2023年のメガヒットソングといえばYOASOBIの「アイドル」に並んでAdoの「唱」がありましたね。
先日この「唱」の様々なヴァージョンが収録された『唱LP』が配信リリースされて、Apple Musicで聴いていたのですが、”あれ?このトラック、すごくアラビックじゃね?”となって。
ここ数年、J-WAVEでサラーム海上さんがやっているORIENTAL MUSIC SHOWを聴いているのもあり、中近東や北アフリカ、南アジアの音楽に触れていたのもあって、そういう耳でラジオを聴いていると、今年に入ってトルコのロックが音楽ラジオ番組でかかることが増えたように感じていて。
”オリエンタルきてるな”と想っていたら、実は2023年の時点でJPOPはこのトレンドをモノにしていたという。特に
「唱 (Instrumental)」だと顕著に分かるのですが弦が最高にアラビックなスパイシーさがあるし、打音もアラブタンバリンを感じさせるというか、トラックがエキゾ全開で。
そして2023年のアラブなJ-POPといえばクレイジーケンバンドの『世界』。アラビア書道的に描かれた「世界」の漢字のジャケットもそうですが、そのラストソングの「観光」のアラブ/南アジアなオリエンタルなリフが最高で、ここに歌謡曲的な都市近郊の風合いな歌が入るというのがエキゾをみごとにJ-POPとして消化/昇華していて最高で。
個人的にも今、イスラム圏やヒンドゥー圏の音楽がすごくキテいるので、”なかなかやるおる!いえ、おみそれしました”という感じでした。
ちなみに『世界』だと中華×サーフなギターリフが最高にいかしている
「横浜美味礼賛」も素晴らしいので是非◎