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AKIRA『アヤワスカ!』から、旅を超えて日常の輪を誕生日に想

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2018年10月18日、34才になりました。相変わらず日々をやっています。

TwitterのTimeLineで『アヤワスカ!』という本が今なら無料DLできるという情報を観て、ここ数日スマホのKindleで読んでいました。読み易いし、隙間時間に電子書籍はありですね。

アヤワスカ。今までに幾度か耳にしていたナチュラル・ドラッグの名。著者のAKIRA氏は東京での幻覚体験から導かれるままにペルー、エクアドル、ブラジルの山麗そして密林の奥に旅し、そこで麻薬を使った精神体験を得る。大雑把に纏めればそういう体験物語です。

読んでいて”これは昔(といっても十年前)の自分のベクトルの遥かに凄い版の人だな”と感じて。私自身もナスカやマチュピチュの現地に行ったことがあり、ペルー扁の記述はかなり立体的に読み込むことが出来て。繰り出される知識も例えばマクルーハンなんかは自分もメディア論を読んでいましたし、彼がみた幻覚の日の出ならぬ”地球の出”は、私自身が人生でいつか味わってみたい夢そのものでした。

文章のドライヴする感覚も、繰り広げられるデータ達(例えば超ひも理論)も、何だか他人が描いたものを読んでいるというよりは、マチュピチュに行ったのはもう7年前ですが、過去の自分がそのままのベクトルで長じて書いたものを読んでいるようなパラレルな感覚を味わう読書体験で。

と、共に”今の自分はあの頃から目指すものが変わったのかもしれない”とも想ったのでした。

先日、年下の友人から「kamomeさんはインプットは凄いしているのにアウトプットを全然していない、宝の持ち腐れにみえますよ」と言われて。自分はその時”Blogにおいて自分なりにI/Oをしているのだけれどな”と想いながらも「昔は『最高の麻薬のような変性意識をもたらすエンターテイメントを成したい』と想っていたけれど、今はスタンスが変わったんだ」と応えて。

それは出雲・神在祭旅での脳がサーッと焼き切れそうになる体験から、全精力をかけて(といいながら完全ノードラッグですが脳内麻薬で半ば躁りながら)書き上げた妄論が総スカンになったあげく暴論をまくし立て、当時の仲間からどっちらけになって、そして311を経て、自分の中で石舟斎を目指すというか、宙に浮かび上がらずも、水面下で小乗仏教的に日々自分に高まる刺激を与え、それを書き記せばそれでよい、となったというのもあるかもしれません。

道化師で壊れた状態から素になって、あまり人にも付き合わずに自分の内の濃さを上げて。結果として昔はほとんど女っ気ないというかデリカシーのない人間だったのに、今ではある程度”傾聴”とか意識するくらいは社会意識、コミュニケーション感度が持てるようになった気もします。

さて、そんな10年代を過ごした先の2018年の今に感じるのは”自分は旅を超えていかなければならないのかもしれない”ということでした。

旅は本当に愉しい。あらゆることが鮮烈に新奇に映り、異化作用が起きまくり精神が感応します。それはインナーチャイルドを呼び起こすことかもしれない。けれども、得てして「広くて浅い奴もGood Night」になってはしないか。

『アヤワスカ!』を読んでいて特に途中まで想っていたのは”このドライヴ感は確かに面白い。けれどもこの旅路の記述は普通にこの地を旅すれば比較的容易に得られる知見に留まっていて、俺が旅したのとそこまで変わらず掘り下げる深さに於いてどうも刺激を受ける水準にないかもしれない”というものでした。

次から次へと新しいものを浴びてどんどんどんどん世界を拡げることはワクワクするけれども、一つのルーティンというか、一所懸命に日常の中で突き詰めていくDigを行わなければ辿り着けない領域があるのではというのがこの十年間の私の課題で。

メディアの水面に近い浅いところで自分は遊びすぎているのではないか。本当の”独自性”は旅ではなくいつもにみえる日常でどれだけ”汲み取る、編集する、発する”を究めることから生まれるのではないか、と思うのです。神話的なマクロへの関心から、微視的な視点への興味関心を持ったのは様々な人(特に女性に顕著ですが)の感性に触れたことから得た知見かもしれません。

