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国立科学博物館常設の地球館&日本館がドチャクソ楽しスゴかった!

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特別展「昆虫」をみた前後に科博の常設展である地球館と日本館もみたのですが、これがすんばらしいクオリティの展示で◎!上野の国立美術・博物館のコレクション展としても最上位のスゴさでは!?

恐竜もバンバンあるし、重文の和時計なんかも!感心したのが技術発展を展示するブース。個人的にEテレ辺りで今身近にある電子レンジやエアコン、TVなんかの技術から逆算する形で物理や数学をエデュテイメントする番組をやったらいいなと想っていたのですが、この展示を膨らまして行ったら1クール2クールいけるレベルじゃないかと◎!やーばい☆

また標本では忠犬ハチ公がいたのも印象的でしたが、初めて知ったのは沖縄県で見つかったという港川人の存在。縄文よりさらに前の2万年以上前の日本に住んでいたヒト。こんな存在があったとは。縄文展のさらに果てに在る世界が科博にありました。

一度じゃとてもじゃないけれど咀嚼できない凄さ。屋上にはハーブガーデンが在ったり、江戸時代の女性の木乃伊があったりill過ぎる展示にわくわくが止まりませんでした。

by wavesll | 2018-10-16 21:10 | 展覧会 | Comments(0)

モネ それからの100年@横浜美術館 印象派から現代美術への水脈

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みなとみらいの横浜美術館にて開かれていたモネ展。モネ自身の絵画の他、現代美術に浸透したモネの華がみられて。春にみたビュールレ・コレクション展での印象派の流れの最後に、米国現代美術家にオールオーバーの祖として見出された≪睡蓮≫があったのも印象深いですが、この展覧会ではそこから現代に繋がっていった潮流がみれた気がしました。

クロード・モネ≪税官吏の小屋、荒れた海≫の破れる波しぶき、≪ヴィレの風景≫は”これモネなの!?”というくらいに印象派のスナップショット的な筆遣い。

今回はモネからの流れだと感ぜられる現代美術家の作品も展示していますが、その大きな集団にU.S.のアクション・ペインティングの一派がいます。ウィレム・デ・クーニングもその一人。≪風景の中の女≫だったり≪水≫はモネが睡蓮で魅せた風景の抽象化を人物画において更に進めた感じ。またルイ・カーヌ≪彩られた空気≫は金網を使って描いた”色の影”が新鮮で。2013年作の≪WORK 8≫の透過する絵具も印象的でした。

また日本人画家の作品も展示していて。中西夏之≪G/Z 夏至・橋の上 To May VII≫のライトグリーンにパープルや≪G/Z 夏至・橋の上 3Z II≫の水面、丸山直文≪puddle i the woods 5≫の暖色のパステル。中でも写真をデジタル加工して解像度を歪ませたような木版画の湯浅克俊≪Quadrichromie≫が素晴らしかった!

再びモネ。≪印象、日の出≫と対を為すような氷が浮かぶ≪セーヌ河の日没、冬≫。太陽の光が印象的な作品には≪テムズ河のチャリング・クロス橋≫≪霧の中の太陽≫がありました。他にも白く深い景色が広がる≪ジヴェルニー近くのリメツの草原≫≪チャリング・クロス橋≫も魅力的でした。

再び現代美術へ。やはりNYスクールのマーク・ロスコ≪赤の中の黒≫はずっとみていられ惹き込まれるような存在性。ゲルハルト・リヒターの≪アブストラクト・ペインティング(CR 845-5)≫≪アブストラクト・ペインティング(CR 845-8)≫は黄と灰が立体的に塗りこめられた多重絵画で素晴らしかったです。

松本陽子≪振動する風景的画面III≫のピンク・白・グレーの光の羽搏き。根岸芳郎≪91-3-8≫はロスコをカラフルにモコモコさせたようなカラーフィールドペインティング。丸山直文≪Garden 1≫はクリーム色の世界に緑が生える風景画が不思議な魅力。

そして想像以上に素晴らしかったのがロイ・リキテンシュタインの作品。アメコミを駆使した作品で有名な彼ですがドットで描かれた≪積みわら≫に、メタリックな鏡面と実線の有無を使って實界と水面をポップに描いた≪日本の橋のある風景≫!これが複雑な意図をなんとも簡便に表していて本当にみれて嬉しかったです。

ここから睡蓮をモチーフにした一連の作品群が。

9枚の絵画がウォーホルのように連続するルイ・カーヌ≪睡蓮≫。ジヴェルニーから株分けした大原美術館の睡蓮を描いた福田美蘭≪モネの睡蓮≫湯浅克俊≪Light garden #1≫が光画の縦縞で画き出した睡蓮も素晴らしかった。児玉麻緒≪IKEMONET≫≪SUIREN≫は太くプリミティヴな筆遣いで描かれた蓮池。水野勝規≪holography≫は岐阜のモネの池を寫した映像作品。

モネ本人による睡蓮の作品も展示されて。黄色の睡蓮の花が描かれた≪睡蓮≫≪睡蓮、水草の反映≫のもぞっと揺蕩う感じも好かった。また最晩年にモネが描いた≪バラの小道の家≫の鮮烈な赤にも晩年の紅の睡蓮を想いました。

最後の部屋はWWII以降の現代作家たちの絵画たち。

サム・フランシス≪無題(WC00956)≫はアンフォルメルの作品。青と紫が印象的でした。同じくサム・フランシス≪Simplicity≫はポロックのよう。ジャン=ポール・リオペル≪絵画≫もアンフォルメルな一枚。そしてアンディ・ウォーホル≪花≫の多重性も確かにモネ的ともいえそうかも?もしこの展覧会の瑕疵を一つ挙げるならポロックの作品が欲しかったですね。

そして本展覧会の一つの白眉だったのが福田美蘭≪睡蓮の池≫。高層ビルのリストランテのガラスに写り込んだテーブルクロスを睡蓮の葉に見立てた、モネが決して描かなかった夜景の逸品。さらに横浜展ではその朝の光景を描いた≪睡蓮の池 朝≫も展示されていました。

そして最後の部屋で格別に存在感を放っていたのは小野耕石≪波絵≫。小さな立体が粒粒に並べられて、3次元の筆触分割とも言えるような概念を破る作品。

モネという水脈がいかに豊かなユニヴァースを拡げていったかがよく分かる非常に愉しい展示でした。現代美術への導入としてのモネというコンセプトが素晴らしかったです。

by wavesll | 2018-10-15 19:49 | 展覧会 | Comments(0)

芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師展@練馬区美術館 年月を重ねるごとに芳醇さを増していった画業の生

