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花見酒ー上野恩賜公園・中目黒目黒川

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by wavesll | 2019-04-08 02:35 | 街角 | Comments(0)

奇想の系譜展 後期@東京都美術館

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奇想の系譜展後期@東京都美術館をみてきました。

前期後期みた展覧会は久しぶりでしたが1500円が全く悔いなく最高だったのが『奇想の系譜』執筆のきっかけとなった曽我蕭白≪群仙図屏風≫!早くも今年壱の画が出たかも!黄色の鶴、毒々しい桃、カエルは白い粒粒が立体的で、黒くMADな仙人オヤジと透ける扇の女仙人にデジタルノイズな景観に青眼の虎千変万化に流転するサイケデリックで鮮やかな画はPhotoshopのコラージュ的とも言えるが水流の様な樹に龍仙対決の風と波濤と一つの気脈がしっかりと流れていて!こーれは凄かった!

蕭白は他にも破いた手紙を噛む水色の着物が綺麗な≪美人図≫や顔が壊れているのに指が綺麗な≪柳下鬼女図屏風≫ビチビチの鯉と鳳凰、さらに亀、そしてDJ系のアー写のようなポーズが印象的な≪群仙図屏風≫、風に融けるような獅子と大人しい虎の≪獅子虎図屏風≫にディズニーキャラのような≪虎図≫も良かったです。

入ってすぐの伊藤若冲では赤白黄鶯色の≪白梅錦鶏図≫の紅黒白斑の長い尾っぽがよく、≪蝦蟇河豚相撲図≫のひょうきんさ、≪達磨図≫のイっちゃってる目線に≪乗興舟≫は前期から場面変えで静かな夜景が拡がっていました。

長沢芦雪はピンクの犬が可愛い≪降雪狗児図≫にこれもディズニーキャラ的な≪旭日大亀図≫が良かった。

そして岩佐又兵衛。凛と矍鑠とした≪自画像≫に、≪山中常盤物語絵巻 第五巻≫では牛若?の若武者の着物が美しく、≪浄瑠璃物語絵巻 第四巻≫は牛若と姫の恋物語で絢爛豪華な着物のグラフィックはYOJI YAMAMOTOならぬMATABEI IWASAといった感。彼の豪奢なデザインセンスは直線的な面でみせられるより着物のように立体的な曲面で一層映えるなと。

≪伊勢物語 鳥の子図≫でも北欧デザインのようなすっきりした唐草模様の着物が綺麗で。その他も鼻息荒い≪雲龍図≫や猛牛に自在に乗る≪老子出関図≫も良かった。

狩野山雪では棕櫚が南国感あって川沿いに老師たちがリラックスしている≪蘭亭曲水図屏風≫に脱穀などの風景がなんとも澄んだ空気感のある≪四季耕作図屏風≫、そして武骨な男たちが活躍する≪武家相撲絵巻≫が前期から展示替えでやってました。

最終階ではまず白隠慧鶴。鬼を擦って食べると仏性に気付けるという≪鐘馗鬼味噌図≫に、おぼっちゃまくんのキャラみたいな≪布袋図≫にこれまたおぼっちゃまくんテイストの≪南無地獄大菩薩≫もにんまりさせられました。

鈴木其一は前期でも感動した≪百獣百鳥図≫ではエメラルドブルーの孔雀と赤い猿に魅せられて。≪四季花鳥図≫ではひまわりの緑の惑星感、≪牡丹図≫の彫刻感、≪朴に尾長鳥図≫は田中一村感がありました。

そしてラスト、歌川国芳。≪宮本武蔵の鯨退治≫では鯨の尾のにじみがまた良くて。≪七浦大漁繁晶之図≫でもそうですが、ナウマンゾウからゴジラまでの巨大な生物との狩りの歴史が日本にはありますね。≪大物浦平家の亡霊≫のカラーの幽影に≪鬼若丸の鯉退治≫ではダイナミックな水紋に歌舞伎な服装が良かった。

≪文覚上人那智の瀧荒行≫は小さく表れる仏神がまた良かった。そして≪龍宮玉取姫之図≫がタイやタコやカニやイセエビが擬人化して刀で戦っていて面白かったw≪東都首尾の松之図≫はヤドカリの目線で。

≪みかけハこハゐが とんだいゝ人だ≫は想っていた以上にヒトの身体が活かされていて。≪其まゝ地口 猫飼好五十三疋≫は東海道五十三次をやっぱり猫が好き風に一枚絵にした絵でした。

この奇想天外な世界が展開される展覧会も明けて本日4/7が最終日。お薦めです。

by wavesll | 2019-04-07 03:23 | 展覧会 | Comments(0)

上野動物園前の水描きパンダ

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by wavesll | 2019-04-07 01:38 | 街角 | Comments(0)

奇想の系譜展@東京都美術館 ”奇想は満腹”な人にも薦められるBest Compilation

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上野・東京都美術館で奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールドをみてきました。
実をいうと”あー外人が好きそうなやつでしょ?奇想系もお腹いっぱいだよなー”なんて思っていたのですがなかなかどうして!確かにこりゃベスト・コンピだけど魅せるものがある。初展示作品も数あったのに加え岩佐又兵衛展としてもみれるくらいまとまっていたのも嬉しかったです。

本展を裏づけしているのは辻惟雄氏が美術手帖に連載し1970年に著した『奇想の系譜』という書。近年ベルギー奇想の系譜展@Bunkamuraなどとみに多用されている”奇想”ですが、そもそもこのコンセプトからいうと本展覧会は真打といえます。

