カテゴリ:La Musique Mariage( 174 )

Cream - Wheels of Fire X Samuel Adams 第108回酒と小皿と音楽婚礼

Cream Wheels Of Fire Full Album 1968


c0002171_20215353.jpg「2017年なのに『クリームの素晴らしき世界』!?おいおいクラプトンが”多分、ギターは終わったんだろう”って言う時平線なんだぜ!?」って言われちまいそうですが、気に入ったんだから仕方ないw

Jimi Hendrix入門としての『Valleys of Neptune』の流れから1960年代末のHRのマイブームが来ていて。自分は結構時流に流される洋楽の聴き方を普段してるので、こうして何も流行りと関係ないリスニングってなんか嬉しくなったり。

メディアやレーベル、ショップが生み出す流行に乗るのも楽しいけれど、どっかそこに異分子というか、BombっとこういうRockを落すのも一興というか、Freedomで好ましい。なぁに、好きな理由付けは何とでも後付すればいいのですw

「全カタログへアクセスがフラットに行えるストリーミング時代ならではの事象」だのなんだの、いくらでも言いようがあります。でもそれよりも大事なのは”なんか良くね?”っていうこの心の動きでしょう◎

まぁ我ながらジミヘンやツェッペリンは今来てもわかるけどクリームは『何故今』感あったのですが、ロックの痛快なイナたい感じが心に馴染み、ギターが溜めがあってビブラート効かせる緩やかさが今のBPM感で響くというのはこじつけでしょうかw

さて、酒を。このAlbumに合わせたいのは燻し銀な果実味が好い全米最大のクラフトビール、サミュエルアダムス・ボストンラガー。この渋みがヴィンテージ・ロックによくマリアージュします。

柔らかいんだけどザラザラしていて、透か透かなんだけどドカドカ鳴っている。白黒映画の世界へ飛び込むような、明らかに過去なんだけど個人の体験としては新しい領域が、真新しい名画の投射のようにそこにありました。
by wavesll | 2017-09-13 20:38 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

デトロイト交響楽団 / Candide X トマト丸かじり 居酒屋鴎のすぐ出るUMAMI 第107回酒と小皿と音楽婚礼

Detroit Symphony Orchestra / BERNSTEIN Overture to Candide


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帰ってきて、腹も空いてるし口寂しいし、焼酎とか麦酒とかいきながら夕食の準備したいけど下っ腹も気になるし…といったときにやるのが生トマト丸かじりでw

はしたないけれどもうシンクの上でがぶりとwこれが美味い!UMAMIが口に広がって、小腹が満たされるし、野菜ジュースとかよりもさらに健康的だしで結構ウチではやってしまいます(笑)

さて、そんなうま味を倍増させるコンボにチョイスしたのが先日のクラシック音楽館でも流れたデトロイト交響楽団の「キャンディード」。

指揮のスラットキン氏が日本公演でこの曲を選んだのは、”アメリカの楽曲をアメリカのオーケストラが演奏すること”の意義深さから。クラシックの名曲がある国って、サッカーのグローバルな人気のあるクラブチームがあるのと同じくらい価値があるなぁと。

「ラブロディー・イン・ブルー」や「コープランド: 交響曲第3番」も素晴らしかったけれど、特にこのバーンスタインの描いた「キャンディード序曲」が気に入りました。ミュージカルの楽曲だけあってポピュラーとクラシックのダブルのような楽しいさが好きです。

さて、幸福な音楽と幸せなVegetableで心と体をチャージして、晩飯に行こうかと想います◎
by wavesll | 2017-09-12 18:56 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Shai Maestro X 和梨 長月の宵を甘やかに楽しむ 第106回酒と小皿と音楽婚礼

Shai Maestro Trio - Treelogy (live @Bimhuis Amsterdam)


Shai Maestro Trio - Maya's Song (live @Bimhuis Amsterdam)


Shai Maestro Trio - Improvisatie (Live @Bimhuis Amsterdam)


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JTNC系の発信などから気になっていたイスラエル・ジャズ新世代の代表であるピアニストのシャイ・マエストロ。先日の東京JAZZへの出演を機に聴いてみたのですが、これはいいですね。