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月岡芳年展、≪英名二十八衆句≫がすべて展示されるという惹きにやられて行ったのですが、「血みどろ絵」だけでない芳年の画業の全貌をしれたのは収穫でした。美人画や月の浮世絵も。そして戦闘画のやはりの素晴らしさ。年を重ねるごとに絵の上手さが増して、最晩年に到達した“最後の浮世絵師”の画に感動しました。

まず15才でのデビュー作≪文治元年平家の一門亡海中落入る図≫からして三枚組でスゴイクオリティ。平家物語を描いた≪那智山之大滝にて荒行図≫の滝飛沫も凄い。剣道道場を描いた≪宇治常悦門弟稽古之図≫やまさに”猿”な≪通俗西遊記 金角大王≫の孫悟空にベロベロバーな≪和漢百物語 頓欲の婆々≫も楽しい◎

≪近世侠義伝 盛力民五郎≫の血のにじみや≪美勇水滸伝 高木午之助≫の気の強そうな顔、≪美勇水滸伝 黒雲皇子≫のマントもかっこいい。≪賎ヶ峰大合戦之図≫のギョロリと大きく光る眼、≪山本勘助猛猪を撃つ≫のドラゴンのような猪のポップさ。町の火消が大集合の≪江戸の花子供遊の図≫もいい。≪当勢勇の花≫は入れ墨がいい。

≪四代目尾上菊五郎 追善絵≫はさっと引いた線が綺麗。≪江戸のはな 美立花くらへ お祭り佐七 家橘≫はやはり刺青が好い。≪正札附俳優手遊≫のおもちゃ屋の風景もノスタルジーを感じるし、≪五代目坂東彦三郎のすけの局 二代目沢村訥升の源義経 五代目大谷友右衛門の新中納言平知盛≫の歌舞伎の良さ、将棋の駒がかわいい≪狂画将基尽し≫も好かった。

そしてここから「血みどろ絵」のコーナー。≪英名二十八衆句≫では≪英名二十八衆句 団七九郎兵衛≫≪英名二十八衆句 福岡貢≫≪英名二十八衆句 古手屋八郎兵衛≫≪英名二十八衆句・稲田九蔵新助≫≪英名二十八衆句 笠森於仙≫が好かった。またこのシリーズを共に描いた落合芳幾のものでは≪英名二十八衆句 十木伝七≫≪英名二十八衆句 遠城治左エ門≫≪英名二十八衆句 春藤治郎左エ門≫が好かった。この≪英名二十八衆句≫は舟形に決まった鮨のようにぴしっとしたデザイン性に優れていますね。

また血みどろになりながら桶から水を飲む様が描かれた≪東錦浮世稿談 幡随院長兵衛≫や水表現のブルーがいい≪東錦浮世稿談 若嶋権右ヱ門≫、白と墨の構成がいい≪美談武者八景 鶴岡の暮雪≫、ダイナミズムが凄い≪清盛入道布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎≫にピンクフロイドのような≪誠忠義心伝 十二 矢多五郎右エ門藤原助武≫も愉しい。

≪魅題百撰相 会津黄門景勝≫は桃太郎の様。≪魅題百撰相 駒木根八兵衛≫は銃口を向ける構図がいい。ハラリと青白く天をつく≪魅題百撰相 冷泉判官隆豊≫もいいし、≪魅題百撰相 佐久間大学≫の血のにじみや≪魅題百撰相 鳥井彦右ヱ門元忠≫のジジイの血走る眼も凄味がありました。


次の章は 転生・降臨ー”大蘇”蘇りの時代。

畳みで防御する≪競勢酔虎伝 大矢内竜吾≫、最後の剣客を描いた≪競勢酔虎伝 大矢野作左衛門≫。≪徳川治蹟年間紀事 五代常憲院伝綱吉公≫の色の洪水。≪徳川治蹟年間紀事 十五代徳川慶喜公≫なんて作品も。≪名誉八行之内 悌 常盤御前≫のマロなマユも雅。


≪大日本史略図会 第一代神武天皇≫にみる明治の国家的な昂揚。≪大日本史略図会 第廿二代雄略天皇≫のイノシシ狩の帽子姿。≪大日本史略図会 第八十代安徳天皇≫は壇ノ浦に飛び込む姿。≪矢嶋大合戦之図≫は建礼門院の切り込みの図。≪義経記五條橋之図≫のモンスターのような弁慶の迫力に≪新容六怪撰 平相国清盛入道浄海≫のどよんとした黒。

≪郵便報知新聞 第五百卅二号≫では捨てられた女の妖しい報道記事の挿絵が。

そして西郷を描いた作品達。≪西郷隆盛切腹図≫に西郷が竜宮城へ攻め込むという≪隆盛龍城攻之図≫、冥界から建白書で物申す西郷を描いた≪西郷隆盛霊幽冥奉書≫なんて作品も。≪日本武名伝≫では当時の重要人物が勢ぞろいしていました。

≪明治小史年間記事 皇后宮西京行啓鉄道発車之図≫の鮮やかな紫の傘。≪見立三光之内 近江石山 秋の月≫の青。≪見立多以尽 いっぷくのみたい≫の女のいろっぽさ。≪美人七陽華 正五位柳原愛子≫の活発で溌溂な女性像。≪東京自慢十二ヶ月 一月 初卯妙義詣 柳ばし はま≫のグリーンの艶。≪新柳二十四時 午後十二時≫のヨルの風景。

≪全盛四季 春 荏原郡原村立春梅園≫の女の表情がまたいい。≪全盛四季 夏 根津花やしき大松楼≫の女風呂のコケティッシュさ。≪全盛四季 冬 根津花やしき大松楼≫の粋な女もまたいい。≪芳年存画≫は神様たちのかくれんぼ。

そして明治15年から明治25年(1882~92)の最後の十年の作品達。ここにおいて芳年の筆はさらに究めていきます。


≪藤原保昌月下弄笛図≫の黒雲。≪東名所墨田川梅若之古事≫のうつくしさ。≪偐紫田舎源氏≫のおどろおどろしい美。≪大阪軍紀之内 半田寺山敗将日本号鎗傷≫はちょっと南米的。≪曽我時致乗裸馬駆大磯≫は筆の勢いがいい。夢がフキダシになっている≪くら美良喜≫≪金太郎捕鯉魚≫も楽しい。