本展では『奇想の系譜』に取り上げられた若冲、蕭白、芦雪、又兵衛、山雪、国芳に其一と白隠を加え、それぞれの絵師を一人づつ展示していくスタイル。

最初に登場するのが伊藤若冲。2006年のトーハクから2016年の動植綵絵な東京都美展、そしてその後のアートシーンでまさに目玉の日本画家となった若冲。ここでも素敵な作品をみることが出来ました。

先ず現れるのが≪象と鯨図屏風≫。象の官能的ともいえる仏のような目が印象的。そしてモデルの撮影のカットアップ映像のような≪鶏図押絵貼屏風≫は近年見出されたもの。

そして目玉が≪旭日鳳凰図屏風≫。動植綵絵の数年前に描かれたこの色鮮やかな鳳凰図。白い頬に桃紅がさして。トリコロールのような青赤白の彩色。下方にある波のデザインも素晴らしく、時間を超越した美がありました。

その他も大阪から京都への船での光景を描いた≪乗興舟≫や紫陽花を二色の藍で画いたこれぞ若冲な≪紫陽花双鶏図≫、バッタやカマキリが画かれた≪糸瓜群虫図≫となかなかな出品でした。

第二の絵師は曽我蕭白。トーハクでのボストン美術館展の≪雲龍図≫も印象的でしたがここでも逸品が。

シャカが前世で帝釈天が化けた悪鬼に試される≪雪山童子図≫のユーモラスさ。青鬼がなんとも魅力的で。中国の名勝を描いた≪楼閣山水図屏風≫も良かったし、三鋭角の富士が興味をそそられる≪富士・三保松原図屏風≫も大パノラマで。

そしてイチオシは≪仙人図屏風≫。この狂った境地に達したジジイたちの顔w!最高じゃないかw爺のMADNESSでいうと画狂老人卍も想起しました。

また大迫力な≪唐獅子図≫も良かったしデフォルメされた山水描写がイラスト的現代性のある≪虎渓三笑図≫も良かったです。

次に登場するのは気になってた長澤芦雪。こうしてアラカルトで摘めるのが本展のいいところ。

何しろ芦雪は顔つきがいい。≪群猿図襖≫のサル達のいいツラ。アフタヌーンで連載しそうなタッチ。≪雲龍図≫も目がなんかきさくで。そして≪猛虎図≫のトラもマンガの主人公になりそうな魅力的な顔つき。

≪山姥図≫の赤子と婆のなんともごうつくな顔が良すぎwそして≪猿猴弄柿図≫の人間みたいな猿の親子の顔。素晴らしかった◎

また≪白象黒牛図屏風≫の白象についている鴉のバカ面と黒牛についている仔犬の超可愛らしさw他にも3平方cmに描かれた≪方寸五百羅漢図≫≪なめくじ図≫なんて面白いのも。≪牡丹孔雀図屏風≫には三井家の剪綵を想起しました。

その他童が透ける≪牧童図≫や白黄赤青が綺麗な≪花鳥図≫、≪方広寺大仏殿炎上図≫なんてモチーフの画や快く天を舞う≪龍図襖≫で〆られました。

そして個人的には一番の発見となったのが岩佐又兵衛のPart.

何しろ凄いのが辻氏が修士論文に選んだ≪山中常盤物語絵巻≫。その第四巻は源義経の母親・常盤御前が賊に惨殺される場面が。凄惨な事件が展開する絵巻なのですが、目を引いたのは登場人物の着物の柄。どれも違う柄のデザインが非常に美しくて。続いて展示される≪堀江物語絵巻≫でも侍たちの鎧がなんとも金柄で彩られて美麗。岩佐又兵衛がこんなにも着物・鎧に拘っているとは嬉しいサプライズでした。

そしてトーハク国宝展ぶりにみた≪洛中洛外図屏風≫。火炎太鼓も登場する細やかに描かれた祭りの風景に”リロードするたびに違うこれの誰かがウォーリーになるウェブサイトつくったら面白そう”とか思いましたw2/24まで展示されていた≪豊国祭礼図屏風≫も気に成るな~。

その他やはり着物の柄がイケてる≪伊勢物語 梓弓図≫に工房作とも言われる伝岩佐又兵衛≪妖怪退治屏風≫も妖怪たちがいきいきとしていて。そして後期もがらりと展示が変わって重文が多数登場するので岩佐又兵衛展として楽しむ御仁はもう一回かも。

そして狩野山雪の展示に。

文殊と普賢の化身と想われたという≪寒山拾得図≫のマッドな魅力。≪梅花遊禽図襖≫はコの字になった梅の姿に鳥がまた美しい。≪蘭亭曲水図屏風≫は柳の緑の描写が良かった。そして≪韃靼人狩猟・打毬図屏風≫のエキゾにエキゾを重ねた日本画さ。トラがとても鮮やかに浮かび上がる≪龍虎図屏風≫≪武家相撲絵巻≫なんてものもありました。

2Fへあがると白隠慧鶴が。

80才を越えて画かれたド迫力な萬壽寺≪達磨図≫。達磨はほかにも描かれていて永明寺の≪達磨図≫は怖いくらいの表情。

他にも注連縄だけで裸で金をせびる≪すたすた坊主図≫やドットな濃淡が印象的な≪無≫、”両手は拍手、では片手では?”という≪隻腕≫、そしてヘタウマな≪蛤蜊観音図≫とほっこりさせられました。