サウンドにも中東の響きがあると聞いたのですが、明瞭には聴き取れず。これは私が正統派ジャズをそんな聴かずに普段濃ゆいワールドミュージックばかり聞いてるからと想うと共に、そんな自分が面白く聴けている時点で既に音にエキゾチカが入っているのかもしれません。

さて、それに何をあわせようと想ったとき、冷蔵庫に幸水があったのを想いだしました。

秋の甘やかな潤いが口に広がって、Shai Maestroの音と共に透き通って柔らかい響きがとても美味しい、好いマリアージュとなりました。

さて、Shai Maestro。J-WAVE金曜深夜26:00~26:30のサラーム海上 ORIENTAL MUSIC SHOWに出演しライヴも披露するとのこと。RadikoはTime Free機能で1週間ならばいつでもCheckできるので、気になる方は是非10月6日回を御Checkを◎
by wavesll | 2017-09-08 20:18 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Emir Kusturica & The No Smoking Orchestra Live in Buenos Aires X Pale Ales 第105回酒と小皿と音楽婚礼

Emir Kusturica & The No Smoking Orchestra Live In Buenos Aires 2005.avi


最高に愉しいバルカン・サウンドを聴かせてくれるのはエミール・クストリッツァ / アンダーグラウンド - ユーゴスラビア民族叙事詩でも取り上げたクストリッツア率いるノー・スモーキング・オーケストラ!

実は9/2に9年ぶりの来日公演がZepp Tokyoであって、泣く泣く諦めたのですが、今朝未明に聴いたら最高すぎて!これね、真夜中の空間で聴くとトベますよ。

c0002171_16181061.jpgで、昼間にトボウとペールエールでドーピングしてみましたw最近はペールエールやIPAじゃないとビールの馨しさが感ぜられなくてw

Tiny Rabel Caliが今回飲んだ3本の中ではイチバンだったかな。(残りの2本はGO WEST! IPAとMazama Bremina)

このライヴ自体単独でも存分にトベルので、序盤は音で飛んで、ちょっと勢いが落ち着いた終盤でペールエールを加油して終盤でまたトブのが一番のお薦め。

「ウンザ!ウンザ!」とか「黒猫、白猫」とか、エミール・クストリッツァの映画を知ってると楽しみが倍増すると想います。『アンダーグラウンド』、mjd傑作でした!

欧州のトラディショナルな土の匂いのする響き、秋の豊饒さ、馨しさが華やぐ熱っぽいZoundに夢見心地になりました。

こーれほんとに生で味わったら最ッ高の奴じゃないか!ベッドルームで情熱と楽しさが炸裂!次にもしも来日があれば、是が非でも馳せ参じたいです★
by wavesll | 2017-09-03 16:25 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

yorosz / Ambient Thug Mix 002 -A Stranger- X 原酒 三岳 で処暑に味わう31時 第104回酒と小皿と音楽婚礼

Ambient Thug Mix 002 -A Stranger- by yorosz
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処暑の風の中、24hTVの真夜中帯を越えて、だらだらと起き抜け、少し寝て、何を為すこともなく半日を経過し、オーディナリーミュージックの笹口騒音オーケストラをRadiko Time Freeで聴くなどすると、自分のカイロスが29時にゆくような気がします。

静かな、深い時間を得るには、何かの契機がないと難しくて。本当は何でもないことなのに、情報奔流過多の現代を生きる者にとって本質的なChillの先へ行くには特殊な状況が必要となる現状があると私は感じます。

そこからSparks - "Dick Around"で一拍置いて聴きしはTwitterで交流のあるyoroszさんのMIX、 Ambient Thug Mix 002 -A Stranger。 これ、親しいとか関係なしにとてもいいです。

虫の音のようなノイズが入る序盤から水中で爆ぜるようなGuitarの音が響く中盤がハイライトで、そこから氷棒を叩くような後半、そしてアンビエントへ解けていく終盤と、玄妙な音の連なりが続く構成は坂本教授のasyncを輪郭線を誇張して表現したようにも響きました(これは坂本龍一を比較に出すほど良かったという意味です)

