タグ:代々木公園 ( 31 ) タグの人気記事

民謡クルセイダーズ, The Gravity Project & 桑原あい ザ・プロジェクト Live at 東京JAZZ the PLAZA

c0002171_23231985.jpg


代々木公園で行われている東京ジャズへ行ってきました!

まず演っていた豪州のBAND、The Gravity Projectは今回日本人の尺八奏者を入れたり、箏を弾いたり村上春樹『1Q84』からインスピレーションを得た日本語ラップを入れたりTOKYO仕様。特にラストの楽曲のインプロの迸りには目を瞠るものがありました。

そして御目当て民謡クルセイダーズ!
中南米のサウンドで民謡を鳴らす!サルサとか、ギターが効いたのはチチャかな?70sのカシオKeyの音がなんともサグくて、そして謡い上げるVoが本当に上手い!素晴らしく酔いしれあがる!ほんと日本人のソウルに打ち響く音!

盛り上がる盆踊りSceneからも立ち上がるように多種多様な音楽を「音頭」として飲み込んできた奔流が逆転するというか、海外のリズムで民謡をPlayするというのは壱大発明・BABYMETAL並みの爆発的イノヴェーションじゃないかと。蝉時雨もいいスペシャルエフェクトに。

もっのスゴい盛り上がってアンコール迄かかって炭坑節をブーガルーで!10inchヴァイナルでリリースもされるとか。月がでたでた月が出た◎

そして本日ラストにみたのは桑原あい ザ・プロジェクトも素敵で。何しろ「サイヤ人」と紹介された千住さんのドラムがもう超サイヤ人ブルー級のヤバさ。Baの鳥越さんも兵。そして桑原さんのピアノが流麗に奏でられて。
先日音源で聴いた「MAMA」、ライヴでのラップ抜きverも素晴らしかった。雨女とのことでしたが最後には雨も止んで、素敵な宵と成りました。




by wavesll | 2018-09-02 00:01 | Sound Gem | Comments(0)

一青窈&スキマスイッチ Live @Tokyo Wedding Showcase

c0002171_21494277.jpg
代々木公園では毎週様々なフェス・イヴェントが開かれますが、このTokyo Wedding Showcaseはゼクシィがスポンサーの新顔。

同時開催の中南米カリブフェスの肉の香りと喧騒が響きながら、この日ステージに降り立ったのは一青窈。なんでもこのイヴェントのスタッフの奥さんが一青さんのヨガの先生だそうで。

KANの「なんの変哲のないラブソング」のカヴァーから「ハナミズキ」。コーラスアレンジが晴れやかで。この光あふれるハーモニーで、されどううむやっぱりこの詞はなかなかに不穏な恋だw

そこからスペインの楽曲の中国語カヴァー(ゴッドファーザー愛のテーマ?のフレーズが)から「もらい泣き」!この曲もスパニッシュギターなアレンジでダンサブルで最高にアガって!素晴らしかった!

そこから秦基博作詞の楽曲が奏でられ、さらにエクスクルーシヴなことにこの日のテーマのために吉野宏さんの「祝婚歌」という詩が謡われ、そこからラスト曲へ。素晴らしかった。

そして鳳を務めたのはスキマスイッチ。

「ガラナ」で一気に盛り上げて「Revival」、そして「全力少年」!一青窈さんもそうですがメガ・ヒット曲があるのは強い!いやおうなしにアガル!アガル!

そしてこの日のための選曲で「未来花」。この人のバラードの説得力、すげーなー。素晴らしかった。

そこで終わる予定が熱烈な感性によってアンコールで「奏」!予定がなかったところで急遽な奏ででしたが流石出力が安定していました。この日のベストはスキマスイッチは「未来花」、一青窈は「もらい泣き」か「祝婚歌」からのラスト曲かな。そんなにイヴェントが周知されていなかったのか、結構近くまでいけて愉しい夕を過ごせました。

by wavesll | 2018-06-24 22:13 | Sound Gem | Comments(0)

向井秀徳アコースティック&エレクトリック Live @ 鹿児島焼酎フェス 爽やかな逢魔ヶ時の騒

c0002171_03342621.jpg
c0002171_03344233.jpg
鹿児島焼酎&ミュージックフェスへやってきました。御目当てはThis is 向井秀徳!!!!!!!