いよいよ展覧会も終盤。そのクライマックスは鈴木其一。


そして本展覧会での最上の画との出会いに感じたのが若冲から影響を受けたともされる≪百鳥百獣図≫。これが美事!緑の山に獣と鳥が画かれた双幅の掛け軸なのですが、下部には犬や猪などの身近な獣があり、上に行くほどにファンタジックさが上がっていき最後は麒麟に。鳥の方は一番上には白い鳳凰がおりました。

また≪貝図≫は西洋の静物画のようで。誠に時空間を超える筆致が奇想にはあるなぁと。

最後は歌川国芳。俺たちの国芳・わたしの国貞展@Bunkamura以来のがっつり国芳。

”これぞ奇想”ながしゃどくろの≪相馬の古内裏≫。これがメインにならないのも凄い。”象もそうだけど巨大動物は仏な目なのか”という≪宮本武蔵の鯨退治≫。海の生き物だと透明な烏天狗も登場する≪讃岐院眷属をして為朝をすくふ図ー鰐鮫ー≫も良かった。

≪吉野山合戦≫は牛若丸と弁慶が登場しているようにみえるのですが、五重塔を超えるくらい跳躍している牛若は佐藤忠信による身代わりだと図録で知りました。

また可笑しい浮世絵も。≪みかけハこハゐがとんだいゝ人だ≫は人体の集合でつくられた顔の図。≪朝比奈小人嶋遊≫はエドモンド本田みたいな巨人が登場。≪猫の当字 ふぐ≫はトラフグとネコたちによる「ふぐ」の字。

最後は≪一ツ家≫≪火消千組の図≫という顔料で画かれた大画で〆。

ほんと良くまとまっている楽しい展覧会でした。奇想ってここ十年くらいずっとブームな感があるけれど、江戸の日本画がダイナミズム。それが明治以降は油絵との差別化のため淡泊になったのかなぁ。けれど再びの現代の奇想の日本画、その芽吹きは今もあるしこれでまた羽搏くと信頼しています。またメインビジュアルの一つにも使われている蕭白の≪群仙図屏風≫は後期(3/12~)からの展示。まだまだ見どころいっぱいの上野の狂想曲は続きそうです。

by wavesll | 2019-03-07 21:30 | 展覧会 | Comments(0)

PhotoLog of 上野公園 -上野東照宮・大仏パゴダ・トーテムポール・パンダポスト・黒門

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by wavesll | 2019-02-24 00:00 | 街角 | Comments(0)

顔真卿ー王羲之を超えた名筆展@東博 書の初心者にとっての名筆世界への接続・眼を開く

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東博にて特別展「顔真卿ー王義之を超えた名筆ー」をみてきました。
今まで石川九楊展などの例外もありながら、書のみのがっつりとした展示というのは自分にとっては新領域の世界で。東博の国宝展で仏画に目覚めたように、あるいは京博の京のかたな展で刀剣に目覚めたような体験ができたらいいなと思って赴いたのでした。

展覧会を見終わり、正直まだ個々の具体的な違いを述べるレベルではないけれど、書の面白さには眼が開かれたと感じました。春節が終わっても中国人客が全体の1/2くらいで会場は物凄い混んでいて≪祭姪文稿≫は70分待ちでみれるのは一瞬でした。ただでさえ書の展示はみるのが遅々として進まず時間がかかるのですが、中国の人は漢文を読める分さらに鑑賞列が進まず、これから行かれる方は朝一一択かも。

展覧会場に入るとまず甲骨文から楷書への書の遷移の部。≪説文木部残巻≫は唐時代につくられた最古の字典で篆書を解説。殷時代の≪甲骨文≫は亀の腹甲や牛の肩胛骨からつくられるそう。そこから霊妙な篆書が続きます。篆書だけの展覧会とかも会場規模によっては縄文展のような感覚で成功できるかもなんて思いました。重りに描かれた≪銅権≫なんてのも。

そして早くも王羲之の登場。≪楽毅論ー越州石氏本ー≫や≪定武蘭亭所ー犬養本ー≫。最初王羲之の書の魅力や凄味がすぐにわからず”なんか鋭さの欠けた感じがするなぁ”なんて思ったのですが、書道の旅を一旦終え二周目にこの端正な流麗さが目に見えて、王羲之のオリジナリティを強く感じることができました。

そしてそこから虞世南≪孔子廟堂碑≫のようにするっとした筆、そして楷書の最高傑作ともいわれる欧陽詢≪九成宮醴泉銘≫のより躰を纏った字体に心くすぐられて。『とめはね!』にも出ましたよね。「以」の字なんかほんといいカタチしてる。

数は少ないですが絵画も展示されていて。仇英款≪九成宮図巻≫の日本にない山景の緑に玄宗と楊貴妃の別荘を描いた郭忠恕款≪明皇避暑宮図≫の建築画も素晴らしかったです。

そして褚遂良。彼の書はPCのフォントを見なれてる私にも素直に響く現代性を感じて。≪雁塔聖教序≫が素晴らしく、この「之」とかまじでカッコよくて。そして王義之と褚遂良の≪黄絹本蘭亭序≫なんかも凄いWネーム。さらに乾隆帝の跋と印まであってトリプルネームでした。