妊婦を殺す様が描かれたショッキングな≪奥州安達がはらひとつ家の図≫に、南総里見八犬伝からモチーフを得、ドラスティックな構図が素晴らしい≪芳流閣両雄動≫。扇を掲げる様がカラフルな≪一ノ谷合戦≫に破波に飛び込む≪俊寛僧都於鬼界嶋遇々康頼之赦免羨慕帰都之図≫、まるでGANTZな≪魯智深爛酔打壊五台山金剛神之図≫、美女が水に映ると鬼の姿な≪平維茂戸隠山鬼女退治之図≫、蛇仙人と鷹仙人が描かれた≪袴垂保輔鬼童丸術競図≫、VS鬼な≪羅城門渡辺綱鬼腕斬之図≫も凄かった。

一方で女のことばかり考えてしまう≪清玄堕落之図≫や浦島太郎を描いた≪芳年漫画 浦嶋之子帰国従龍宮之図≫や仙人が手ほどきする≪芳年漫画 舎那王於鞍馬山学武術之図≫という画も。

≪新撰東錦絵 佐野次朗左衛門の話≫の凶刃。≪新撰東錦絵 田宮坊太郎之話≫の綺麗な女、≪新撰東錦絵 生嶋新五郎之話≫の男女のScene. そして水辺で復讐を果たす≪新撰東錦絵 鬼神於松四郎三朗を害す図≫のとんでもない美しさはまるでクライマックス。

こうしたサスペンスフルな画の冴えも素晴らしい中で、晩年芳年は月百姿という月景のシリーズも手掛けています。

≪月百姿 朝野川晴雪月 孝女ちか子≫の 宙の表現。≪月百姿 雨後の山月 時致≫の立体的な顔と刀と躰の月形。≪月百姿 吉野山 夜半月 伊賀局≫の透明な天狗のパステルな描写。法力で月を海に沈めるような姿を描いた≪つきの百姿 大物海上月 弁慶≫や兜の月をモチーフとした≪月百姿 信仰の三日月 幸盛≫、大火事な≪月百姿 烟中月≫、透明感のある神秘的な≪月百姿 源氏夕顔巻≫

水面に映る白月の≪月百姿 はかなしや波の下にも入ぬへし つきの都の人や見るとて 有子≫、雅楽の蘭陵王のような≪月百姿 朧夜月 熊坂≫、リラックスした宴の≪つき百姿 盆の月≫、なんとも幸せそうな≪月百姿 月明林美人来≫、月へ還る≪つきの百姿 月宮迎 竹とり≫に花吹雪な≪月百姿 忍岡月 玉渕斎≫にまさにサルな≪月百姿 玉兎 孫悟空≫、ジョジョ立ちな≪つきの百姿 雪後の暁月 小林平八郎≫に花弁が麗しい≪月百姿 楚僧月夜受桂子≫と、たんに綺麗なだけでなく一ひねり効いた月の景色が素晴らしかったです。




そして舞台と歴史とハイ・イメージが止揚された作品達。≪一ツ家 五代目尾上菊五郎≫の老人の迫力。≪弁慶 九代目市川団十郎≫の目と眉の力。≪雪月花の内 雪 岩倉の宗玄 尾上梅幸≫のリーゼントに≪雪月花の内 月 毛剃九右衛門 市川三升≫の異国の扮装。≪雪月花の内 花 御所五郎蔵 市川左団次≫のなんとも粋な格好良さ。

またその後の別章では肉筆画や下絵図が展示されて。≪大蘇芳年像 金木年景画≫のきっちりしたおじさんといった趣。喝を入れてくれそうな≪猿田彦命≫、馬上の≪家康像≫なんてのもありました。

芳年翁の芸術はどんどん向上して行ったのが本当に感ぜられて。人間、研鑽は人生をかけての営みなのだなと感じ入りました。血みどろ画のエッジや、ワンダーをモノにしながら、さらに広い光景を描いていったその心の躍動、エナジーをもらえました。

by wavesll | 2018-10-13 07:17 | 展覧会 | Comments(0)

特別展「昆虫」@科博にて翠虹の蛾や蟻との共生生物などに魅了される

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科博の昆虫展にラス日に滑り込み、夥しいインセクト達を写真にぱしゃりしてきました。今回は数多の画像でフォトレポートです。上のはベストバタフライだったニシキオオツバメガ。生物的には蝶と蛾の違いってないらしいです。
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やー、改めて見ると腐海のようになってしもうたw 写真も緩い、流れの中でも綺麗に撮れるように技を磨きたいw

昆虫は甲殻類に近いだとか、クロアリはハチの仲間だけどシロアリはゴキブリの仲間だとか、標本を視るだけでなく昆虫のメカニズムがとてもわかる展覧会にわくわくさせられて。

そして会場は親子連れの海!お子様達のパワーに驚くと共に、親と子という関係性が人を大人にさせるのかもなぁなんて想ったり。

人間という生物が共同生活を行う上で、僅かな差異がその人の独自性としてロールを形づくり、それが多重フィードバックして人格をつくるというか。人間とはよく言ったもので、人の間で人間なんだなぁと。

自分は様々な集団に属して、最初に思い描いていた方向はトップに立てないから他との搦手で歩んできたところが大きいなぁと。それでもWebに何かを書くこと自体はもう十年以上やっているから、本当に性に合っているのでしょうね。一種のベルーフなのやも。

お土産コーナーのジャポニカ学習帳パロまで十二分に愉しませてくれた昆虫展。 図らずも人の生態についても考えさせられた特異な体験となりました。

by wavesll | 2018-10-09 21:49 | 展覧会 | Comments(0)

昆虫大学2018にてヘラクレスオオカブトやミツツボアリ、ニジイロクワガタやオオムラサキetcをみてきた!

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Twitterでミツツボアリの生体展示がみれるときいて、フットワーク軽く浅草橋・東京文具共和会館で開かれている昆虫大学2018にいってきました。

会場に入ると凄い人!そして昆虫千手観音でもようみんわという位のめくるめく綺麗な昆虫の標本が!生きたヘラクレスオオカブトを手の上に載せられたり(モサモサっとした質感だった)、秦野で採ったというオオムラサキをみたり、生きているアクティオンゾウカブトやハナカマキリをみたり。昆虫の展示だけでなく販売や、昆虫グッズも売ってたり。昆虫の名前を冠したお酒のコーナーも。昆虫食のコーナーは手が出なかったw

そしてミツツボアリ!これがなんとも綺麗な薄い金色の蜜で、素晴らしかった。そして出品しているのがクレイジージャーニーにも出ている島田拓さんでした。まさか実物をみれるとは。何気にミツツボアリよりサプライズだったかもw実は昆虫食コーナーにはなんと愛さんもいたらしい!おいおいクレイジー祭じゃないかw

