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カテゴリ:La Musique Mariage( 230 )

Villalobos - Fizheuer Zieheuer X Sylvie Guillem - Bolero 第55回音の貝合わせ

Villalobos - Fizheuer Zieheuer



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連なる休日の夜は長く、明け方に刻まれるBeatは軽い興奮をもたらしつつ、黎明へ歩みます。この電子音による『ボレロ』再解釈は、反復・円環というよりも銀河を進む恒星を回る惑星のように、螺旋を描いて直線を突き進んで。想い起すはあの希代の踊り手。もしギエムがこの音で踊ったなら、あのしなやかな身体はどんな軌道を描いただろうか、そんな想いに駆られました。

by wavesll | 2019-08-12 04:04 | La Musique Mariage | Comments(0)

Lee "Scratch" Perry - Rainford X The PREMIUM MALT'S MASTER'S DREAM ダイヤモンド麦芽の恵み 第169回酒と小皿と音楽婚礼

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熱帯夜に私的なDub名盤を。エイドリアン・シャーウッドと組んだこのプライヴェートな、そして原始にも通じる純な音はベッドルームに最適。これを肴に密度のある甘やかなプレモルで。

by wavesll | 2019-08-07 02:15 | La Musique Mariage | Comments(0)

Billie Eilish - When We Fall Asleep.. X 無花果のドライフルーツ 囁く秘唱、極大の魅力 第168回酒と小皿と音楽婚礼

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今の時代のポップ・アイコンにあっという間に成ったBillie Eilish. 梅雨の内に取り上げたいと考えていました。

Coachellaを始めとして全米で狂熱的に盛り上がりを見せる彼女のライヴはまさにカリスマの名に相応しい。社会的なメッセージも発していて、単なる偶像的な人気に留まらない八面六臂な活躍をみせているのはご承知の通り。

去年のサマソニ出演の時点でも一部では話題になっていましたが、あれよあれよという間に期待・熱狂がインフレーションを起こしていったこの一年でしたね。

とは言え、その期待値のインフレに当てられたのか、本作を初めて聴いたときは「想っていたよりもコンパクトな衝撃のアルバムだな」と。クワイエット・ウェイヴというムーヴメントにおいて双璧を成すSolange - When I Get Homeと比べると総合点で落ちるのではないかとも思ったのですが、今日改めてしっとりと聴く内に”あぁ、この魅力に多くの人がやられるのはさもありなんだわ”と。

本当の意味でのアイドルというか、あまりにも魅力的な囁く歌声、この親密感は驚異的なCharmがありますね。
M1でのAMSRな仕掛けからM2 Bad Guyの”ダー”という漏れ声から”なーんか異質な新しさがあるぞ”と期待を膨らませられ、そこからどんどんプライベート感を増していくヴォーカル。

昔銀杏BOYZに嵌った時にライヴへ行くと峯田の声が全く聞こえないくらい聴衆が声を張り叫んで”俺の峯田、俺が峯田だ”と峯田BOYZも峯田GIRLZも狂乱したものですが、Billieのファンダムの熱狂も、スーパースターとオーディエンス群というより”俺の/私のBillie Eilish”という関係性なのではと。そう心を沼に沈める魅力こそカリスマ/スーパースターの条件かもしれませんね。

さて、これに何を合わせようかと逡巡して”ハーシーズのチョコレートシロップを牛乳を溶かした奴とかどうかな”と想ったりもしたのですが、”あ、そうだ。あれがあった”と手に取ったのは最近OKで良く買っているSMYRNA産のドライ無花果。

雫が固体化したような深い甘みと酸味が、この音に味蕾への刺激も載せてくれました。

今年は例年になく音盤が大豊作な気もします。下半期のニューリリースがどうなっていくのかも今から楽しみです◎

by wavesll | 2019-06-23 21:54 | La Musique Mariage | Comments(0)

Todd Rundgren ft. Egberto Gismonti の超絶Mix X The MALT'S HOP PARADISE 第167回酒と小皿と音楽婚礼

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私は定期的にEgberto GismontiでYoutube検索してライヴなどの新動画がないかチェックしているのですが、このブラジル音楽の巨匠とあのトッド・ラングレンのフィーチャリング作があるという動画がこの度引っ掛かって。

もう内容も最高と言うか、これマジ最高以外の何物でもないだろというジスモンチ節と電子ロックな感覚だったのですが、当該アルバムがDiscogになく、”どうも雲行きが怪しいぞ”と。そこで「Todd Rundgren ft. Egberto Gismonti - A Treatise On Cosmic Fire (With Sol No Asfalto/Mambembe)」で検索するとsoundcloudの音源が引っかかって。その画像では見覚えのあるジスモンチのアルバム(Coracao da Cidade)がトッド・ラングレンのジャケの中央に配されていて。

”あ、こりゃミックステープなのかも”と。どうやらTodd Rundgrenの『INITIATION』というアルバムとEgberto Gismontiの音源のMixの様です。ジスモンチは同じ楽曲を色んなVersionで再演・再録することがデフォなので、「全然知らなかった新音源か」と色めき立ってしまいました。