そこから髪の毛レベルに細かく再現した王羲之の≪妹至帖≫と≪大報帖≫の流れるように麗しい筆致の再現。そして息子の王献之≪地黄湯帖≫は軽やかなれど勇ましさも感じて。

そしてここから皇帝たちの筆が。唐太宗≪晋祠銘≫や則天武后≪昇仙太子碑≫の達筆さ。唐玄宗の書は写真撮影OKな巨大な≪紀泰山銘≫や≪石台孝経≫の美しさ。

そして宮中で記された≪大般涅槃経巻第四≫、≪妙法蓮華経巻第二≫、≪妙法蓮華経巻第三≫、≪金剛般若波羅蜜経残巻 ≫は美文字の極致。国が圀で表示される則天文字が使われる≪大方広仏華厳経巻第八≫に、これまた美麗な≪世説新書巻第六残巻 ─豪爽 ─ ≫に『詩経』が画かれた≪毛詩並毛詩正義大雅残巻≫は天上的な綺麗さ。

欧陽通≪道因法師碑≫も良かった◎石への書の彫りは内容を考える人と書を書く人、そして彫るヒトと浮世絵のような構造がありますね。

そしてここから愈々真打、顔真卿。彼の生みだした顔法という書法は最初の≪王琳墓誌≫からして、王羲之のクールな書と比べて熱血の血潮があって。本展をみながら”プロフェッショナル仕事の流儀でみた書体デザイナーの藤田氏がこの展示みてたらフォントハンティングしまくりだろうなー”と想っていたら明朝体は顔真卿の書からつくられたそう。今ならばディープラーニングで名筆から新フォントをつくったりもできそうですよね。

そして≪祭姪文稿≫。若くして戦で死んだ顔季明を祭る文は、あれほどの書の達人の文字が千々に乱れ、書き直され、繰り返される「嗚呼悲哉」の最後にある2度目は慟哭の後のかすれきった息のようでした。急かされ流されて「嗚呼悲哉」を確認するので精いっぱいで、乾隆帝の冒頭の文や詩、その他の跋もきちんとみたかった。

待ち時間の間にみれる映像では筆の運びが写されていて。石川九楊展で「書は文字をみるのではなくそれを描く人の筆運びや身体をみるのだ」と聴き、アニメ的・そして立体的に想像することで脳を駆動するのは音楽を聴いて演奏を思念の中に立ち上げるのに近いのかも、なんて考えて。

そして顔真卿の”三稿”といわれる残りの≪祭伯文稿≫と≪争坐位稿≫も展示され、特に≪祭伯文稿≫は壮麗で流れるような美がありました。

乾隆帝の冒頭の文もやはり美しい顔真卿≪自書告身帖≫に、楷書の傑作≪裴将軍詩≫も素晴らしかったなぁ。

そしてある意味顔真卿以上の衝撃があったのが懐素≪自叙帖≫の穏やかから狂草にエクスプロージョンする勢いの凄さ。張旭≪肚痛帖≫も良かった。

そして次の間は日本における唐時代の書の受容で、三筆などが展示されて。

欧陽詢に影響を受けた≪金剛場陀羅尼経巻第一≫に伝聖武天皇≪賢愚経残巻≫、そして王羲之を内に秘め炸裂させる空海≪崔子玉座右銘≫にしゃらりとした伝嵯峨天皇≪李嶠雑詠断簡≫に伝橘逸勢≪伊都内親王願文≫、如泥人といわれた藤原佐理の≪詩懐紙≫と≪国申文帖≫、伝藤原行成≪臨王義之尺牘≫と日本の書も充実していました。

現代書道をみたとき、”グルーヴとリズムと音圧でHIPHOPのようだ”それも洋楽的だと感じたのですが、今回中国書と日本の書が展示されることで自分の中での書のイメージがさらにHIPHOPになりました。”黒さ”なんかも相似と言うか、本場を如何に会得しそしてオリジナリティを出すか。本場のノリが時を経て移り変わるとこも似てたり、女性が仮名文字を使った様に自由な空気は先端で共鳴したりするなぁと。

そして宋代の書。黄庭堅≪草書李太白憶旧遊詩巻≫の自由闊達さ。そして米芾≪行書虹県詩巻≫は焼町土器のような魅力が突き抜けていました。

そして最後の間、狂草を筆動する董其昌≪行草書羅漢賛等書巻≫に加え董其昌≪臨懐素自叙帖巻≫はさらに懐素をリスペクトしていました。王鐸≪臨顔真卿帖軸≫はこの時代にも顔真卿が息づいていたのを感じ、傅山≪草書五言律詩軸≫はジョージア文字の様。そして顔真卿の書法を過去のものにしたという趙之謙の≪行書五言聯≫などの作品で展覧会は〆られました。

そして二周目、最後にもう一度見た≪祭姪文稿≫、やっぱりみれたのは一瞬で「嗚呼悲哉」をみるので精一杯でしたが、その劇文の鼓動に触れて、”亡くす”というのはその人の、そしてその人との未来の可能性を喪失することなのだろうなと想いました。そして、本当に悲しい気持ちはぽっかり空いた喪失からじわじわと、でも急激に味わうもの、表出するものなのかもしれないと感じた書体験でした。

by wavesll | 2019-02-21 02:16 | 展覧会 | Comments(0)

PhotoLog of 旧博物館動物公園駅「アナウサギを追いかけて」

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過日、期間限定で公開されている旧博物館動物公園駅へいってきました。
この駅は2004年まで実際に使われていて、今回その構内を使ってのArt展示でリファインしての2/24までの金・土・日での公開となっています。

Twitterで整理券の並びの情報を得て10時に整理券配布のところを9時過ぎには到着したのですが、もう午後の券に成ってしまって。みんなみたいんだなぁ。

駅構内は思ったよりもこじんまりとした空間での公開。石造りな感じがいい雰囲気で、中では動物の骨格標本の展示が。何気にそれぞれの動物にあわせたフンまでつくられていて藝が細かいwパンダのファンファンの頭部の骨は本物だそうです。