その上で『アヤワスカ!』の麻薬による精神の昂揚の旅はけれども、私が知っている南米の粋を超えてさらなる深部・高みに達して、最後の辺りは読んでいて知的興奮を得て。アヤワスカというナチュラル・ドラッグは一度でその全てを知れるわけでなく徐々に神秘の扉を開いて、適切なシャーマンの導きを以て体験を為すのだなと。インスタントにどんどんスワイプしていくのではない、掘り下げる研ぎ究めがあって幻覚への旅の記述には目を瞠る處がありました。

「旅」に於ける「浅瀬さ」を乗り越える術は、一つには土地との関係を湛えていくこと。与那国旅行での毎年島に来ている方や島で働くようになった方との出会いも大きな感銘を与えて呉れましたが、人との繋がりは確かに一過性を越えていく一つの指針になるかもしれません。そしてこの『アヤワスカ!』のように大きなテーマを以て旅を一貫させること、己で旅行をフリースタイルすることもやはり大きいなと。

旅は日常からの特異点ではあります。けれどもその上で、日常や旅を包括する人生において、マクロな刺激とミクロな刺激をシームレスに統べるDig =「工夫・改善・創新の探究」を行う糸口をみつけたい、そんな営為を過ごす一年の輪をまた始めたい。誕生日にこんなことを想いました。

by wavesll | 2018-10-18 04:39 | 書評 | Comments(0)

薩摩自然家族旅 開聞岳・指宿の砂蒸し風呂・絶品鳥刺し、ウニ・旭

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鹿児島旅行2日目・帰宅日の記です。
初日はこちら


あさっぷろを頂いて。海原のきらてりの陽が湯舟迄一直線で、まるでインフィニティ大浴場。

朝食はバイキングで。コーンポタージュが美味しかった。
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そして本日の目的地、開聞岳へ。大体指宿からクルマで30分強。
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こちらの地場オリジナルのコンビニなのかな?
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さぁ登らんかな
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聴いていた話だと”ハイキング程度”といった具合だったのですが、結構岩場も多くて、頂上に着くまでに2時間45分くらいかかりました。
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頂上へ。眼下に広がる薩摩の景色。晴れ渡った日は屋久島などもみれるそう。
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下り路では樹洩れ日が美しかった。
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ツクツクボウシなどの蝉しぐれが快い。

毒キノコっぽい白いマッシュルームとキクラゲっぽい茸
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8:50から登り始め、大体12:00前には頂上に着き、下って。14:30頃にはこの薄暗さ。山は午前中から登るのが鉄則ですな。
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おつかれ!
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山の事務局にはスターのサインも
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開聞岳、よう登ったなぁ。兵は海から登るそう。下りもがれ場が結構あって、ハイキングのレベルではなかったw
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そこからクルマを走らせ、JR最南端の駅、西大山駅へ。
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幸せの黄色いポストがありました。
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この辺りは日本で初めてマンゴーが大きく導入された場所だとか。マンゴージェラートが濃ゆくて美味かった。
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知覧茶も美味い。
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道すがらよく見かけたコスモスという巨大ドラッグストアでヨーグルッペを買いました。九州と言ったらこれ◎
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ホテルへ戻り、指宿と言えばこれ、砂蒸し風呂へ。

浴衣で砂をかけられ十分ほど砂の重みと温かさを味わいます。自分の脈動も感じて。波打ち際の音と、砂を掘るスコップのシャキっとした音の重なりがフィールドレコーディング・フリークにも刺さるかも。気持ち良かった。
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宵口、指宿の街をぶらり
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たまたま看板を見つけ電話したお店が結構いい感じで。薩摩地鶏の鳥刺しが絶品でした。砂肝の刺身最高◎あとはウニなんかもハイレベルで。美味しかった◎
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風呂上がりに飲んだのが桜島のAコープで買った小みかんクラフトチューハイ。甘酸っぱ苦くて美味かった。
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指宿の朝焼け
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今日はほぼ帰るのみ
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菜の花電車
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鹿児島中央でみた西郷さんの像は軍服姿でした。
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空港にて。サツマイモでつくった発泡酒がほわっとしてマジ薩摩。
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これにて薩摩旅行終了。