とはいえこの流れ、最高じゃないっすか。今年の夏のアンセムになりそうなくらい気に入りました。

単純に音楽としていいのに加えて、聴くほどにジスモンチを良く分かってるというか、この時期のブラジルミュージシャンって有名米国人ミュージシャンとかなりコラボってるし、ジスモンチはジャズロックからシンセな電子音楽までやってて、本当に聴いてて“こういうのあり得る”と思わせる出来。素晴らしい。

丁度、今日コンビニで買ったモルツの2019夏季限定商品のHOP PARADISEが、華やかな彩を与えてくれて。この甘みと苦みがこの音源にぴったり。すっかり暑くなってきましたが、今年のLONG SEASONも愉しく過ごして行けそうな予感を与えてくれるベルマリアージュでした。

by wavesll | 2019-06-21 23:15 | La Musique Mariage | Comments(0)

Solange - When I Get Home X こくしぼりPREMIUMラム酒仕立て贅沢マンゴーミックス 第166回酒と小皿と音楽婚礼

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そろそろ2019年の上半期Best Albumが出てくる時期に成りました。今年は数多の名盤がリリースされていますが、そのなかでもこのSolange『When I Get Home』は印象的な音楽でした。

時代をあらわす名盤というのはその時々固有の新しさがあるものですが、このクワイエットウェイヴな音像、そしてワンアイディア・ワンチューンでさくさく短く進む感じ。でも確かなリラクシン。明瞭に2019年の特徴量を成している感があります。

と、同時に霞のようにさらりするりと抜けていくサウンド。そのミストに彩をあたえるべく、こくしぼりPREMIUM上質な香りと余韻 ラム酒仕立て贅沢マンゴーミックスを飲みました。

果汁たっぷりの甘いくゆりが口の中に広がって。EARGASMと相まり、なんかひだまりでぽかぽかするような至福のひとときを味わうことが出来ました。
せわしなく流転するこの世の中で、スロウな歓びを味わうことが出来る。幸せを揺蕩うってこういうことなんだなぁって思います。ふと立ち止まって、じっくりする。こんなRelaxはとても大事ですね。ゆたりゆたりといきたいものです。

by wavesll | 2019-06-14 23:21 | La Musique Mariage | Comments(0)

水曜日のカンパネラ X オオルタイチ『YAKUSHIMA TREASURE』X 屋久島と蛙の雲霧寫眞 第54回音の貝合わせ

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このTweetで興味を持ってSpotifyで聴いたデジタルEP『YAKUSHIMA TREASURE』.
私自身幾度か屋久島には行っていて、そしてこのGWにはカエルをみに伊豆まで行くというwこれは聞かないわけにはいかないじゃないかw

一曲目の「地下の祭儀」から一か月で32日雨が降るという屋久島の雨粒がビートを弾いて、二曲目の「島巡り」では屋久島のお婆さんのインタヴューがトーキンフィーレコとして入って、それ以後のトラックもオオルタイチが非常にいい仕事しています。

ただコムアイのVoは線が細いというか、俚謡山脈も言ってたけどこと島唄・民謡においてはジジィババァの声が最高で、コムアイはまだ滋味が出てきてない感じ。

ただ屋久島って屋久杉でつくった大太鼓などはあるけれども、そこまで古い歌謡が残る島という印象はなくて。新文化、新島唄としての若いヴォーカルというのはこれも一種いいのかもしれない、なんても想いました。

今年はYAKUSHIMA TREASUREで様々なフェスに出るみたいで、どこかで観れたら嬉しいなぁ。そしてまた屋久島、行きたくなりました。今度行くなら宮之浦岳登山とかで奇岩をみたい◎

by wavesll | 2019-06-13 20:46 | La Musique Mariage | Comments(0)

SsingSsing X 新男梅サワー スタイリッシュな韓国民謡BAND 第165回酒と小皿と音楽婚礼

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SsingSsing: NPR Music Tiny Desk Concert

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ひょんなことから知ったこのSsingSsingというバンド。女性一人にドラァグクィーン風の2人がヴォーカルで、スタイリッシュな音に韓国民謡調のコヱが入るのは何かすげー今っぽくていいっすよね。


さて、これに絶対合うでしょと想ってやっぱりばっちりあったのが男梅サワー。やっぱり朝鮮半島な声調には合うよね、これは★★★★★88risingなんかの中華Hiphopもそうですが、 Asiaのシーンの盛り上がりはちょっと見逃せないものありますね。積読しているスタジオヴォイスも読まなくちゃ。

by wavesll | 2019-06-12 01:51 | La Musique Mariage | Comments(0)

Qiyan Music of Al Andalus X Craft Ale Star バーレイワインとEuro-Arabianで密やかな甘美 第164回酒と小皿と音楽婚礼