落書きがそのまま残されていたり、東京芸大が関わっているだけあって日本では軽視されがちな近代建築の保存・活用のモデルケースとなりそう。今でも京成の列車はこの駅を通過しているらしく、走行音が聞こえたりとなかなか愉しい体験となりました。

by wavesll | 2019-02-18 03:40 | 展覧会 | Comments(0)

フェルメール展 幽玄な湿度と享楽そして写実を超えた写実絵画

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上野の森美術館にてフェルメール展を観てきました。
15:00から入場の券で入ったのですが、中は物凄い混雑。怖い絵展北斎展@あべのハルカス並み。時間限定チケットなのにちょっと酷かった。それでも3hかけてじっくり何周もして観てきました。

おススメは入場したらまず最後のフェルメール・ルームまで行ってしまう事。正直に順にみていたら本命のフェルメールに辿り着く前に疲れ切ってしまうと想います。

フェルメール。今回会期中に展示替えがあり、東京展・大阪展それぞれで固有の作品もあり、本日展示されていた作品は8枚。それでも破格と言うか、これを普通に見ようと想ったら欧州・米国各地を回らねばならないので、相当にレアなトポスだなと。

≪マルタとマリアの家のキリスト≫はフェルメールの中で現存する唯一の聖書を題材とした作品。まだ大味な筆遣いの初期のフェルメールをみることができました。

そこから世俗画に移っていく契機となったのが≪取り持ち女≫。1/9から展示で、これがみたくてこの時期の来訪になりました。鮮やかな色彩で生き生きとした人形描写。オランダ絵画の猥雑なテーマ性がとても魅力的で。フェルメールの絵画は澄ました人物描写が多いイメージでしたが、本作では左端の男の野卑な笑顔、その隣のやり手ババアの業突くな顔、顧客の男は女の子の胸を揉んで遊んで明るいエロが描かれて。

色としてはフェルメールらしくメインの女の子の衣服は黄色。そして手前には赤い絨毯、黒い布の中には真珠?のアクセサリー?全体的に快活な勢いを感じさせる画でした。

≪ワイングラス≫は年上の男が若い女性にワインを注ぎ飲ませて誘惑する様を、極めて理知的な雰囲気で描いた作品。美しく描かれたステンドグラスの手綱を以て馬を操る女性な意匠も意味があることでしょう。床の質感、テーブルクロスの質感、椅子の質感も非常にリアル。

フェルメールの絵画、特に小さめのサイズのものは近づくほどに魅力が伝導してきます。最前まで行ってみるのがお薦めです。この作品でも近づくと、女性を意識する男の表情がありありとみてとれるようになって、ワイングラスを飲み表情が見えない女性と相まって、駆け引きが繰り広げられる一つの対決が伝わってきました。

≪リュートを調弦する女≫から始まる3作はおそらく同一のモデルの女性を描いた作品群で、ここにフェルメールの画風の一つのカタチがあると感じました。それは仄暗さというか、≪松林図屏風≫のような湿度の静謐さの奥に、秘め滲む耀きがあること。

本展覧会で展示されたオランダ絵画を見ると、飲んだくれのオヤジたちに対して女性たちは少し薄幸なありようで描かれたものが多く見受けられて。この作品も一見すると翳りがみうけられるのですが、近づくほどにその目に宿る光やアクセサリーの瞬き、そして窓の外に向ける目線の内にあるワクワク感が伝わって。

≪真珠の首飾りの女≫は≪リュート~≫と同じであろう少女がこれからデートをするのかな?身支度をしている様を描いた作品。
黄色の上着の白いふわふわも含めて、手の仕草からも嬉しさが伝わるというか、近づくと睫毛、目、鼻、唇、そしておでこ、あらわれるラインが何とも綺麗。この少女の浮き立つ気持ちが薄明りの中からあふれてきました。

そして同じ少女、同じ黄色い上着であろうモデルの三作目≪手紙を書く女≫。この少女の子どもらしいフラジャイルで可愛らしい、聡明さも感じる笑顔に惹き込まれて。腕と布のカタチが平行になっていたり、人と空間が調和する構成がまた見事でした。仄暗い湿度の中に在る少女の嬉しさなどの感情豊かな輝きがなんとも魅力的な三作でした。これは生でみてこそ。

そして≪手紙を書く婦人と召使い≫は女主人の手紙への熱心さと、召使の”わかっていますよ”な表情がまた好くて。背景に描かれる絵画は旧約聖書の「モーセの発見」だそうで、丁度先日イスタンブールのトプカプ宮殿でモーセの杖をみていたのでタイムリーでした。赤い布が印象的で、やはりこの作品もステンドグラスが美しかった。

そして…本展覧会ラストを飾るのが≪牛乳を注ぐ女≫。これは超弩級の作品と言うか、写実を超えた写実とでもいうか、高密度でパキっとしていながら塗りの絵画性があって。以前一度みていた記憶があるのですが、今回みてその素晴らしさに吃驚させられました。

若い使用人であろう女性がパン粥をつくるために牛乳を壺から注いでいる。白・黄・青・赤な衣服に、パンを始めとした小物が光の粒子?でキラキラと光って。ホキ美術館のレモンの超絶写実画を想い出しながら、けれどこの時代は寫眞もなく、技量の凄まじさ、そして只写実であるだけでなく普遍的な何気ない一幕をハイレベルに描くことで、一つの究極に到達した画をみたような気がしました。