大変気に入ったこのMIXTAPEに厚みを加えたのが原酒 三岳。屋久島の三岳の原酒Versionである本酒は、ノーマルの三岳よりも円やかで、ベース音が効いていて。このAmbient Thug Mix 002 -A Strangerと合わせると低音部分を補完してくれました。

音を聴くだけでも27時へ飛ぶような感覚がありますが、原酒 三岳の援けを借りるとそのカイロスの深みが30時、31時へいくような、まどろみの末に在るサンクチュアリへ持ってかれるような心持になりました。
by wavesll | 2017-08-27 21:20 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

The xx at FUJI ROCK 2017 X 和かすみ 第103回酒と小皿と音楽婚礼

The xx at FUJI ROCK 2017 full set


c0002171_16245151.jpgThe xxは「凄い凄い」と言われているのを聴いてもこれまでイマイチ良さが分からなかったバンドだったのですが、今回このFujirockでのLIVE音源をみて自分の中で得心が行ったというか、”めちゃいいじゃん”とw Arcade Fire / Coachella 2014をみたときのような開眼でした。

ドラムレスで、James Blakeのような図太い低音。The xxはロックバンドのベースミュージック的アップデートだったんだなぁと。 そのエレクトロニックな音の太さと3ピースとしてのすっくと鼎立した音の芯の強さに、「おいおいこないだショーケンのライヴみてロックは年寄りに任せときゃいいって言ったけど、全然新しいROCK SOUNDが鳴らされてるじゃねえぁ」とw掌返しを惜しげもなくしてしまいました。

このROCK BANDの音に彩を添えるとしたら、和かすみを挙げたい。
黄桜がつくったこのホワイトエールの仄かに馨る柚子がThe xxのみずみずしさを増して際立たせます。

FRESHな音には柑橘系が似合う。この爽やかな音と酒に酔いました。
by wavesll | 2017-08-12 16:44 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

A Tribe Called Quest Full Set Panorama NYC 2017 X 和あかね 第102回酒と小皿と音楽婚礼

A Tribe Called Quest Full Set Panorama NYC 2017 (Part 1)


A Tribe Called Quest Full Set Panorama NYC 2017 (Part 2)


c0002171_15432251.jpgATCQのFreshで, 音は悪いんだけど臨場感が伝わるAudience Shot. HIPHOPのレジェンドである彼らのパフォーマンスはタイムレス。来年Rolling Loudが日本でも開催されるけれども、ATCQの雄姿がみられないのが悔しくなる、現在でも強度を持ったPerformance。特にPart2のドチャメチャにワクワクさせられる感覚がヤバイ!

アガりつつ半ばヤケな気持ちを酔わすのは黄桜がつくったペールエール、和あかね。これマジ美味いです。

軟水である京都の伏水を使用することでスッキリした味わいにしたということですが、しっかりとしたコクがある上での端麗、例えば同じ京都の地ビールである京都麦酒よりこちらの方が断然好きです。

夏の曇熱を昇華する様なMUSIC PERFORMANCEと美味いCerbeza. 夏来てんなーと言った感じを楽しむBon Vacation日でした◎
by wavesll | 2017-08-12 15:51 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Toshiyuki Tsuchitori, Ryuichi Sakamoto / Disappointmemt-Hateruma 2014年の波照間 第33回音の貝合わせ

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Toshiyuki Tsuchitori and Ryuichi Sakamoto ‎- Musique Differencielle 1


土取利行&坂本龍一/ディスアポイントメントハテルマ(綾)


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数年前、波照間島へいった。石垣から船で行くのだが、この海域は波が荒く、欠航することもしばしば。実際帰りは海が荒れ、GWで人が多かったため無理して出港したがぐわんぐわんに揺れた。

石垣島はマックスバリュが3軒あるくらい発展していて波照間を歩くと「あぁ、島に来た」と強く想ったのを覚えている。自転車でめぐれる大きさで、サトウキビ畑をどこまでも走った。