最高の出音!テレキャスター弾き語り「はあとぶれいく」ではじまり、「Sentimental Girl's Violent Joke」「TATOOあり」「ZEGEN VS UNDERCOVER」で魅せる!ヤバイさらにヤバイ、バリヤバイ!

ここから「約束」”6月につくった曲”として歌われた「Amayadori」の”水溶性の青色”や「6本の狂ったハガネの振動」の”誰かが散らしたゲボだらけ”というキラーフレーズに痺れて。アコギの音もいい。

クドカン作詞で”あなたがいない天国は地獄”と歌う「天国」から実話を唄ったという「KARASU」、そして「SAKANA」を唄っての本日のクライマックスはジミヘンの「星条旗よ永遠なれ」並みに歪んだギターが衝撃的で静と動が美しかった「赤とんぼ」。この人は本当に肚が座り精神が一本貫かれている。本当にかっこ良かった。

そこから「Water Front」で〆て、アンコールは初共演だという高田漣さんとの「夏の幽霊」。「バーカウンターはそこらじゅうにあります」という酒条件で焼酎を飲み飲み、野武士のような、野伏のような風体に心燻らせながら弾かれた素晴らしいライヴでした。乾杯!

by wavesll | 2018-06-18 03:56 | Sound Gem | Comments(0)

ラオフェスにてMs. Pat PatdavoneとMr. Soulath Thammavong, M/ALLにてGotch, テンテンコ & Yellow Fangをみる

ラオフェスをみに代々木公園へ行ってきました。
スティールパンによりラオス国歌が奏でられる中で飲んだビアラオ・ゴールドがイケる!
c0002171_00014396.jpg
c0002171_00022119.jpg
ステージに出てきたのはラオスの舞踏団によるモン族のダンス、そしてMr. Soulath THAMMAVONGさんのラオス歌謡もいなたさと未来感が同居していい感じでした。
c0002171_00052080.jpg
c0002171_00053267.jpg
ヴェトナムでいうバインミーみたいなラオスのサンドウィッチ、カオチーを食べました。味はソーソー。
c0002171_00063363.jpg
僧侶やダンサー、ケーン奏者による神輿?のパレード
c0002171_00072458.jpg
c0002171_00073468.jpg
c0002171_00074847.jpg
c0002171_00080017.jpg
お目当てであるラオスのトップスター、Ms. Pat Patdavoneさんのステージ。
c0002171_00091277.jpg
2018-05-26 Pat Patdavone , LAOS FESTIVAL 2018 in JAPAN

やっぱいいんだよなぁ。この電子音歌謡、ちょっとクンビアっぽい感じというか、ここら辺の陽るいヘンテコさを洗練させてVoodoohopライクにプレゼンテーションできたら相当いい音が創れるのでは。

Asiaに共通する歌心と外洋な感覚がなんとも心地よかったです。

ライヴ終わりにビアラオ・ダーク。やっぱり美味い。ラオスのビール、東南アジアで一番美味いかも。
c0002171_00153956.jpg
ここで代々木公園を後にして渋谷WWW / WWW X等で開かれているクラウドファンディングによってフリーとなったフェス、M/ALLへ。
c0002171_00165460.jpg
初っ端からGotchによるバンド。メンバーはthe chef cooks meよりkeyシモリョー, Gt佐藤ニーチェ, Gt井上陽介(Turntable Films), Dr伊吹文裕, Ba.中西道彦(Yasei Collective), Sax and flute永田コーセー(EMPTY KRAFT)の7人編成。

これが幸せでカンファタブルな一時でした。ゴッチも本当に楽しそうに歌っていて朗読も飛び出て、ソロプロジェクトの良い抜け感とチャレンジが何とも心地よく今のゴッチが聴けた気がしました。