本展覧会に関連したTV番組で面白かったのは、この画を現実につくりだそうという試みで、どうしても光の差し方が上手くいかなかったところに、画の中で一枚窓が割れていて、そのように窓を割ったら絵画其の儘の光の構図となったという点。そこまでリアルな筆致だったのかと感心しました。またフェルメールが好んで描いたこの部屋を、絵画を繋ぎ合わせることで再現した企画も面白かった。きっと右下に置いてある箱にも意図があってのことだと感じました。

フェルメール以外の作品の感想も。

フェルディナント・ボル≪ある男の肖像≫やヘラルド・ダウ≪本を読む老女≫のようにレンブラントの弟子の作品があったり、赤子のイエスがリアルにちょっと気持ち悪く描かれたヘンドリック・テル・ブリュッヘン≪東方三博士(マギ)の礼拝≫などリアルな筆致の作品が幾つもありました。ヤン・ウェーニクス≪野ウサギと狩りの獲物≫の兎の毛並みのふわふわ感は手に触れたくなるほど。

風景だとアブラハム・ブルーマールト≪トビアと天使のいる風景≫や、情景を思い浮かべてアトリエで描いたというのが驚異的なコルネリウス・ファン・ウィーリンヘン≪港町近くの武装商船と船舶≫も好かった。

飲んだくれの駄目オヤジ達を描いた絵画だとユーディト・レイステル≪陽気な酒飲み≫やヤン・ステーン≪家族の情景≫と≪楽しい里帰り≫も好かった。アリ・デ・フォイス≪陽気なバイオリン弾き≫もグラスの映り込みや爪の汚れまで描き込まれた緻密な描写が印象的でした。

またパウルス・ボル≪キュディッペとアコンティオスの林檎≫のように薄幸そうな表情の女性が多い中、レンブラント周辺の画家≪洗礼者ヨハネの斬首≫の気の強そうなサロメや、若い肢体の生命的魅力にあふれたパウルス・モレールセ≪ヴィーナスと鳩≫のような作品も。

そしてフェルメール以外の画家で一番良かったのがハブリエル・メツーが画いた≪手紙を書く男≫≪手紙を読む女≫の連画。特に≪手紙を書く男≫は離れて斜めから見ている時になんともリアルな貴公子な美しさがあって。フェルメールへのリスペクトを示した画家だから、赤い華柄の布はオマージュかも。≪手紙を読む女≫はあの黄色い上着を着ていて。

男の背後にある地球儀には知性を赤い布には情熱がみてとれ、女の背後の荒れた海を航行する船の画にはこの愛が難航することの示唆があって、写実の絵画がただ写実的技量に終わらないストーリーが描かれた魅力がありました。

そして再びのフェルメール・ルーム。思う存分体験して、この展覧会場を後にしました。

by wavesll | 2019-01-31 04:16 | 展覧会 | Comments(0)

第67回 東京藝術大学卒業・修了作品展フォト記

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モニカ・エンリケズ・カスティリョ≪混乱と拮抗の美しさ≫
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髙橋瑞稀≪シナプスの地形図≫
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三宅世梨菜≪紡いで届く色≫
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角谷紀章≪濡灯色ビヤガーデン≫
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村崎謙介≪「“ ”」≫
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有賀幸奈≪human≫
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佐瀬梓≪想喰い≫
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石渡真衣子≪鳥たちの神話≫
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荒井悠希≪Sight≫
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吉田果歩≪同化する表層≫
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速水紫乃≪opening - ending≫
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石井淳≪Ex-girlfriend≫
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岩上満里奈≪Form of invaders≫
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中村早希≪憧憬≫
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橋本和子≪にじ はじめて あらわる≫
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稲垣慎≪鳥顔の竜の群像≫
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馬淵一樹≪夜≫
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副島泰平≪景色≫
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張媛媛≪魚曼荼羅(トトマンダラ)≫
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佐藤果林≪おしゃれなカラス≫
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古家野雄紀≪螺旋群像図≫
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森茉衣子≪どこにでも居るもの≫
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丹下裕之≪Days Camouflaging≫
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千葉紘香≪阿吽≫
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成田麻美子≪記憶を歩く≫
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村尾拓美≪Mime of love≫
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aykurt mustafa≪馬≫
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乾ちひろ≪Invisible enclosure≫
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伊藤日向子≪華宿り≫
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坂田ゆかり≪ない者の場 / ない場の地図(日本語版)≫
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梅沢英樹≪透明な積層≫
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齋藤詩織≪時間の人々≫
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許允≪An Angel's swamp≫
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三輪奈月≪吸≫
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中根唯≪絵の生き物のいる風景の絵≫
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植田爽介≪Assembling textures into new specimen≫
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沼田裕介≪借景≫
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沼田愛美≪時を売る人≫
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安原千夏≪Untitle≫≪Untitled≫
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井田幸昌
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仁志麻里恵≪Collection1≫ ≪Collection2≫ ≪  ≫
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本村綾≪眠れないので≫
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高橋梓≪ある野鳥図鑑より≫
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内田世朗≪平成ジェネレーション≫
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森宏枝≪水を得た魚≫
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住友和花奈≪そととうちの重さ≫
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田沼可奈子≪Turn left to the right.≫
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アンナ ガブリエレ≪__*_//'ム≫
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中井伶美≪旗と境界のかみさま Flag≫
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朱 夫誠≪2018. 10.30≫
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今井亮介≪標≫
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小林絵里佳≪Coexistence≫
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李佳≪MERCY≫
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出倉誠一≪起点≫
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三好里奈≪Order≫
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雷康寧≪Lives I Consumed≫
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雷康寧≪Octopus-aspired Delusion≫
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坂≪原風景ふたつ≫
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砂長正宗≪一如≫
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田尻周也≪中心に在る≫
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秋池理枝子≪風のよぶ≫
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本間寿々香≪行く道に守りを≫
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惠羅由記≪みなも≫
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越智俊介≪ネオすみだ水族館≫
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田原花帆≪Reclaimed Land ≒ Ship≫
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明光佳純≪SABOTEN FACTORY≫
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五十嵐亮太≪KANSYOKKI≫
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岡田夏輝≪Origin NV-00≫
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門脇康平≪地球人へ≫
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神垣優香≪Line≫
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香取恵理≪視点≫
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原田楓居≪Structure works -nature-≫
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羽藤ゆうゆ
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鈴木円≪Re:Birth≫
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野澤梓≪kawaii object≫
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白坏萌子≪風景0≫
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金森七海≪Nostalgia≫
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小林あか里≪過ぎゆくひと≫
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野田怜眞≪尋常に≫
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佐藤晴樹≪回転照明灯機≫
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古谷由布≪二人の双子≫
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篠塚未来≪編≫
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長江玲哉≪無口な瞳≫
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佐々木麦帆≪PARA≫
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矢部桜≪だいすき な よる≫
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鈴木理沙≪空気≫
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林真央≪銀地乾漆像「鵺」≫
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小林力≪大覚≫
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池田友香≪微睡≫
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萩原美絵≪吹分洋菓子置物≫
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髙橋宣洞≪犬装≫
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松岡暉流≪かわず跳び込む≫
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梅田怜奈≪accumulation≫
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清宮百穂≪半透明な植物≫
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宮石憲作≪ランチア≫
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関口雄希≪潜龍≫
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東京藝大の卒展・修了展をみてきました。
写真は観た順で、先に院生の作品をキャンパスでみて、それから東京都美に移り学部生のをみました。