「開聞岳に登山しに行こう」と誘われた時は正直”登山は趣味じゃないし”と想ったのですが、自分の興味のある桜島も組み入れて旅しに来たら開聞岳も凄く良くて。他者の企画にRiding withするときは足がかる楽しみをつくって参加すると世界が広がりますね。

また自然がとてもよくて。毒素が抜けて行く感じ。東京圏ではメディアやアートに入り浸っているけれど、旅するとそこがクリアになって。

こうして自分自身の心身が変化すると、己の思考・立場・感受性が自明で絶対的ではないと認識できて。他者への想像力を発達させるためにも旅をして己が変化するのを体験するのもいいのかも、なんて想いました。

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、鹿児島はまだ夏の空気が残っていて。晩夏の最後のいい旅体験となりました。

by wavesll | 2018-09-26 05:39 | | Comments(0)

薩摩自然家族旅 桜島・金山蔵トロッコ・美味い烏賊蛸、つけあげ達

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やーいってきました鹿児島!シルバーウィーク後半の3連休は両親と2泊3日の鹿児島旅行にいってきたのでした。

今回は3人で行ったのですが、それぞれでプランを立てて。桜島は私企画、父は開聞岳登山を企画、そして母が企画したのは金山蔵という焼酎の蔵で、トロッコを使って貯蔵庫を見学するというプランでした。

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鹿児島空港から1時間強ほど走り、串木野、金山蔵へ。こちらは元々金山の炭鉱があり、今はその跡地を焼酎の熟成貯蔵庫としているのです。

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金山蔵では焼酎の他、鹿児島では唯一の清酒も作っているそう。どうりで杉玉が。中では熟成年数違いの焼酎が試飲出来るコーナーもありました。初年度と三年目を家に買いました。実際、3年目は尖りがほぐされて、ふくよかなフレーバーがあって、こういう焼酎は初めてでしたね★

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そしていよいよトロッコに乗り込み貯蔵庫へ!鉱山の機械が残されていたり、探検気分で進みます。中には爆破に使ったダイナマイトの袋の展示も。

この洞穴の中で酒造りが行われており、その現場のそばは濃厚な酒の香りが。この時造られていたのは麦焼酎でしたが、金山蔵では芋焼酎造りに通常の白麹・黒麹ではなく黄金麹なるものをつかっているらしく、また二段階ではなく一気につくりあげるどんぶり製法を行い、特別な味を創り出しているそうです。

そして貯蔵庫へ。大きな甕で焼酎が蓄えられているほか、透明なガラスの瓶の個人熟成物も千本以上ボトルが蓄えられており、有名人も個人的にボトルを入れているそうでした。これは一般の人も7000円払うと最大5年間この洞穴で貯蔵して貰え、好きなときに郵送してもらえるそうです。
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串木野はつけあげ(さつまあげ)の名産地らしくて、金山蔵近くの販売所で試食をペロリ。豆腐入りのつけあげが美味しかった。また桜島の麓で取れるという水も売っていたのでゴクリいっときました。
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そして鹿児島中央ー鹿児島港へ!
どかんどかんどかんどかんどかんどかん、桜島~!!!!!!
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フェリーターミナルでは料金も払わずに乗りこめて。ものの15分で桜島着。桜島で降りる時に運賃を支払うのですが、なんと大人1人160円。安い!きっと地元の人の通勤・通学とかの足でもあるのだろうな~。
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上陸。鹿児島に着いたときからなんか南国と言うか、夏だったのですが、桜島はジュラシックな感覚。港のそばの月読神社はサーフ&トロピカルな雰囲気でした。
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島パチだ。全国津々浦々にあんな~。
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今回桜島観光は一人1800円の一周観光バスを利用して。穏やかで楽しいバスガイドのおばあちゃんの案内で回りました。