特にフルートが好かった。2曲目の轟音のなかでフルートが鳴り響いていたのはエクスクルーシヴでした。

そしてラストは「Taxi Driver」、この曲で一気に好きになったんだよなー。ハートウォームで自由さのあるいいライヴでした。



次に出てきたのがテンテンコ。


80sアイドルな感覚もありながら弩サイケな歌唱にサウンド機材で電子音を切り入れるスタイル、フェティッシュの極みですげーなと。


そしてこの人たちも一度見てみたかった。タイから来たウィメンズスリーピースバンドYellow Fang!!!!!
c0002171_00333717.jpg
Yellow Fang' Live at "เห็ดสด#2" โดยฟังใจ

"ワールドミュージックみ関係なく普通にいい”。爽やかな風が吹き抜ける感覚。

そんな中から電子音をフィーチャーした楽曲や轟音にもすらっといけるし、ホント素晴らしい。グリーンランドのNanookを初めて聴いたときみたいなときめきがありました。3人のキャラも伝わって良かった◎

M/ALLは政治的な活動の一環としてのクラウドファンディングでのフェスで、こういうのに参加したのは初めてだったのですが、”面白そうだからふらっと行ってみよう”から政治や社会への参画になることもあるし、米国で選挙戦にアーティストが出るみたいな空気嫌いじゃないし、何よりいい音でした。

ラオフェスは明日(明けて今日27日)もやっていてMs. Pat Patdavoneさんのステージや、爆風スランプの二人のステージもあるそう(追記:「旅人よ」演ってくれたみたいです!)。またM/ALLもやっていて、Yellow Fangのステージももう一度あるそうです。梅雨入り前のこの湿気を音楽で昇華させるのもいいかもしれません◎

by wavesll | 2018-05-27 00:49 | Sound Gem | Comments(0)

ヴェトナムフェスティバルでの水上人形劇が極上なVietnamese Music Performance

c0002171_18072378.jpg
c0002171_18073457.jpg
c0002171_18074436.jpg
c0002171_18080009.jpg
c0002171_18081455.jpg
c0002171_18082537.jpg
c0002171_18083705.jpg
c0002171_18085127.jpg
c0002171_18090991.jpg
c0002171_18092254.jpg
c0002171_18094240.jpg
c0002171_18095623.jpg
c0002171_18101239.jpg
ヴェトナムフェスティバルにて水上人形劇をみてきました。超楽しい!

NHKホール前に特設の舞台が創られ、幕の奥から人形が次々と出てきてパフォーマンス。田畑や湖沼での勤労がユーモラスに描かれ、動物とのアクションや、時に龍も出て来て。ヴェトナムの水上人形劇、これは見ものでした。

”おそらくこうして操っているんだろうな”と想わせながら、ドラゴン達が水を吹いたり、王妃がぐるぐるダンスしたり、小鳥を咥えた猫は池を飛び出して木に登ったり中々仕掛けが凝っていて“おお!”と思わされるし、何より生バンドの音楽が最高!



生で聴くと今回の楽団は琴や二胡のような弦楽器の音色がまた印象的で、棒状のカスタネットのような楽器も良く、パーカッションも好かったし歌も玲瓏で極上でした。最初に『昴』のヴェトナミーズカヴァーをしてくれて。タイフェスでも縦笛の人間国宝が『昴』のカヴァーをしてたけれど、アジアでの日本の代表曲なのかな?何しろ生音でヴェトナム音楽を心行くまで堪能できたのが嬉しかったです。

by wavesll | 2018-05-20 18:25 | 舞台 | Comments(0)

Thai Festival 2018にてタニット・シークリンディー(人間国宝)によるクルイ(縦笛)演奏, タイ舞踊, ムエタイ試技, BNK48, タイのグラミーアーティストを観る

c0002171_21014857.jpg
代々木公園で開かれたタイフェスに行ってきました!凄い人!
お目当てはこの人、クルイ(縦笛)の人間国宝タニット・シークリンディーのライヴ!