幾つか特に感想を述べると、髙橋瑞稀さんの≪シナプスの地形図≫はここ数年取り組んでいる植物・脳細胞のミクロと航空写真のマクロの合わさったメガ風景画での現時点で最もハイクオリティな画では。アルチンボルドの四季のような生命力も感じて、じっくりみるとさらにさらに良さが出てくる感じ。多様な要素をよくぞ統べてるなと。

雷康寧さんの≪Lives I Consumed≫は大波な蛸に人生体験や美が描かれて素~晴らしくて。北斎や江戸琳派な風合いもありながらユーモラスな楽しい雰囲気もあって良かったなぁ。

岡田夏輝さんの≪Origin NV-00≫には度肝を抜かれた。なんとこの単車、本当に道路を走れる!将来的にはエンジンも自作する計画もあるとかヤバいw

仁志麻里恵さんのバーコードシールの画作品はみうらじゅんの≪冷マ≫にも通じる淡々とした逸脱を感じて。都市のラクガキもそうだけど、スカム的要素をArtに昇華させるのは面白い。

高橋梓さんの≪ある野鳥図鑑より≫の連作はアイディアの引き出しが素晴らしかった。『素敵な定型』って創るの相当凄いと想。

中村早希さんの≪憧憬≫はきらめく虹色が生ならではの歓びで。好きな画でした。

中根唯さんの≪絵の生き物のいる風景の絵≫はアンリ・ルソーの密林画のような、なんとも不思議な魅力を湛えた作品で。

そして五十嵐亮太さんの≪KANSYOKKI≫は食べた後のソースの跡を皿に藍色で彩ったアイディア抜群の作品。これには兜を脱ぎました。

毎年楽しく拝見している卒展・修了展。上野で2/3(日)まで開催です。最終日は昼までなのでご注意を。



by wavesll | 2019-01-29 00:01 | 展覧会 | Comments(0)

平成31年 美術館に初もうで@トーハク

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本年の美術初めはトーハク・国宝室の長谷川等伯≪松林図屏風≫。本館にしては通常では考えられないくらいのにぎにぎしさで正直この作品に浸りきる雰囲気ではなかったwでも一度三が日にトーハクに来てみたかったのでした◎

霞の中に在る松達。滲み、濃淡で繋がる存在は日本人の「人の間」を顕わしているようにも思います。またいつか(人が抄くない時にw)みよう◎

今回の私の一番好きだった作品は本阿弥光悦≪舞楽蒔絵硯箱≫。これ、最高。硯の処に真珠?虹色に光る玉が埋め込まれてて至高のジュエリー感。この色味は是非生で体験して欲しいです。
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そして亥年という事で猪の作品も。

≪諸獣図≫
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≪猪 博物館獣譜 第2帖より≫
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岸連山 ≪猪図≫
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望月玉泉 ≪萩野猪図屏風≫
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≪逆頬箙≫
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≪曽我仇討図屏風(右隻)≫
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結城正明≪富士の巻狩≫
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≪空穗≫
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≪金剛界曼荼羅旧図様≫
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≪仏画図集≫
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葛飾北斎≪北斎漫画≫
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≪仏涅槃図≫
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狩野養長模≪十二類合戦絵巻(模本) 下巻≫
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≪玉豚≫
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≪灰陶豚≫
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≪褐釉豚≫
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青森県つがる市木造亀ヶ岡出土≪猪形土製品≫
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大阪府堺市出土≪埴輪 猪≫
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群馬県伊勢崎市大字境上武士字天神山出土≪埴輪 猪≫
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伝千葉県我孫子市出土≪埴輪 埴輪 矢負いの猪≫
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石川光明≪野猪≫
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その他も逸品ぞろいの睦月の東博、とても楽しかったです◎