夏が帰ってきたような暑日にいい自由研究の発表会をみた、そんな一日となりました。

by wavesll | 2018-10-08 01:55 | 展覧会 | Comments(0)

HAMADARAKA EDENDORDORADO -楽園の物音- @DIESEL ART GALLERY SHIBUYA

≪BALDRDORADO≫
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≪ANANASNICAL BONE≫
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≪LIMONICAL BONE≫
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≪PLATANICAL BONE≫
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≪MELAN TONE≫
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≪AURO TONE≫
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≪NUMERUS≫
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≪FEU≫
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≪EAU≫
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≪MEROS≫
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≪うたかたなCORAZON≫
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≪ECLATIMOR≫ ≪LIL≫ ≪Whisper of lighting≫ ≪Swaying Ananas≫ ≪Flutter Noon≫
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≪EXODIUM≫
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≪TEZCATL≫ ≪TOTO≫ ≪Giggle Giggle≫ ≪MILODIA≫
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≪TEN BREATHING≫ ≪BUZZZ≫ ≪HEARTZ≫ ≪AUROLA≫
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≪EDENDORDORADO≫
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中目黒104Galleryでの展覧会からのHAMADARAKA。彼女たちの月虹のような彩の猿と果実の画には快い神秘を感じます。渋谷DIESEL ART GALLERYにて11/15まで。

by wavesll | 2018-10-05 20:57 | 展覧会 | Comments(0)

フェアレディZ-L at 銀座NISSAN CROSSING

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by wavesll | 2018-09-28 01:33 | 展覧会 | Comments(0)

世界を変えた書物展@上野の森美術館

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世界を変えた書物展を上野の森美術館でみてきました。金沢工業大学の素晴らしい蔵書たち。理工学系の名著をたっぷりみれました。

現代社会を織り成す技術がどう生まれてきた歴史が書物の流れから立ち上がって。

様々な単位のネーミング元になった科学者たちの存在や、「cell」「electric」「radio active」の始まりも知れ。

自然科学の教養なくしては文化もありえないというか、“世界/環境”が人間の内面にも大きく作用したように想いました。智の山脈がこんなにも広がって、今は航空機からみるだけだけど、いつか足で踏破してみたい。

撮影もフリーだったためパシャリとやってきました。全部の本ではないので是非来場に。入場無料です。24日まで。

アルベルト・アインシュタイン『自筆研究ノート』
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ジョバンニ・バッティスタ・ビラネージ『古代ローマの廃墟及び構造物景観』
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パウル・デッカー『王侯の建築家、あるいは民生建築』
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アレクサンダー・グラハム・ベル『自筆書簡』
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ウィリアム・チェンバース『民生建築論』
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クロード=ニコラ・ルドゥー『芸術、風俗、法則との関係の下に考察された建築、第一巻』
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カストール・ギマール『カステル・ベランジエ』
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シカゴ・トリビューン社『シカゴ・トリビューン新社屋競技設計作品集』
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ウィトルウィリス『ラテン語より俗語に翻訳された十巻の建築書』
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アルビレヒト・デューラー『人体比例論四書』
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トーマス・オールヴァ・エディソン『自筆指示メモランダム』
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ヨーハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハ『歴史的建築』
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オーヴィル・ライト『米国航空協会競技認可証自筆署名』
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ジェィムズ・スチュアート, ニコラス・レヴェット『古代アテネ』
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マリー・スクウォドフスカ・キュリー『自筆署名』
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ジャコモ・バロッツィ・ダ・ヴィニョーラ『建築の五種のオーダーの規則』
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アリストテレス『ギリシア語による著作集』
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イシドールス『語源学』
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アルキメデス『四辺形, 円の求積法』
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ヨルダヌス・ネモラリウス『算術十書』
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ヨハネス・ケプラー『新天文学』
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ヨハネス・ケプラー『世界の調和』
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アイザック・ニュートン『自然哲学の数学的原理』
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エウクレイデス(=ユークリッド)『原論(幾何学原本)』
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ポエティウス『算術』
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アポロニウス『卓越する数学者の全集』
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アルキメデス『哲学及び幾何学の卓越せる全集』
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レギオモンタヌス『アルマゲスト(偉大なるプトレマイオス)』
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ニコラス・コペルニクス『天球の回転について』
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ガリレオ・ガリレイ『星界の報告』
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ガリレオ・ガリレイ『世界二大体系についての対話』
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ジロラモ・カルダーノ『代数学についての大技術』
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ジョン・ネーピア『驚くべき対数法則の記述』
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ゴットフリート・ウィルヘルム・ライプニッツ『極大と極小に関する新しい方法』
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レオンハルト・オイラー『無限解析入門』
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ルネ・デカルト『方法序説』
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ヨルダヌス・ネモラリウス『タルターリアの研究によって正された重さについての書』
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タルターリア『新科学』
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シモン・ステヴィン『つり合いの原理』
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クリスティアン・ホイヘンス『振子時計』
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ガリレオ・ガリレイ『新化学対話』
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ヨハネス・ケプラー『天文学の光学的部分を扱うウィテロへの補遺』
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ロバート・フック『微細物誌』
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アイザック・ニュートン『光学反射, 屈折, 光の伝播と色について』
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トーマスヤング『色と光の理論について』『自然哲学及び機械技術に関する講義』
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ヨーハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『色彩論』
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フォジャ・ド・サンフォン『モンゴルフィエ京大の気球体験記』
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ダニエル・ベルヌーイ『流体力学』
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オットー・リリエンタール『飛行術の基礎となる鳥の飛翔』
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ウィルバー・ライト『航空実験』
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ロバート・H・ゴダート『液体燃料推進ロケットの開発』
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ヒエロニムス・ブルンシュヴィヒ『真正蒸留法』
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ゲオルギウス・アグリコラ『金属について(デ・レ・メタリカ)』
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ジァンバッティスタ・デッラ・ボルタ『蒸留法九書』
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アントワヌ・ラヴォアジェ『化学要論』
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ロバート・ボイル『懐疑的化学者』
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オットー・フォン・ゲーリケ『真空についての(いわゆる)マグデブルグの新実験』
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ベンジャミン・フランクリン『フィラデルフィアにおける電気に関する実験と観察』
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ジャン・テニエ『磁石の本性とその効果の価値について』
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ウィリアム・ギルバート『磁石及び磁性体ならびに大磁石としての地球の生理学』
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マイケル・ファラデー『電気の実験的研究 第I、II、III巻』
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トーマス・オールヴァ・エディソン『ダイナモ発電機・特許説明書, 特許番号 NO.297, 587 合衆国特許局』
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アレッサンドロ・ヴォルタ『異種の導体の単なる接触により起る電気』
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アンドレー・マリー・アンペール『二種の電流の相互作用』
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ゲオルグ・ジーモン・オーム『数学的に取り扱ったガルヴァーニ電池』
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アレクサンダー・グラハム・ベル『電話の研究』
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ハインリヒ・ルドルフ・ヘルツ『非常に速い電気的振動について』
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ルネ・デカルト『哲学の原理』
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ヘンドリック・ローレンツ『運動物体の電気的、光学的現象に関する試論』
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ジェイムズ・クラーク・マクスウェル『電磁場の力学的理論』
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ヘンドリック・ローレンツ『マクスウェルの電磁気理論とその運動体への応用』
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ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン『新種の輻射線について』
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アントワヌ・アンリ・ベックレル『物質の新しい性質の研究』
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ピエール・キュリー, マリー・スクウォドフスカ・キュリー『ピッチブレンドの中に含まれている新種の放射線物質について』
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マリー・スクウォドフスカ・キュリー『放射性物質の研究』
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エルヴィン・シュレディンガー『波動力学についての四講』
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ロバート・A・ミリカン『電子、陽子、光子、中性子および宇宙線』
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湯川秀樹『素粒子の相互作用について』
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合衆国戦略爆撃調査団『広島、長崎に対する原子爆弾の効果』
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マックス・プランク『正規スペクトルのエネルギー分散則の理論』
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ニコライ・イヴァノーヴィッチ・ロバチェフスキー『幾何学の起源について、カザン帝国大学記要, 25号(1829), 27号及び28号(1830)所収』
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ゲオルグ・リーマン『幾何学の基礎にある仮説について』
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ヘルマン・ミンコウスキー『空間と時間』
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アルベルト・アインシュタイン『一般相対性理論の基礎』
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アルベルト・アインシュタイン『特殊相対性理論及び一般相対性理論』
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アルブマサル(アブ・マァシャル)『占星術』
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ガイウス・プリニウス=セクンドウス『博物誌三十七書』
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ジョルジョ・ヴァザーリ『最も優れた画家、彫刻家、建築家の生涯』
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ヨハネス・ヘヴェリウス『天文機械上巻』
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ブレーズ・パスカル『液体の平衡及び空気の質量の測定についての論述』
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セバスチャン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン『要塞都市の攻撃と防御 第I、II巻』
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ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ『力の保存について』
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チャールズ・ダーウィン『種の起源』
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グレゴール・ヨハン・メンデル『植物=雑種についての研究』
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アレクサンダー・フレミング『アオカビ培養基(ペニシリウム)の抗菌作用』
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ジェームズ・ワトソン, フランシス・クリック『核酸の分子的構造』
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アメリカ合衆国航空宇宙局(NASA)『アポロ11号任務記録(月着陸交信記録)、月面への第一歩』
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by wavesll | 2018-09-20 05:59 | 展覧会 | Comments(0)