最初の目的地は火口に最も高く接近できる湯之平展望台。ここからは桜島の火山が間近にみえるだけでなく、360度眺望できて鹿児島市街の他開聞岳なんかもみえました。
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また行く途中にあった墓地は、一般の方のものなので墓の寫眞は撮らなかったのですが、一個一個屋根があるつくりで。この辺りは夏の暑さが苛烈でそれでは霊もきつかろうということだそうです。与那国旅行でみた子宮を模した墓と言い、南方の墓地は文化が滲んでいて興味深かったです。

また湯之平展望台から移動するときに小粒な蜜柑の畑があって。名産だそうです。可愛らしい◎
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そこから海岸線沿いを時計回りに。アコウの木の辺りでは、「この辺で西郷さんと月照さんが身投げしたんです」なんて話も。この旅行に出る前に月岡芳年が画いたせごどんと月照の海原の浮世絵をみていたので、”あれか!”と興味深かったです。
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そして火口からは黒煙が!今は島の反対側へ気流が流れているけれども、季節によっては鹿児島市街側へ灰が流れるそうです。掃除が大変そうだ。
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この辺りの前の地点からみえる宮崎県・鹿児島県境の高千穂峰へ新婚旅行に来た坂本龍馬・おりょう夫妻が山に刺さった天逆鉾という神劔を勝手に抜いてしまったという話も。ぱないw

そしてやってきたのが黒神埋没鳥居。元々は2mあったという鳥居が火山灰でこんなにも埋まってしまうとは!前回の大噴火の際は初震から24時間以上地震が断続的に於き続けたそうです。
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まさに天高く聳え立つフン煙
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そこからさらに島をぐるり。桜島は島でなく、大隅半島と繋がっているのですが、元々は島で噴火の溶岩によってつながったそう。その地も通りました。
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有村溶岩展望所へ。この辺りは溶岩も凄いけれど、地面に積もる火山灰が凄かった。
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そして桜島出身の作家、林芙美子の文学館を説明しながら通過し、最後に西郷岩とタヌキ岩をみてバスツアーは終了。
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林芙美子は屋久島に行ったときに『浮雲』を知ったのですが、桜島の出だったとは。いつか『浮雲』や『放浪記』を読んでみたい。

さてバスを降りて船に乗るまでの間に少し島内をぱしゃり。桜島ではローソンもファミマの焦げ茶色。流石ジオパーク。
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ファミマには地元鹿児島の柏木由紀のポスターやファミマ桜島店限定の焼酎なんかもありました。
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そして桜島をあとに。短くも充実したトリップでした。
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と、ここでフェリー船内で「嵐にしやがれ」等でも取り上げられたという立ち食いうどん屋があると聞き長渕剛も好きだという月見うどんを。優しいつゆでやわこい麺のうどんでした。
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と、あっという間に鹿児島港。
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そうそう、船内で買ったねじめびわ茶が本当に美味しかった!上質なほうじ茶みたいなコクで。また飲みたい!
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そして鹿児島港から指宿のホテルへドライヴし、ほぼほぼ2時間強くらいかかって指宿着。ホテルからほど近いTAMAという居酒屋で夕餉を食べました。

ここがホント旨かった!まず最初の刺身のイカとタコが絶品!目光のから揚げやつけあげもんまいし、ホントの山芋つかったネギトロも美味かったしのり汁もイケた。ここ、いいっすよ!
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と、ここで電池Exhaust. その後は宿に帰り眠りにつきました。明日は開聞岳登山の模様などをULできたらと想います。



by wavesll | 2018-09-25 20:32 | | Comments(0)

曼殊沙華en巾着田 Natureの綺麗 y Sacrifice

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秩父・巾着田の曼殊沙華をみました。
世界を変える書物展をみて、その後秋葉原・青島食堂で青島ラーメンを食べ練馬区美術館へ行こうと西武線に乗っていたところで巾着田の曼殊沙華がかなり咲いている事を知って「天気も好いし行っちゃうか」とw

ところが上野の森で写真を撮りすぎてエクスペリアの電池は心もとない。おまけに雲も出てきて。どうなるものかと想いながら飯能で乗り換え高麗(こま)駅へ。

高麗駅は716年に朝廷が渡来人をまとめて移住させた地、初代の高麗郡の郡司は高麗王家の血を引く若光だそうです。

駅に着くと早くも曼殊沙華が生えていて。河も流れてきらきらして田舎の凄いいい雰囲気。

そして巾着田に到着!想った以上に曼殊沙華の群生が凄く広がってて!これはいいなぁ!