そしてあっというまのクルイのライヴがフィニッシュし次に出てきたタイ舞踊もキュートで良かった◎
c0002171_21081496.jpg
c0002171_21082852.jpg
c0002171_21084269.jpg
さらにステージはムエタイに!
試合の前に披露されるワイクーという踊りやスパーリングが行われました。格ゲーを想起w
c0002171_21112518.jpg
c0002171_21113610.jpg
会場をめぐるとチャーンビールの会社がつくっているというウィスキーのコーナーが。2600円で日本でも代理店が売っているそうです。

c0002171_21131250.jpg
そしてその横で何故か沖縄の泡盛が試飲できるコーナーがあって。5年物の古酒を飲みました。円やかだった◎
c0002171_21133200.jpg
雨が降り出した会場を一気に熱くしたのがBNK48!基本タイ語だけどサビとかキメは日本語なんですね。NEOアジアン歌謡という感じ。遠目でゆるく観ようかと想ってたら余りのファンの数と傘でほとんどみえずw

橋の辺りからちらりっとみえましたw
c0002171_21180126.jpg
そしてタイのグラミーアーティスト達の2h Setのライヴ。これもタイの人たちのシンガロングも凄くて大盛り上がりだったのですが、雨が凄くて退散><
c0002171_21202872.jpg
c0002171_21204500.jpg
久しぶりに来たタイフェス、やっぱりもう人出から何から凄い規模で海外文化フェスの草分けだけあるなと!楽しかったです◎

おまけで最近TLで話題になってたアイアン・ジャイアントにみえるOIOIを◎確かに見えるw
c0002171_21221311.jpg

by wavesll | 2018-05-13 21:22 | Sound Gem | Comments(0)

祭2祭 かなまら祭 & Spring Love 春風 2018に行ってきた!

c0002171_20582325.jpg

c0002171_20584467.jpg
c0002171_20585847.jpg
c0002171_20591261.jpg
c0002171_20592282.jpg
c0002171_20593480.jpg
c0002171_20594422.jpg
c0002171_20595879.jpg
c0002171_21001060.jpg
c0002171_21010145.jpg
c0002171_21011900.jpg
c0002171_21013126.jpg
c0002171_21014449.jpg
c0002171_21015503.jpg
c0002171_21021404.jpg
c0002171_21024226.jpg
c0002171_21025636.jpg
c0002171_21030931.jpg
c0002171_20583166.jpg
c0002171_21032195.jpg
c0002171_21052736.jpg
c0002171_21054654.jpg
c0002171_21055611.jpg
c0002171_21061287.jpg
c0002171_21062179.jpg
c0002171_21065699.jpg
c0002171_21070662.jpg
c0002171_21072075.jpg
c0002171_21073159.jpg
c0002171_21074520.jpg
c0002171_21075531.jpg
c0002171_21080712.jpg
c0002171_21081947.jpg
c0002171_21083552.jpg
c0002171_21084646.jpg
c0002171_21085610.jpg
c0002171_21090675.jpg
川崎の奇祭、かなまら祭に行ってきました。まぁ、ほんと見て頂いた通りのお祭りです(笑)

元々は性病除けで江戸時代に始まった此の祭り。今では子沢山や夫婦和合、エイズ除けなどの祭りとなっていて、その奇抜なヴィジュアルから外国人観光客もとても多く、金山神社には入れないほど。中から聴こえた「なんでこんなにいらっしゃっているのでしょうか」には草w

近年自粛の流れもあったLGBTの人たちによるピンクの巨大なエリザベス神輿は今年はものの見事に「でっかいまーら、かなまら」との掛け声で闊歩して。最初は布で秘されていたのですが、参道に入った辺りで突き上げられて布がはだけてw MJKYと。

まぁ、一物形の飴をみなさんが舐めたりしているのは卑猥じゃないとは言えないのですが、その馬鹿なエロの熱にパワーもらったりwリンガ信仰は根源的なモノですしね。元々がまぐわいに発祥を置くからか花魁がいたり、行列の最初は神謡が唸って、中々に見所の多い祭りでした。

そして祭りから祭りへ。代々木公園で開かれていたSpring Love 春風2018に行ってきました。

名前は聴いていたのですが今まで来なかったのが不思議なほど「こんな雰囲気好い野外フェスティバルだったのか」と。かなまら祭もそうですが、祭りの場は色んなものの流動性が高まって高揚しますね。