ミケランジェロと理想の身体展@国立西洋美術館

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ミケランジェロと理想の身体展を西美でみてきました。

ミケランジェロの2体でやはり素晴らしかったけれど、古代ギリシアからのルネサンスの美意識という切り口では少し水増感も。

けれどヴィンチェンツォ《ラオコーン》の“この3次元の複雑味をよくぞ彫った!”感は凄かった。古代に創られた彫刻が掘り返されて再構築されて。異次元感が。

個人的ベストはミケランジェロの《若き洗礼者ヨハネ》でした。

会場に入ると1世紀前半の≪プットーのレリーフ≫が。有翼の童子であるプットーのぷっくり感が可愛らしくて。これはなかなかいい出だし。プットーでは≪プットーとガチョウ≫も可愛らしく、ルネサンスに描かれたアンドレア・デル・カスターニョ≪花網を伴う小プットー≫も。

ルネッサンスに大きな影響を与えた古代ローマでは幼児の彫刻が数多く作られ、≪蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス≫も黒々とちっちゃくても力は金剛というファンタジックなブロンズ像で。

そしてニッコロ・ロッタリアータの工房で創られた≪6人の奏楽天使の群像≫も縦笛、ハープ、フルート、リュート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリンを弾く天使たちの表情が生意気で好くて。天使だと≪弓を引くクピド≫も天に向けて空手で矢を放とうとする仕草をみせる天使が小鳥のような美しさがありました。

ルネサンスの時代に流行った立ち姿(コントラポスト)は≪アキレウスとケイロン≫にも現れていて。これと≪子どもたちを解放するテセウス≫と≪ヘラクレスとテレフォス≫はポンペイの壁画展に続きナポリ国立考古学博物館から来ていて。

また≪ガニュメデスの誘拐≫は宮川香山アンコール遺跡かというくらいに立体として浮き彫りされたレリーフで素晴らしかったです。

古来西洋では人物彫像に関して”顔の個人性”は重視されていなくて、寧ろそのタイプのイデアを追い求める形が多くて。そこから肖像画への機運が芽生えていって。その後の西洋美術の流れはビュールレコレクション展に詳しかったですね。

当時理想化された人物の頭部作品の中でイノベーションを起こしていたのがロッビアの人々で。アンドレア・デッラ・ロッビア≪理想的な若者の肖像(聖アンサヌス)≫や女性的に造られたジョバンニ・デッラ・ロッビア周辺≪バッカス≫等は施釉テラコッタという手法でツヤツヤした立体作品を行い、当時のカロス・カイ・アガトス(外見の美しさは内面の美を顕わす)という思想を体現していました。

また古代ローマとそれに影響を受けたルネッサンス期はアスリートや戦士の像も作られていて。そんな男性彫刻の中でアンドレア・デル・ヴェロッキオの追随者≪紋章を支える従者≫はキャプションで「ドアストップに使われていた」なんて書かれていて”マジかw”と。

ベーザロ窯、ジャコモ・ランフレンコ・ダッレ・ガビッチェ、父ジローラモの工房において≪ローマ史の一挿話が描かれた皿≫というマヨリカ陶器の皿も”当時こんな色彩世界だったのか”と面白かったです。

古代ローマ、そしてルネサンス期はギリシャ神話の神々・英雄たちをモチーフにした作品が多く作られました。

そんな中でもジョバンニ・アンジェロ・モントルソーリ≪ネプトゥヌス≫は顔がミケランジェロになっているという逸品。1世紀の≪ヒュプノス≫のこめかみから羽が生えるフォルムも楽しかったです。