と、ぱしゃぱしゃと写真を撮って、高麗BEERとか飲んでたらスマホの電池がなくなって。そうしたら陽が射してw

綺麗な異界体験からか”カメラをサクリファイスして太陽を召喚した”なんて御花畑な思考がw太陽が射しこんだところの色味の温度が上がって、彼岸からのきらめきにもみえました。だけどほんとの意味でカメラを生け贄にして得たものはこの光景を肉眼で存分にみれたことだなって想って。

想うがままにいかないNatureをみる面白さはArt(ificial)鑑賞を越える旅な感覚があるなって想いました。逆に写真として留めないからこそ心の中に結晶化してあの綺麗さを焼き付けられるなって。

今回はこれが好かった。そしていつかまた光を撮りに来たい★

by wavesll | 2018-09-21 05:02 | | Comments(0)

滋賀京都バレットトラベル 弐 祇園閣・京都霊山護国神社・建仁寺・伏見稲荷大社・恵文社一乗寺店・ラーメン本家第一旭

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昨日の記事に続いての滋賀京都弾丸旅行記。今日は京都編。

堅田駅から湖西線で山科駅へ来て、駅のうどん屋でカレー牛肉丼。うどん屋のだしのカレーが温かくてスタミナがチャージされる。考えてみれば碌なもん食ってなかったw
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”「御陵」で「みささぎ」って読ませるってワギャンランドのしりとりかよ”とか”蹴上って凄い駅名だな”と想ってたら東山駅に着。

