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細野晴臣 - Cochin Moon 横尾忠則とのインド旅行から生まれた至高の電子音楽

Haruomi Hosono - Cochin Moon (Complete album)
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細野さんのラジオDaisy Holisayにアニメ監督の渡辺信一郎氏がゲスト出演して誌上対談が放送されたのですが、そこで渡辺監督が「最近みんな『HOSONO HOUSE』ばっかり言うけどもっと『COCHIN MOON』とか注目されなきゃだめだ」という発言をされて。

”ちょっと聞いてみようかな”とApple Musicで開くと、うぉおおおおお!こっれすっご!!!

ジャケを手掛けた横尾忠則さんと訪れたインドにて、酷い下痢に悩まされた細野さんが、その苦境からなにか快方へ向かう様が電子音楽として描かれて。

この中には横尾さんの「(下痢をしても)出るものはどんどん出した方がいい」というアドバイスもサンプリングされて。このアルバム、リリースはYMO前の1978年、こんな時期にこんなセンスを細野さんはキラメかせていたのか!?この電子音の粒立ちとか当時からしたらオーパーツ的ではないか…!?

実際、このアルバムのデトックス作用というか、アセンションというか、ネガティヴなものが解毒されてポジティヴな気持ちに聴いていてなります。

個人的には細野さんのソロ作って実はそこまでド嵌りは今までしてなかったのですが、これは大好き、一番好きだなぁ!

実は私もインド旅行をしたことがあって。旅の間は全く問題なかったのですが、日本に帰国してから酷い下痢が発生して10日間くらい苦しんだのですが、個人的な特効薬になってくれたのがヤクルト的な腸内環境を整える系のドリンク。あれ飲んでから快復へ向かいました。もし同じ羽目になってしまったかたがおられたらご参考に◎















# by wavesll | 2025-04-27 00:16 | Sound Gem | Comments(0)

Gaye Su Akyol - Hepsi Kafamda Memur Bey ターキッシュ・サイケデリアの最新形なオルタナ・アナドル・ロック

Gaye Su Akyol - Hepsi Kafamda Memur Bey (Official Lyric Video)
Gaye Su Akyol - Hepsi Kafamda Memur Bey ターキッシュ・サイケデリアの最新形なオルタナ・アナドル・ロック_c0002171_12482720.jpg

アナドルロック(ターキッシュサイケデリア)というとアナトリア半島のロックで、元々は1960sなどに人気だったものが幾度もトルコでリヴァイヴァルというか脈々と命脈が続いているジャンルで。

近年日本でもフジロックにトルコ×オランダなAltin Gunが出たのを皮切りにトルコ×英仏なKit Sebastianなどからさらにコアなトルコの音楽がラジオ局でフィーチャーされるようになってアナドルロックもかなり着目されてきているのですが、今回World Music Cruiseで採りあげられたGaye Su Akyolはこのアナドルロックに90sなオルタナな音楽性を変幻させる作風で、滅茶苦茶面白い!

特にこの最新シングルである「Hepsi Kafamda Memur Bey」はさらなる高みへ行っているというか、確かにターキッシュロックの風が吹くのだけれども、一種正統的にすら感じるオルタナロックな一曲で大変感銘を受けました。

トルコは世界三大料理で有名ですが、音楽的にもすごく深みがありますよね。この間大阪万博で披露されたメフテル(軍楽隊)の他、カーヌーンの巨匠Göksel Baktagirといった音楽的豊穣な肥沃さがロックとケミストリーを起こしているのか、ターキッシュサイケデリア、たまらなく好きです。

cf





# by wavesll | 2025-04-26 00:05 | Sound Gem | Comments(0)

Whatever The Weather - Whatever The Weather II 過ぎ去りし春の冷気を想

Whatever The Weather - Whatever The Weather II (bandcamp)
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Whatever The Weatherは〈Hyperdub〉のロンドンのプロデューサーLoraine Jamesによるプロジェクト。前作も素晴らしい評価を得ていましたが、今作も評判高いですね。

彼女曰くIDMの範疇の音だそうですが、冬の凍えがぬるんでデタントが訪れるような、絶妙な季節の色づきをノイズとアンビエントな電子音で表現したような本作、かなり好きです。

この温度感、春の温度だなぁと想います。花冷えというかな、ソメイヨシノは咲いているんだけど、まだ肌寒さもあったり、でも寒冷という感覚ではない、冷気の衣の芯に温かな温度があるような春のひと時。最近はこの感覚の時節って一瞬で過ぎゆきてしまうというか、冬の苛烈な寒さがいつまでも残ったかと想ったら5月のような暑気が突然やってきたり。

最近は梅雨の「しとしととした雨」もスコールのような驟雨に乗っ取られてしまった感がありますが、急速に姿を変えていく気候の変動の中で、本作のような繊細な筆遣いの音楽を聴く事で、過ぎ去りつつある春の冷気へ想いをめぐらしました。

# by wavesll | 2025-04-25 12:00 | Sound Gem | Comments(0)

山本昌史・無伴奏コントラバスの小宇宙@NHKFM「現代の音楽」元々はNATSUMENのベーシストによる現代音楽ライヴ音源

【聴き逃し】現代の音楽 最近の公演から 山本昌史・無伴奏コントラバスの小宇宙(1)
山本昌史・無伴奏コントラバスの小宇宙@NHKFM「現代の音楽」元々はNATSUMENのベーシストによる現代音楽ライヴ音源_c0002171_10252349.jpg



先日のコーチェラでもグスターボ・ドゥダメル率いるLAフィルがエクスクルーシヴなACTの風をフェスに吹き込んでいましたが、今クラシックとポピュラーのマージナルな領域が面白くなってるなと思っていて。

で、特に現代音楽が面白くて。NHKFMで日曜にやっている「現代の音楽」はそんな私にはうってつけな好番組、そこでかかった山本昌史さんが「元々はフジロックにも出たロック/ジャズのバンドに参加」と紹介されて、どのバンドかな?と想ったらNATSUMENで!

NATSUMENといえばBOaTを前身とするラテン・プログレッシヴなバンド!BOaTと共に大好きで、さいたまスーパーアリーナで開かれたぐるぐるTOIROというフェスイベントでみたなぁ!最高だった!この山本さんのなんとコントラバス・ソロも言われてみればNATSUMENのその先にも感じる複雑系で。

て、おい待てよ、NATSUMENのベースでコントラバス・ソロって俺下北でみてるな、と想ったら、先輩のバンドと共にClub Queに出演していたカブレラマンさんがまさしく山本さんで。縁だなぁ!

個人的にも現代音楽ってイマかなり面白く感じている領域で、シンクロニシティを感じました。

この山本昌史さんのライヴ音源、今なら(1)がらじるらじるで日曜朝まで聴ける他、(2)が日曜朝にNHKFMで放送されるそうで、非常に愉しみです★★★★★!

# by wavesll | 2025-04-24 12:00 | Sound Gem | Comments(0)

白楽テラコーヒーのパンナコッタ X Black Coffee @ Salle Wagram 第197回酒と小皿と音楽婚礼

Black Coffee @ Salle Wagram in Paris, France for Cercle
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エスプレッソ・シロップがついていて苦みと甘みで楽しめる

# by wavesll | 2025-04-23 00:08 | La Musique Mariage | Comments(0)