こういうアジールを渡り歩いていくために、もっと重いモノを持てるようココロとカラダを求め鍛えなければなぁと想いながら月詠珈琲を飲みながら会場を逍遥しました。公園へ向かう橋には「耳かきピアノ」のソロオーケストラが。


流転する世界を嬉々として歩いて、そしてコミュニケートの根を種を張っていきたい。そんなパワフルさをこの祭り達から得られた気がします。頑張っていきまっしょい★★★★★!

by wavesll | 2018-04-01 21:12 | 街角 | Comments(0)

HARMONICA CREAMS & MUNDY LIVE at I Love Ireland Festival 'N' St. Patrick's Day Parade

c0002171_20093479.jpg
Harmonica Creams - Axis Mundi [Official Music Video]

HARMONICA CREAMS / Dance of quadra

Galway Girl - Mundy with Sharon Shannon (H.Q.)

昨日、代々木公園で開かれていたアイラブアイルランドフェスへ行ってきました。初夏から秋口にかけて代々木公園では様々な国のフェスが開かれますが、まだ寒いこの時期にやるんだなと数年前から気になっていて。

何でも3月17日はセントパトリックスデイといってアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日とのこと。アイルランド以外でも「緑の日」として祝われているそうです。

さて、アイルランドから取り寄せられた麦酒なんかも気になりつつもお目当てはコンサート。ピンクフロイドとも共演したというMUNDYというアーティストのライヴがあるのでした。

で、MUNDYさんも良かったのですが、その前に出た日本のアイリッシュ音楽集団ハモニカクリームスの音がなんともトランシーで非常に良くて、なかなかのめっけものでした。

そして今日、表参道でセントパトリックスデイパレードが開かれるということで再び行って参りました。バグパイプからラインダンスから、緑繋がりであの会社の人たちまで。中々の盛り上がり。何でもハロウィンの次はイースターかセントパトリックスデイと目されてるのか。mjk! 今後も育っていって欲しい良イベントでした。

c0002171_21053774.jpg
c0002171_21055968.jpg
c0002171_21061343.jpg
c0002171_21062833.jpg
c0002171_21064284.jpg
c0002171_21065849.jpg
c0002171_21071221.jpg
c0002171_21073297.jpg
c0002171_21074782.jpg
c0002171_21080554.jpg
c0002171_21081999.jpg
c0002171_21083682.jpg
c0002171_21085310.jpg
c0002171_21090761.jpg

by wavesll | 2018-03-18 21:09 | Sound Gem | Comments(0)

太田記念美術館にて葛飾北斎≪冨嶽三十六景≫全46枚をみた

c0002171_19583941.jpg

表参道の太田記念美術館にて葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリ展をみてきました。

冨嶽三十六景は実は36枚ではないことを御存じでしょうか?私は初めて知ったのですが、人気がありすぎて10枚追加し全46枚あるのです。そしてこの展覧会はその全作が展示されるというもの。

生で観る冨嶽三十六景は、浮世絵の実物に加え保存のため照明の光量も抑えているため、色味のヴィヴィッドさはそこまででもないのですが、実物大の浮世絵に顔を近づけてみると、その筆致というか摺致から線一本一本の迫力が伝わってきました。