京都の街並み、経年劣化した昭和な建物も多いけれど、醸し出す雰囲気がとてもよくて、そんな中にきらりと光る洒落た店が最高だな。
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祇園着。祇園は歯医者もモダンで可愛くて。通りに入ると「キメラ」というこれまた壁がかっこいい店が。
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そして今回の京都旅行の目的、祇園閣がみえてきた。
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金閣・銀閣は有名だが、あなたは幻に終わった銅閣計画を知っているでしょうか?豪商・大倉喜八郎が建築家・伊東忠太につくらせようとして奇抜すぎて却下された計画。「ならば祇園祭の鉾の形では!?」と創られたのがこの祇園閣。今夏期の特別拝観で上に上ってきました。
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現在祇園閣は織田信長親子のために建てられた大雲院の一部で祇園閣内部は中国の絵師によって描かれた敦煌莫高窟内部の絵が描かれていて、エメラルドグリーンな立体仏教絵巻となっていました。楼閣からは東山が一望でき、遠くにはあべのハルカスもみれて。中では撮影禁止なので外からぱしゃり。
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祇園閣は建築と日本展で知って。伊東忠太は妖怪好きだったらしく中のライトは妖怪の像が支えていた。大雲院の宝物館には信長から賜った団扇や秀吉から賜った酒瓶の他、雪舟応挙池大雅の画も。中でも応挙の白鷹はかなりいいやつに感じた。
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大雲院には石川五右衛門の墓があるそうで。それは見つけられなかったけれど、祇園閣からほど近い京都霊山護国神社にて坂本龍馬と中岡慎太郎の墓を参ることができた。
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そこで売ってた水。美味いが、水だw
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シックなファミマ
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建仁寺にて小泉淳作筆《双龍図》をみる。平成の龍。鱗はまるで花弁の刃のよう。雷雲は水煙にも火煙にもみえた。寺院もアップデートされていく。
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寺院の中には海北友松の竜図などの高精細複製が。畳の中でみる銘品は趣があった。大雲院にも名品があったけれど、寺には元々美術品が収蔵され、それを学びに画家が来て、そして資金力もあるからさらに名画が描かれていく。
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庭も美しかった。
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鳥羽美花さんの《凪》と《舟出》。京都からヴェトナムへ渡りさらに花開いた型染の藝術、素晴らしかった。建仁寺は寫眞撮影自由なのも素敵だ。
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ベッタベタに伏見稲荷へ来た。千本鳥居はコマ送りでみると亜空間体験。ところがすぐに通行止め。台風で道が塞がれてしまったらしい。これまでも”瓦が取れてるな”とか思ってたけれど、やはり大きな爪痕が。せめて何か京で買おう。。。
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駅の自販機で買った宇治茶。碾茶入りでとても美味しかった。京都府産茶葉100%。これ、関東でも取り扱って欲しいな~◎
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比叡電車も鞍馬に行く途中でSTOPなのだな。今年の天候災害は本当に苛烈だった…。
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一乗寺にて。お、お前、こんなところにもいたのか。
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本の土産を恵文社一乗寺展にて購入。ここはいつ来ても本当に雰囲気がいい。置いてある本も素敵だし、心地いいCDも。店内は許可を得て撮影しました。
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比叡電車がクッソカッコ良かった。外装も内装も素晴らしい。椅子も快い座り心地。
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出町柳から市バスで京都駅へ。電源カフェを調べて、ドトールにてスマホを充電。好いころ合いになって地上へ出ると、そこには京都タワーが。
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なんか屋台村みたいなのがあった。こういうの好いね。
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この旅の〆はラーメン本家第一旭。21:30過ぎについたら20人くらい並んでて吃驚。20分強並んで入店。特製らーめん。うまい!醤油のスープが絶品!中細麺によく絡む!チャーシューが口のなかでほどける!オーソドックスなんだけどすーごい美味い。ドトールでミラノサンドA食ってたのにするっと食えてしまった。こーれは旨かった。さぁ後は帰るのみだ。
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帰りも夜行バス。夜行バス2夜行バスで、アバンティ前で出発を待つのが眠くて仕方なかったwただ車内で飲もうとコンビニでペットボトル買ったときに店員さんがきさくな語り掛けをしてくれて”関西っていいなぁ”って。旅人の気楽さ故かもしれないけれど。

途中のSAで400円の缶コーヒーを買った。美味いけど、400円出したらスペシャリティコーヒーが飲めるコーヒースタンド知ってるからなぁ。旅ゆえの散財だw

7:00横浜着。そういえば京都にもポルタがあったのは軽い驚きだった。さて風呂を浴びて一日が始まる。京都まで片道3000円は魅力的だけど、これつづけてたら早死にするなwとはいえサクッと旅できるのはいい。一人旅もいいけれど、二人とかで旅したくもあった。ぷらっとこだまとかと上手く使い分けできたら。
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by wavesll | 2018-09-15 03:55 | | Comments(0)

滋賀京都バレットトラベル 壱 田中一村展@佐川美術館にて秋の千葉の彩をみる

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I'm@京都駅
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そう、夜行バスで滋賀・京都旅行を敢行してきたのでした。

上の写真はYCAT上から出たバスから降りて撮った朝の京都駅。
今は夜行バスでも座席にコンセントが付いているタイプでも横浜-京都が3200円くらいで行けるんですね。凄い世の中だ。

慌ただしい朝の京都駅でコンビニおにぎりを食し、湖西線のこんな渋い列車で霧の山と琵琶湖を眺めながら滋賀・堅田駅へ。
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堅田駅から路線バスで琵琶湖を越え、そこから歩いて守山市は佐川美術館を目指します。
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目的は日曜美術館で一目ぼれした奄美の自然を画いた画家、田中一村の展覧会。
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この佐川美術館、佐川急便の私設美術館で、建物は建築と日本展@森美にも紹介されていて。水と建築の美しい調和がありました。
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田中一村は栃木に生まれ、幼少期より南画を描き、1926年に東京美術学校へ入学。けれど2ヶ月で退学し、その後独学で千葉そして奄美で画業を探究、生前作品を発表する機会はなかったけれども、今日では熱心な支持を集める存在となっています。