またヘラクレイトスは人気のヒーローで。こん棒を持った壮年時代の≪座るヘラクレス≫もワル危なくていいし、ヘラクレスの十二の功業が描かれたオルトス≪アッティカ赤像式キュリクス、ヘラクレスとヒュドラ≫やクレオフラデスの画家≪アッティカ赤像式カルピス、ヘラクレスとネメアのライオン≫という色絵焼き物も好かった。

そして小さな彫像≪狩をするアレクサンドロス大王≫のかっこよさ!風にはためくマントも、青年の顔もなんたる格好良さ!失われてしまったブケファロスという馬も是非見てみたかったなぁ。

上のジョバンニ・デッラ・ロッビア周辺≪バッカス≫でも男性神が女性のように描かれましたが≪竪琴を弾くアポロン≫もたおやかに女性的で、中世的な優男に魅力を感じる美意識はこんな昔にもあったんだなぁと。

また次の流れにはロンバルディアの芸術家(?)≪ダヴィデとゴリアテ≫・≪ゴリアテの首を持つダヴィデ≫が。巨人ゴリアテを倒したヒーローであるダヴィデ。西洋美術は神話の物語線を知っているとより理解できるなぁ。

そしてこのアポロンとダヴィデの前振りからの今回の目玉、ミケランジェロ作品の登場!

ミケランジェロ・ブオナローティ≪ダヴィデ=アポロ≫はミケランジェロが後期に造ろうとして未完に終わった作品で、ダヴィデともアポロともどちらか判別付かないミステリーのある像。

そしてミケランジェロ・ブオナローティ≪若き洗礼者ヨハネ≫はスペイン内戦で破壊されるも、破片を基に修復されて、今展示となっています。再現部分は磁石でつくられていて、新たなオリジナル部品が見つかったら取り換えられるとのこと。8才ほどの少年が思慮深さを湛えていて、なによりオリジナル部分の目が素晴らしかったです。

同じフロアにはミケランジェロの若き洗礼者ヨハネはこれでは?という説も流れたというベネデット・ダ・ロヴェッツァーノ(ベネデット・グラッツィーニ)≪若き洗礼者ヨハネ≫も。賢しい感じの目はちょっとミケランジェロとは違う感じ。ただ衣服のテクスチュアがまた好かったです。

またミケランジェロ周辺の芸術家(ザッカリーア・ダ・ヴォルテッラ?)≪磔にされた罪人≫もキリストの磔刑時左右に共に張り付けられた善い罪人と悪い罪人の内、右に視線を向けているため善い罪人であるとされていて。ガラス製の十字架にかけられていた展示も好かったです。

そして今回の目玉の一つ。ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ≪ラオコーン≫!
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元々は古代ローマ時代につくられた彫像がルネッサンスに発掘・出土して。その現場にはミケランジェロも来たそうです。そしてこの像はヴィンチェンツォがその像を再現と言うか再構築・創造したもの。この鬼のような三次元表現、凄すぎる!

NUDE展@浜美のロダンの≪接吻≫と同等の衝撃。というか、裸体表現・彫刻も含む時代の流れをあの展覧会では感じれたので、NUDE展は今回の展覧会と共鳴するところがあると想います。

最後の章はミケランジェロに関する事物のスペース。

ジョルジョ・バザーリ≪美術家列伝 『偉人ミケランジェロ・ブオナローティ伝:アレッツォの画家兼建築家ジョルジョ・ヴァザーリ殿著。またアカデミア・デル・ディゼーニョにより彼のためにフィレンツェで執り行われた壮麗な葬儀について』≫とそれに対するミケランジェロの批判的なアンサーであるアスカニオ・コンディーヴィ『フィレンツェの画家、彫刻家、建築家そして貴紳、ミケランジェロ・ブオナローティ伝』が最初に置かれて。

そしてピエトロ・トッリジャーノの拳により鼻が曲がった様が描写されている≪ミケランジェロの胸像≫やパッシニャーノ(ドメニコ・クレスティ)≪ミケランジェロの肖像≫、ジェラール・レオナール・エラールに基づく≪ミケランジェロのメダル≫なんかも。

ミケランジェロの彫刻へ向けて、コントラポスト、神話彫刻などで道筋をつけてBFでは一気に2体を魅せ、そしてミケランジェロゆかりの作品も展示するという構成でしたが、もっとディレクション強度を上げても佳かったかなとは想いました。

とはいえ中々いい時間を過ごせました。冒頭のプットーから惹きつけられる彫刻だったし、≪ダヴィデ・アポロ≫と≪洗礼者ヨハネ≫には聖性を感じたし、≪ラオコーン≫も好かった。

そして国立西洋美術館といえばコレクション展。これも好い塩梅で。ロダンのバルザックやクラーナハ(父)の絵、新蔵品ではドガの踊り子のいい奴、シャセリオーもあったし、撮影不可のクロード・モネ≪エプト河の釣人たち≫も素晴らしかった。

また企画展の『西洋版画をみる』ではアルブレヒト・デューラーの≪ネメシス(運命)≫や≪頭蓋骨のある紋章≫、ピーテル・ファン・デル・ヘイデンとピーテルブリューゲル(父)≪金銭の戦い≫、ジョルジョ・ギージ、ジョバンニ・バッティスタ・ベルターニ≪エゼキエルの幻視≫、ヘンドリク・ホルツィウス≪羊飼いの礼拝≫が好かったです。

それでは最後にフォトスナップ達を。

オーギュスト・ロダン≪バルザック(習作)≫
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ルカス・クラーナハ(父)≪ゲッセマネの祈り≫
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ヤコボ・デル・セッライオ ≪奉納祭壇画:聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者≫
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リヒター l クールベ
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テオドール・シャセリオー ≪アクタイオンに驚くディアナ≫
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ジャン=フランソワ・ミレー ≪春(ダフニスとクロエ)≫
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ギュスターヴ・ドレ ≪ラ・シエスタ、スペインの想い出≫
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エドガー・ドガ ≪舞台袖の3人の踊り子≫
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エドゥアール・マネ ≪花の中の子供(ジャック・オシュデ)≫
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ピエール=オーギュスト・ルノワール ≪木かげ≫
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オーギュスト・ロダン ≪私は美しい≫
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エミール=オーギュスト・カロリュス=デュラン ≪母と子(フェドー夫人と子供たち)≫
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ポール・セリュジエ ≪森の中の4人のブルターニュの少女≫
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ポール・ランソン ≪ジギタリス≫
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ピエール・ボナール ≪坐る娘と兎≫
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ジョルジュ・デヴァリエール ≪聖母の訪問≫
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ピエール=オーギュスト・ルノワール ≪帽子の女≫
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シャイム・スーティン ≪心を病む女≫
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ジャクソン・ポロック ナンバー8, 1951 黒い流れ
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by wavesll | 2018-09-17 00:16 | 展覧会 | Comments(0)