本記事では、各景に一言コメントをつけていこうと想います。冨嶽三十六景はWikipedia Commonsで公開されていて各画にはそこからLinkを張りました。

46枚の順番はつくられた順ではなく、今回の展示の順番でコメしていきます。タイトルの”冨嶽三十六景”は省略しました。

≪凱風快晴≫:富士の赤が美しい。鰯雲のような雲の姿も雄壮さを湛えている。

≪相州梅澤左≫:ベロ藍(プルシアンブルー)の富士もさることながら、鶴が一羽一羽個性が伝わるような描写が素晴らしい。

≪常州牛堀≫:展示してあったものは藍と白の鮮やかなもので、船の勇美さが良かった。

≪山下白雨≫:北斎は富士山の特に山肌に非常に拘りをもって微細を描いているように感じた。右下の黄色の文様は雷だそう。そのデフォルメ具合も凄い。

≪甲州犬目峠≫:歩く人の大きさから景色の雄大さが伝わってくる。

≪五百らかん寺さゞゐどう≫:冨嶽三十六景には富士を眺める人々が良く描かれていて、これもその一つ。背中だけでも性格が顕れるような描写力が見事。

≪東海道吉田≫:このGIFでも有名な絵。茶屋に集まる人々の江戸時代らしいちゃきちゃきした感じが好き。

≪礫川雪ノ且≫:三十六景唯一の雪景色。しんとした雪景と、人物たちの華やいだ空気の対比が印象的。

≪東海道程ヶ谷≫:左端の人物の立ち姿、好きだ。

≪御厩川岸より両國橋夕陽見≫:水のもにょもにょした感覚が見事。

≪隅田川関屋の里≫:地を這う霧の造詣がスピード感を増す効果が。

≪ 神奈川沖浪裏≫:やはり凄い。白波はつづらのようにも見え、”そうかこれは富士の氷雪に呼応しているのか”と。

≪駿州江㞍≫:紙が吹き飛ばされることで目に見えない風が実体として描かれた逸品。

≪武陽佃嶌≫:様々な形の舟達が快く配置されている。

≪ 甲州伊沢暁≫:薄桃の射す朝景。みじたくしている人々の姿がまたいい。

≪甲州三坂水面≫:冨嶽三十六景はもちろん実在の場所を主題としているのだけれども、北斎はそこにモキュメンタリー的な手法と言うか、画としての面白さを求めて脚色を施したものも数多く在り、影が点対称に映るこの絵もそんな一枚。

