みたいで、紡ぎだす言葉の語りがそのまま歌になっていき、歌が言葉になって、全身全霊での音楽の魔法を鳴らしていた…!

バンドメンバーも(特にコーラスの人w)も含めてSessionを練りに練り上げてその上で自由闊達な夢のような時間をみせてくれました。

そしてGRAPEVINE。「開花」のSEで登場し本家の「Alright」で口火を切り、新譜曲も含めながら90年代からサヴァイヴしつづけているあの瑞々しくけれど渇いた風のようなロック・サウンドを鳴らして。ほんと良い。聴きたかった「豚の皿」もやってくれたし、アークティックモンキーズが最近到達しつつある領域にすでに到達していると言うか、その先へ行ってるんじゃないかこの人たちは。

歳を重ねると昔の自分のままではいられなくなると言うか、昔は反発していた周りの言葉に共感していく感覚が近年とみにあって。“奴等は先にここに到達していたんだな”と。けれど昔の(例えばロック少年だった)自分を”未熟な餓鬼”と切り捨てたくない気持ちと、”いつまでもYouthにはしがみつけないものか、別の魅力を”なんて衰えへの寂しさを感じていたところにアオハル時代からロックを鳴らし続けている先達が格好いい姿をみせてくれたというか。幾通りも存在する“真実”を受け止めて、流して、ロックを演奏する。雲のような『器』の確かさ。

百戦錬磨の仕事人という風体のGRAPEVINEもアンコールラストの中村佳穂との「KOL」では中村さんの熱で火がついて爆ぜるような音像に成って。素晴らしかったなぁ。田中さんは「対バンすると売れていくあげバンドで有名なGRAPEVINE」とおっしゃっていたけれど、その音が自分まで届いたってことは自身も大きなブレイクの1歩前まで来てる予感がします。だけどGRAPEVINEには変にペースが乱されるよりこのまま独歩を続けて欲しい気が。少なくとも「大人の男のロック」と「火のような新人」を魅せてもらった夜となりました。

Setlist


GRAPEVINE

1. 開花
2. Alright
3. Esq.
4. GRAVEYARD
5. 雪解け
6. ミチバシリ
7. Heavenly
8. 豚の皿
9. 永遠の隙間
10. Afterwards
11. FLY
12. すべてのありふれた光

EN
13. 光について
14. KOL with中村佳穂

by wavesll | 2019-03-02 04:36 | Sound Gem | Comments(0)