滋賀京都バレットトラベル 壱 田中一村展@佐川美術館にて秋の千葉の彩をみる

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I'm@京都駅
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そう、夜行バスで滋賀・京都旅行を敢行してきたのでした。

上の写真はYCAT上から出たバスから降りて撮った朝の京都駅。
今は夜行バスでも座席にコンセントが付いているタイプでも横浜-京都が3200円くらいで行けるんですね。凄い世の中だ。

慌ただしい朝の京都駅でコンビニおにぎりを食し、湖西線のこんな渋い列車で霧の山と琵琶湖を眺めながら滋賀・堅田駅へ。
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堅田駅から路線バスで琵琶湖を越え、そこから歩いて守山市は佐川美術館を目指します。
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目的は日曜美術館で一目ぼれした奄美の自然を画いた画家、田中一村の展覧会。
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この佐川美術館、佐川急便の私設美術館で、建物は建築と日本展@森美にも紹介されていて。水と建築の美しい調和がありました。
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田中一村は栃木に生まれ、幼少期より南画を描き、1926年に東京美術学校へ入学。けれど2ヶ月で退学し、その後独学で千葉そして奄美で画業を探究、生前作品を発表する機会はなかったけれども、今日では熱心な支持を集める存在となっています。

この展覧会では奄美時代のみならず、幼少期から彼の画業の軌跡を捉える展示となっていました。

何しろ最初に展示された作品≪菊図≫を画いたとき一村(当時の雅号は米邨)少年は7才!神童じゃないか!父の影響を受け南画を学んだ一村はその才能を多くの画に記しています。

可愛らしい≪紅葉にるりかけす/雀≫と≪柳にかわせみ≫。滝に仙人がちょこんと座っているような≪観瀑≫。金地に綺麗な≪花菖蒲≫、青い露が美しい≪つゆ草にコオロギ≫。咲き降る≪藤図≫にシックな≪木蓮図≫。墨とピンクの≪紅白梅図≫、鈍色なエメラルドグリーンな≪瓢箪図≫、墨の山景に桃色が煌めく≪武陵桃源図≫と彼のまなざしが自然や虫に向けられていることがみてとれます。中でも梅が枝の波動と化していく≪墨梅長巻≫は十代での大作。

≪桃果図≫黄色の暖色が美しい≪菊図≫、葉の迫力がある≪蓮図≫、そして墨の葉が凄い≪蓮図 擬八大山人筆意≫。長命を顕わす≪菊水図≫と牡丹を画いた≪富貴賞図≫、そして仙人が食べる≪桃果図≫の生命力を画いた三作も素晴らしい。

そして20才の時に描いた≪蘭竹図/富貴図衝立≫の金色にカラフルな牡丹が咲き誇りそして青の葉がダイナミックな画は圧巻!裏の勢いの良い墨草も素晴らしかった。

そして≪南天とろうばい≫の赤の映え。鈍い青が印象的な≪浅き春≫。≪椿図屏風≫はまた金地に咲き誇る椿の樹が描かれ琳派な趣向。

23才で南画から別軸へ画業を変遷し30で一村は千葉へ移住します。個人的にはこれまでの作品も好かったけれども、一村のオリジナリティがここから大きく開花していく様が本当に素晴らしかったです。

シンプルで抽象的な≪石図≫、シャクヤクが美しい≪椿図≫、影が何とも印象的な≪竹≫。グリーンにレッドが最高な≪南天≫に木が勢いよく流れる≪白梅図≫。

そして≪棕櫚≫の火花のように弾ける植物描写!これは本当に素晴らしい!≪つゆ草≫の青のワンポイントもいいし、≪秋色≫の零れる赤。あの世が滲む≪彼岸花≫も好かった。

さらに≪秋日村路≫の素晴らしい事と言ったら!秋があふれている。一村には奄美を描いた画家という認識があったのですが、本展覧会で彼が画いた千葉の秋の朱黄の美しさを知れたのは本当に収穫でした。

流体がきれいな≪毒だみの花≫、黄色に白がいい≪粟≫、中心の赤と周りの黒がいい≪鶏頭≫。リラックスした≪ホオズキ≫にべた塗りで美味そうな≪柿≫。甘そうな南瓜に虫への温かい視線がみえる≪かぼちゃにキリギリス≫。

表情豊かな≪翡翠≫に二羽の関係性をみるのも楽しい≪軍鶏試作≫。牛がのどかな≪春郊≫、異世界な感覚があった≪黄昏野梅≫、≪桃華仙境≫のピンクも好かった。

木の影絵のような良さがいい≪千葉寺麦秋≫。淡さが好かった≪千葉寺はさ場≫。≪千葉寺収穫≫の田舎の美。≪千葉寺晩秋≫の木の色彩。葉の緑に赤が鮮やかな≪南天≫。≪みやま頬白≫や≪水辺に翡翠≫もまた好い。

向日葵の濃さのトーンがゴッホみたいな≪八重ひまわり≫。濃い塗り方の≪桐葉に尾長≫も本当に印象的でした。

ここから亜人物画のスペースが。紙の繊細さが伝わる≪お雛様≫にスイカな色合いの≪紙立雛≫。≪雛図≫は顔が好い。子どもの為の温かい心が伝わる≪お雛様≫も好かったし、男の子の為の≪兜≫も好かった。

すっくと立った≪蓮上観音図≫。浪がうねる≪あばさけ観音≫。女性の悟りの表情がある≪白衣観音像≫に羅漢の男らしさが伝わる≪十六羅漢像≫、≪羅漢図≫12点はユーモラスでした。

灰色の巣が暖かい≪巣立ち≫に、≪春林茆屋 仿謝蕪村≫・≪麦秋図≫・≪牛のいる風景≫・≪さえずり≫というスナップショット的な団扇作品も。

そして第二会場。38才にして画壇にデビューし雅号がいよいよ田中一村となります。ここから日展や院展への挑戦と、そして日本画壇・川端龍子との決別迄の作品が展開されました。