≪遠江山中≫:本来あり得ない上と下から同時に鋸が挽かれる様を描いた作品。

≪東海道品川御殿山ノ不二≫:本来この方向から眺めると富士山はみえないが、そこは巧いフィクションとして描いている。

≪甲州三嶌越≫:真ん中の碧の巨木が大変に魅力的で、この巨木は他の処にあった矢立の杉を山深さを顕わすためにここに挿入したらしい。

≪青山圎𫝶枩≫:無論東京からではこんなに大きく富士山はみえないが、ここではダイナミックに誇張されている。

≪隠田の水車≫:今の渋谷川の水車。水は本当は上には回らないが、ここでは絵の面白さのためにこうした演出が為されている。

≪ 尾州不二見原≫:円のリズムが非常に快い。

≪深川万年橋下≫:「冨嶽」なのに富士山がこんなにも小っちゃく、富士をみつける楽しみがあるともいえる。傘を深くかぶった釣人が格好いい。

≪登戶浦≫:鳥居が連なって海から立つ感じ、江川海岸の海中電柱っぽさある。

≪上總ノ海路≫:生で観るとグラデーションの美しさに吉田博に繋がるものを感じた。

≪本所立川≫:材木馬の縦の線の景観が美しい。

≪身延川裏不二≫:46枚目に描かれた一枚。富士は山嶺群の中に。

≪江戶日本橋≫:記念すべき冨嶽三十六景の一枚目。日本橋の雑踏ではなく、江戸城の遠景が描かれているのが興味深い。

≪江都駿河町三井見世略圖≫:三十六景の2枚目。これも三越の賑わいでなく屋根の人物たちや凧にフォーカスされているのが面白い。

≪東都浅艸本願寺≫:屋根がでかい。そしてまた凧。北斎、凧好きかも。

≪東都駿䑓≫:丘の緑の彩色、松から富士山に抜ける空円が美しい。

≪従千住花街眺望ノ不二≫:吉原の風景も北斎の目線だとこう切り取られる。

≪相州七里濵≫:湘南・七里ガ浜を江の島抜きで画くとは北斎もなかなかに狙うなぁw

≪下目黒≫:北斎は冨嶽三十六景で、有名な場所だけでなく通常取り上げられないような場所も描いている。これもそんな一枚。

≪武州千住≫:堰枠がアクセントになっていい感じ。また人体描写が素晴らしい。

≪相州仲原≫:なんでもないスナップショットのようで、きちりといい演技が人物に施されているのが見事。

≪駿州片倉茶園ノ不二≫:茶畑が描かれた逸品。また冨嶽三十六景に出てくる馬は愛らしさがある感じがいいなぁ。△とOのリズムが気持ちいい。

≪駿州大野新田≫:牛たちが逞しくも可愛らしい。

≪武州玉川≫:川の水面の線描の美しさと青と白のグラデーションが素晴らしい。

≪相州江の嶌≫:定番の観光ポストカードのようなデザイン。

≪相州箱根湖水≫:シンプルにデザインされた芦ノ湖の風景に山岩の斑点が面白い効果を生んでいる。

≪ 東海道江尻田子の浦略啚≫:36枚目の冨嶽三十六景。海の図像画線が真に綺麗。

≪東海道金谷ノ不二≫:そしてこれが37枚目。これは本当に凄い画!海波のデザイン性、そして波のリズムは丘にも伝わって。この絵をしれて良かった!

≪甲州石班澤≫:これもまた凄い。とてつもないスケール感があるのは漁師の”孤”が描かれているからかもしれない。

≪信州諏訪湖≫:描かれた時代にはもう失われていた幻の水城の風景を文書記録から蘇られた逸品。

≪諸人登山≫:実は冨嶽三十六景でこうした富士山の近景はこの一枚だけ。富士に登る人たちの勢いと風情が偲ばれる。

そしてこの展覧会では北斎以外にも、娘の葛飾応為の柔らかい夜の光が美しい≪吉原格子先之図≫や雅な≪源氏物語図≫、女性の身の施し方のマニュアル本に応為が挿絵を入れた≪女重宝図≫や歌川広重などが三十六景と同じ場所を描いている作品群、そして北斎が三十六景を描くときに参考にしたという河村岷雪≪百富士≫等も展示してありました。
c0002171_22205990.jpg

三十六景以外で特に身を見張ったのが北斎が三十六景を描き上げた後に描いた≪富嶽百景≫。白黒で画かれた富嶽百景の冊子が見開かれていたのですが、≪海上の富士≫という作品など、波濤から鳥達が生成され飛んでいく美事な奇想が描かれていて、”Great Wave”の先にまた進化した浪がありました。

北斎の絵の上手さ、取り分け人物の人格が顕れるようなカラダの描き方が抜群で。引き締まってきびきびした職人たち。ホクホクして楽しそうな町人。旅慣れた渡世人など、本当に上手い。

そして富士山。静岡の方に行くと、富士山が本当に良く見え、山に抱かれているような畏敬を富士に想います。江戸の都も富士山に抱かれていたのだなぁと。

そして最後に拙写真を。太田記念美術館から帰る夕闇の代々木公園からみえた富士山の影です。現代も富士の山は東京を抱いているのだと沁みました。

c0002171_22285375.jpg
c0002171_22291279.jpg

by wavesll | 2017-10-27 22:29 | 展覧会 | Comments(0)

Afro Begue live at 東京JAZZ2017でセネガルの音塊を浴びてきた!

c0002171_18264363.jpg


Afro begue 1st アルバム "BEGUE"  リリースパーティー5/23@渋谷


東京国際フォーラムから渋谷エリアに移った東京JAZZ、代々木公園欅並木にAfro Begueをみにいきました!

ちょっと前から気になっていたこのバンド。Begue(ベゲ)とはセネガル語で"楽しむ"とのこと。セネガルのダイナミズムあふるるビートが最ッ高で★最ッ高のセネガル・サウンド!ジェンべのオマールが最早核弾頭クラスの爆発力!最ッ高でした!!!

東京JAZZは昨日・本日・明日と開催。欅並木の”Street”ステージ等フリーのステージも多数、朝にはJAZZ YOGAなんかも。またライヴはNHK FMが中継してます。あと例年通りだとBSで放送もされるはず。今宵はらじるらじるで楽しもうと想います◎

cf.
AFRICA HIBIYA FESTIVALに行ってきた!

by wavesll | 2017-09-02 19:14 | Sound Gem | Comments(0)