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偶々知ったこのアルバム。近年、THE ORCHESTRA OF SYRIAN MUSICIANS WITH DAMON ALBARN AND GUESTSイランのサントゥールトルコのGöksel Baktagirなどイスラム圏の音楽を聴き進めていて、一聴してアラビアンな音というのは感じたのですが、どうもそれだけでない風味も感じて。そこでQiyanという語句を検索してみると、アラビアの音楽の鍛錬を受けた女性の奴隷を指す言葉とのこと。そしてAl Andulusというのはウマイヤ王朝などに支配されたアンダルシア地方のアラブ名。このハイブリッドな感覚はEuroとArabの混合なのかと。

アルバムを聴き進めると恐らくはフルートのような笛がまるで尺八のように吹き荒ぶ有様があって、そういった意味でも”どこでもあって、どこでもない”感覚のある音像だと思います。

この密やかな悦びを感じさせる音に合う酒は何だろうと思った時に”そうだバーレイ・ワイン(大麦ワイン)”はどうだろうと手に取ったのがこのクラフトエールスター。ニッカ等の技術者が日本人に合うバーレイワインを作ろうと試みたヴェトナム産のエクストラ・ストロング・ビールです。

これがアルコール度数が12%だけあって、本当に甘美な酒で。干し葡萄のような風味はなかなか麦酒では味わうことは稀。ブランデーとかそれこそ貴腐ワインなんかに近い甘味で。この甘みがこの音のイメージをさらに膨らませて、さらにNowhere-Anywhere性を高めてくれました。

by wavesll | 2019-06-05 20:16 | La Musique Mariage | Comments(0)

Mono Fontana - Ciruelo X HARRY CRANES Craft Highball 第163回酒と小皿と音楽婚礼

Mono Fontana - Ciruelo (full album)

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Mono Fontanaの'98の1st AL. このアルバムにより日本に「アルゼンチン音響派」というムーヴメントが起きました(今ではアルゼンチン音響派というのは適切でない纏め方だという声もあったりもしますが)。

この度ヴァイナルで本作がリリースされることとなり、改めて聴いてみました。というのも以前に聴いたときは正直その良さが分かるまで耳が肥えていなくて”何か地味だな”と放っておいてしまっていたのです。

ただ、今聴くと”なんだこのファンタスティックな音像は!?"と。この透明感は後期フィッシュマンズや『クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ』水準だし、それを民族的なリズムやフィールドレコーディングなSEを使って構築するというのは神仏の御業では!と大変驚嘆しました。最後はジスモンチっぽさも感じて。

クワイエット・ウェイヴの波が来ている今だからこそこの盤は本領を発揮するし、ヴァイナルリリースはいいタイミングだなと想います。

さて、この静謐に、けれども内に秘めた熱が強固な盤に飲み物を合わせるなら北陸、三郎丸蒸留所でつくられるHARRY CRANESクラフトハイボール。一飲みするとそのスモーキーな風味が口に広がって、えもいわれぬウィスキーの美味に酔いしれます。なかなか缶のハイボールでこのクオリティのフレイヴァーはない感じ。『Ciruelo』にも幻煙を与えてくれて。それでいてすきっと飲みやすい。

上質なものを愉しむ、そんな幸福に浸れるベル・マリアージュでした。

by wavesll | 2019-06-04 03:07 | La Musique Mariage | Comments(0)

フレンチBo-Rhapな異彩を放つJ-POP Spotify CMのビッケブランカ「Ca Va?」 X トリスハイボール 第162回酒と小皿と音楽婚礼

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SpotifyのCMで流れてて”うぉっ!なんだこの曲は!?”となったのがこのビッケブランカの「Ca Va?」. J-Popの中で異彩を放つ面白いリズムな歌、こーれはいいぜと検索してみたら今はまだCD発売前でサブスクオンリーなんですね。こりゃ確かにフル尺確かめたくなるぐっとくる曲だはw商売が上手いねw

で、聴いてみると冒頭はフランス語で唄われる「ボヘミアン・ラプソディー」みたいな感じ、と、ここでいきなり例のかかか、か、カモン!サヴァ!!!がwそこからちょっとJ-Popっぽいメロなんだけれども数曲分くらいのメロがめくるめく展開して。個人的にはサビの異彩な感覚を拡大してほしかったけどこれはこれで面白い。

J-Wave Radio DONUTSのインタビューではこの曲はフランスに一人旅したことでインスピレーションを得て、で、SpotifyのCMならば音楽好きに刺さりまくるふざけた面白い楽曲にしてやろうと制作したそう。まさしく本家Bo-Rhapを2019年の日本の地でリファインしたかのように幾曲もの楽曲が一曲に凝縮している楽曲、こうした楽曲って本当にそのアーティストがイケイケの時に出来る奴、こいつはいいぜ◎

ま、ほんとこれに合わせるならハイボールでしょ、うきうき軽めの奴とチョイスしたのが王道中の王道トリスハイボール、これが案外グッドマリアージュだったのが、サビのカカカ、カ、カモン サヴァに合うのは勿論、甘みがJ-Pop的部分にも合う合う!楽しいぜ。Ca Va?★★★

by wavesll | 2019-06-01 18:00 | La Musique Mariage | Comments(0)