実際の波照間島は神聖なる田舎だけれど、この盤は極めて現代的な音。このジャケにはニシ浜を想起した。ディスアポイントメントとはオーストラリアの湖で、解説では沖縄音楽とガムランのペロッグ旋律との関連も触れられていて、フリーミュージックを志向したとか。

この若かりし日の坂本教授の関わった音盤、制作の主導は音楽評論家が行ったそうだ。フィクショナルな想像の波照間に鳴る、神聖なる古代都市の音として楽しめた。

◆Myahk's O Vol.1 池間島、砂山ビーチ、宮古レコードセンター、蛸丼・宮古島飯
◆Myahk's O Vol.2 前浜ビーチ、海亀シュノーケリング、パンプキンホール鍾乳洞、山羊刺し・宮古島飯
◆Myahk's O Vol.3 伊良部島、下地島、ヤシガニ、宮古島の浜辺、シークァーサーヴァイツェン・宮古島飯
by wavesll | 2017-07-21 01:04 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Fela Kuti - Zombie X Firestone Union Jack IPA 朱夏は此の道 第101回酒と小皿と音楽婚礼

Fela Kuti - Zombie [Full Album]

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今年の初泳ぎは元町プールでした。

週末のわいわい賑わう元町プール。木立の中で落ち着いたプールもいいけれど、こういう騒やかなのも良いですね。入墨の侠っさん達がかなりいたけれど、今年からはTバックが禁止だそうで。元町プールと言えば刺青とオッサンTバックだったのですが、時代は移るもの哉。

午前中泳いで、さっぱりしてUnionで弁当買って家で昼。最高な流れ◎

こううだる中に涼を与えて呉れる音楽もいいけれど、気持ちよく熱に酔うのも一興。

Fela Kutiはその感覚にうってつけ。
Miles Davis - Kind of Blueの時も画きましたが、この名盤も最近良さが直撃するようになった盤で。新たなロールモデルは此のマッシヴさだなと。

青春の靑を越えていくにはこの肉体性が道標になってくれる気がします。今年は體を鍛えたい。出来るだけ泳ごうと想う處。

それに合わせるはFIRESTONE UNION JACK IPA, 匂いたつアロマ、良い珈琲の基準が酸味に感じるように、最近はいい麦酒のクライテリアが香りに想うようになりました。

このアロマが加わることで『Zombie』の音が新たなディメンションに廣がる感覚があります。MassiveでAromafulな朱夏を重ねていきたい、そんな思いをアフロ・ビートの熱情に湧かして。
by wavesll | 2017-07-10 19:54 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)

Miles Davis - Kind of Blueに一杯の水 第100回酒と小皿と音楽婚礼

Miles Davis - Kind of Blue - Full Album (Remastered 96kHz.24-Bit. 1080p HD)
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酔いしぐれ、まどろんだ未明に出された、一杯の水の美味しさというか。透き通って優美な響きがこの盤にはあります。

『カインド・オブ・ブルー』、この名盤中の名盤の良さが分かるようになってきたのは実はここ1,2年のことで。Smoothなんですよね、この盤。

マイルス33才の作。奇しくも私も今年で33才。表現者の年齢とリスナーの年齢の連関ってあるのではないか、心の振動数とでも言うか。そう感じます。

2014年の秋にAjicoについて似たようなことを書きました。そして2015年初から本企画を始めて。今回で100本目。時が経つと、積み重なっていくものなのだなぁと感じます。

時代という時間軸と、アーティストの年齢という時間軸が、レコードの変遷には刻まれていて。音楽を聴くことは時間を旅をすることと譬えられるような気がします。

"あの時代の精神"、"あの人はあの歳でどんな表現をしたか"。そしてその前後の流れ。過去/歴史を聴くことは、自分の現在地と未来への羅針盤でも在り得る。この優しい響きを夜明けに聴きながら、そんな感慨を抱きました。

旅の途中で一杯のチェイサーを飲んで、また時の海へ。航海の幸運を音楽で祈って。
by wavesll | 2017-06-30 04:26 | La Musique Mariage | Trackback | Comments(0)