昏い夕景を画いた≪入日の浮島≫、網がモチーフの≪四ッ手網≫。ヤマボウシとトラツヅミが描かれた≪白い花≫は二作とも素晴らしかった。特に緑にあふれた方が好きでした。

黄葉の重なりが賑やかで楽しい≪秋色虎鶫≫、大胆な構図が好い≪葦によしきり≫。カケスの青が好い≪柿にかけす≫にキツツキの飄々とした顔が好い≪枯木にきつゝき≫。

農家の夜の風景が描かれた≪黄昏≫。そして賞に選ばれた≪秋晴≫は金地に琳派な画風。

≪浅春譜≫の空色。≪早春≫の里山。≪春林≫のにゅるっと伸びる翳。≪野梅≫のスパンコールのような白。≪千葉寺春彩≫のゴールデンなマジックアワー。≪晴日≫は青のグラデーションに黒く太い木影。ずばっと縦長な≪山桜≫や扇な≪露草に蜻蛉≫も好かった。

≪四季草花図(旧襖)≫≪千葉寺 麦秋≫の火花のような花の描写が素晴らしくて。しみじみと暮れていく≪水辺夕景≫にわらぶき屋根が劇画調に描かれた≪農家の庭先≫、里の情景だと≪千葉寺 浅春譜≫も好かった。≪冬景色≫は薄明に雪積る木々の姿。ピンクな≪野の馬≫もいいし、≪千葉寺 麦秋≫のトトロなデカい木や珍しい青空が描かれた≪仁戸名 蒼天≫、太陽のぬくもりを感じる≪菊花図≫も好かった。

そして≪秋色虎鶫≫のなんたる楽しさ!秋の綺麗さが詰まった素晴らしい絵画でした。本当に一村の秋の描写は快い◎

青い山影な≪筑波山≫もいいし、九州・四国・南紀の旅で描かれた≪阿曽村千里≫・≪僻村暮色~恵良村≫・≪僻村暮色≫・≪雨薺≫は大きなスケール感が好く、≪山村六月~北日向にて≫・≪新緑北日向≫はトロピカルな自然が好く、≪室戸奇巌≫の白浪も好かった。

さらに≪忍冬に尾長≫がとても素晴らしい!羽毛のふわっふわな感触が伝わり、尾長の柔らかさがなんとも絶妙で。

50歳にしてして奄美へ渡った一村。彼は69でなくなるまで南方の地で日本画の新領域を切り拓きました。

奄美へ発つ為の資金作りのための描いた大作襖絵≪四季花譜図(裏面:白梅図)≫・≪四季花譜図(裏面:松図)≫の花のレッドからライトイエローへのグラデーション。≪白梅図(裏面:四季花譜図)≫・≪松図(裏面:四季花譜図)≫の枝ぶりの良さ。≪紅梅図≫が苔が翡翠色で良く、≪百合と草花図≫の斑が好かった。

≪日暮れて道遠し≫のオバアと月、≪宝島≫の△な山。≪麗日~トカラの馬≫≪クロトン≫や≪与論島初冬≫など他の島々で描いた作品も。≪クロトン≫は鮮やかな赤と黄が熱帯で。

≪山中の雨≫の農村の湿度に≪鬼ヘゴと谷渡り≫のシダの影。≪林間夕照~峠の花≫も素敵で≪山路の花≫は蝶が描かれて。

≪パパイヤとゴムの木≫のオレンジに灰の果実もいいし、≪白梅高麗鶯図≫の綺麗なイエローも鮮やか。

≪紅梅丹頂図≫はタンチョウの後ろの梅が羽根のように広がって。≪漁樵対問≫はガジュマルに奄美の民が南画調に描かれて。≪百合と岩上の赤髭≫の小鳥が上に鳴く姿。≪クロトン≫はウォーホル的ですらあって、≪クロトンとカヤツリグサ≫の深緑に黄色の透ける耀きがまたいい。

そして≪初夏の海に赤翡翠≫が大胆に描かれたビロウの影にミツバハマゴウ、ハマユウ、アカミズキにオレンジの差し色がなんとも熱帯林の美があって。≪枇榔樹の森に崑崙花≫の彫り塗りで描かれたグレーの美。

≪奄美風景≫は海岩の影、もう一つの≪奄美風景≫は海草木の影。一村は影を印象的に使いこなす画家だなぁと想います。≪孤枩≫も奇岩の影。

参考資料にあった彼の品々も好かった。でかい≪木魚≫。≪帯留(おしどり)≫のカオ。≪帯留(みみずく)≫は夜な感じ。≪帯留(リンドウ)≫はカッコよかった。≪帯(菊図)≫はパステルでカラフルで。≪帯(竹図)≫はしみじみと良くて、≪花草文日傘≫のピンクに薄い植物模様。≪草花文角皿(絵付)≫と≪漢詩書角皿(絵付)≫も好かったし、≪粗画御礼(書)≫には彼はこんな字を書いていたのかと。≪根付(木魚)≫もでかかったし≪葉盆≫なんてのも。

そして最後のスペースに複製でおかれていたのは彼の代表作≪アダンの海辺≫。南国の果実であるアダンが印象的なこの作品は今は箱根の岡田美術館に展示され、収蔵は千葉市美術館だとか。いつかみてみたいなぁ。

≪クロトンと熱帯魚≫の黒赤なサカナがまた好くて。≪アカショウビン≫もトロピカルでいい。≪奄美冬彩≫は淡い奄美。≪奄美の海≫はいい藍色。≪奄美風景≫は曇天が多い奄美では珍しい水色の空。カラフルな≪与論島追想≫もいいし、サカナとイセエビが描かれた≪海の幸≫なんて作品も。そして若き日にも描いたモチーフの≪富貴昌図≫で円環を描き田中一村展は幕を下ろしました。いつか彼が画いた奄美にも来訪したい気持ちに成りました。

けれど佐川美術館はこれだけでは終わりません。

樂焼の当代当主樂吉左衛門館では≪巖≫という焼き物がまさに岩で、≪涔雲に浮かんでⅠ≫という作品はまるで宇宙の舟のよう。≪巌上に濡光あり I≫はアブストラクトな山水画、≪行行水窮處≫はカラフルな竹林で。

また佐藤忠良さんの彫刻作品が館内には展示されていて。≪チコ帽子≫という作品と≪帽子・夏≫という作品が好かった。
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”これだけみれて入館料千円とはいいなぁ、なんと堅田駅までシャトルバスも出てるとは。佐川男子に感謝”だと想って外へ出ようとしたらなんと平山郁夫の展覧スペースも!仏像を描いた作品やサマルカンド等の外地を描いた作品などかなりたっぷりな展示を駆け足で観て、シャトルバスに補助席で滑り込みました。3h満喫!素晴らしかったなぁ。

せっかく守山市まで来たしピエリ守山にでも行ってみようかとか等の気持ちにも駆られましたが、湖西線で京都へ。その旅模様はまた明日に描けたら◎




by wavesll | 2018-09-14 05:29 | 展覧会 | Comments(0)