葛飾北斎≪富嶽参六景 凱風快晴≫
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歌川広重≪名所江戸百景・日本橋雪晴≫
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歌川豊国≪豊廣豊國両画十二候・正月≫
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歌川国貞(三代豊国)≪二見浦曙の圖≫
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歌川広重≪江戸名所・芝浦日の出≫
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葛飾北斎≪〆飾り下凧絵かき≫
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魚屋北渓≪花園番続・ひきぞめし≫
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魚屋北渓≪花園番続・弓はじめよし≫
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歌川国直≪羽子板持娘≫
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喜多川歌麿≪美人見立曽我の対面≫
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窪俊満≪年始の扇≫
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魚屋北渓≪初夢の扇と団扇≫
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≪阿弥陀来迎図≫
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≪日吉山王本地仏曼荼羅図≫
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≪紺紙金字無量義経(平基親願経)≫
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≪白氏詩巻≫
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≪馬医草紙≫
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狩野正信筆 景徐周麟賛≪布袋図≫
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≪色絵牡丹獅子文銚子≫
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≪白糸威胴丸具足≫
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≪豊臣秀吉朱印状≫
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≪黒韋包金桐文糸巻太刀≫
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≪紅白梅図屏風≫
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≪夜着 萠黄縮緬地鶴亀模様≫
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伊万里≪色絵葡萄栗鼠文瓢形水注≫
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伊万里≪色絵竹虎文八角鉢≫
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銘「西村豊後掾藤原政重」≪稲田垂穂柄鏡≫ ≪酢漿草鶴亀柄鏡≫
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貫名菘翁≪いろは屏風≫
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狩野探幽 ≪新三十六歌仙図帖≫
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鈴木其一≪猩々舞図≫
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秦意冲 ≪雪中棕櫚図≫
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池大雅 ≪竹図≫
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佐久間象山 ≪望岳賦≫
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≪萩螺鈿鞍≫
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≪松巴螺鈿鞍≫
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≪片輪車蒔絵螺鈿手箱≫
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≪梅月蒔絵文箱≫
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≪加留多双六蒔絵提箪笥≫
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≪太刀 備前景依≫
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≪太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱)≫
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旦入 ≪赤楽島台茶碗≫
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仁清 ≪色絵牡丹図水指≫
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京焼≪色絵椿松竹梅文透入重蓋物≫
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伊万里≪緑地鳳凰文台鉢≫
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鍋島 ≪色絵柴垣図大皿≫
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伊万里≪色絵松に帆掛舟図皿「元禄六酉柿」染付銘≫
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伊万里 ≪色絵梅竹虎文皿≫
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≪色絵花卉図大皿≫
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≪色絵獅子鳳凰文有蓋大壺≫
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≪江戸城本丸大奥総地図≫
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北海道アイヌ ≪盆≫
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北海度王アイヌ ≪アイヌ鍬形≫
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北海道アイヌ ≪太刀≫
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小林古径 ≪異端(踏絵)≫
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横山大観 ≪日蓮上人≫
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落合芳幾 ≪五節句≫
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小林永濯≪美人愛猫≫
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富岡鉄斎 ≪二神会舞≫
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前田青邨 ≪唐獅子≫
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戸張孤雁 ≪猫≫
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三代清風与平≪白磁蝶牡丹浮文大瓶≫
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服部杏圃≪色絵花果実文皿≫
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百瀬惣右衛門 ≪銅蟹蛙貼付蝋燭立≫
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香川勝広 ≪猿猴弄蟷螂図額≫
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正阿弥勝義≪雪中南天樹鵯図額≫
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≪埴輪 盛装女子≫
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≪土面≫
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≪斜縁二神二獣鏡≫
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≪三角縁龍虎鏡≫
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≪鉄剣≫
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≪秋草文壺(渥美窯)≫
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≪青釉色絵金彩大壺≫
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≪白釉藍彩花卉文大皿≫
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≪甲骨≫
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≪三彩貼花龍耳瓶≫
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≪白磁獣耳瓶≫
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景徳鎮≪五彩金襴手瓢形大瓶≫
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≪五彩金襴手水注≫
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≪三彩金襴手龍濤文水注≫
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呉宏≪墨竹図軸≫
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諸昇 ≪雪竹図軸≫
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金湜≪老松図軸≫
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王羲之≪定武蘭亭序(呉炳本)≫
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智永 ≪草書還来帖≫
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王僧虔≪行書太子舎人帖≫
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王慈 ≪草書栢酒帖≫
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≪色ガラス燭台「乾隆年製」≫
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≪鉄砂雲竜文壺≫
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アユタヤ≪宝冠如来頭部≫
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インド・マールワー派 ≪浮気な男に腹を立てる女(ガウンドカリ・ラーギニー)≫
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メラネシア・ニューブリテン島 ≪仮面≫
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メラネシア・ビスマルク諸島 ≪仮面≫
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パプアニューギニア・ニューギニア島北東部 ≪精霊の仮面≫
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メラネシア・ニューアイルランド島 ≪男性像(クラブ)≫・≪女性像(クラブ)≫
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メラネシア・ニューギニア島北東部 ≪ワニ像≫
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by wavesll | 2019-01-03 21:26 | 展覧会 | Comments(0)