この展覧会では奄美時代のみならず、幼少期から彼の画業の軌跡を捉える展示となっていました。

何しろ最初に展示された作品≪菊図≫を画いたとき一村(当時の雅号は米邨)少年は7才!神童じゃないか!父の影響を受け南画を学んだ一村はその才能を多くの画に記しています。

可愛らしい≪紅葉にるりかけす/雀≫と≪柳にかわせみ≫。滝に仙人がちょこんと座っているような≪観瀑≫。金地に綺麗な≪花菖蒲≫、青い露が美しい≪つゆ草にコオロギ≫。咲き降る≪藤図≫にシックな≪木蓮図≫。墨とピンクの≪紅白梅図≫、鈍色なエメラルドグリーンな≪瓢箪図≫、墨の山景に桃色が煌めく≪武陵桃源図≫と彼のまなざしが自然や虫に向けられていることがみてとれます。中でも梅が枝の波動と化していく≪墨梅長巻≫は十代での大作。

≪桃果図≫黄色の暖色が美しい≪菊図≫、葉の迫力がある≪蓮図≫、そして墨の葉が凄い≪蓮図 擬八大山人筆意≫。長命を顕わす≪菊水図≫と牡丹を画いた≪富貴賞図≫、そして仙人が食べる≪桃果図≫の生命力を画いた三作も素晴らしい。

そして20才の時に描いた≪蘭竹図/富貴図衝立≫の金色にカラフルな牡丹が咲き誇りそして青の葉がダイナミックな画は圧巻!裏の勢いの良い墨草も素晴らしかった。

そして≪南天とろうばい≫の赤の映え。鈍い青が印象的な≪浅き春≫。≪椿図屏風≫はまた金地に咲き誇る椿の樹が描かれ琳派な趣向。

23才で南画から別軸へ画業を変遷し30で一村は千葉へ移住します。個人的にはこれまでの作品も好かったけれども、一村のオリジナリティがここから大きく開花していく様が本当に素晴らしかったです。

シンプルで抽象的な≪石図≫、シャクヤクが美しい≪椿図≫、影が何とも印象的な≪竹≫。グリーンにレッドが最高な≪南天≫に木が勢いよく流れる≪白梅図≫。

そして≪棕櫚≫の火花のように弾ける植物描写!これは本当に素晴らしい!≪つゆ草≫の青のワンポイントもいいし、≪秋色≫の零れる赤。あの世が滲む≪彼岸花≫も好かった。

さらに≪秋日村路≫の素晴らしい事と言ったら!秋があふれている。一村には奄美を描いた画家という認識があったのですが、本展覧会で彼が画いた千葉の秋の朱黄の美しさを知れたのは本当に収穫でした。

流体がきれいな≪毒だみの花≫、黄色に白がいい≪粟≫、中心の赤と周りの黒がいい≪鶏頭≫。リラックスした≪ホオズキ≫にべた塗りで美味そうな≪柿≫。甘そうな南瓜に虫への温かい視線がみえる≪かぼちゃにキリギリス≫。

表情豊かな≪翡翠≫に二羽の関係性をみるのも楽しい≪軍鶏試作≫。牛がのどかな≪春郊≫、異世界な感覚があった≪黄昏野梅≫、≪桃華仙境≫のピンクも好かった。

木の影絵のような良さがいい≪千葉寺麦秋≫。淡さが好かった≪千葉寺はさ場≫。≪千葉寺収穫≫の田舎の美。≪千葉寺晩秋≫の木の色彩。葉の緑に赤が鮮やかな≪南天≫。≪みやま頬白≫や≪水辺に翡翠≫もまた好い。

向日葵の濃さのトーンがゴッホみたいな≪八重ひまわり≫。濃い塗り方の≪桐葉に尾長≫も本当に印象的でした。

ここから亜人物画のスペースが。紙の繊細さが伝わる≪お雛様≫にスイカな色合いの≪紙立雛≫。≪雛図≫は顔が好い。子どもの為の温かい心が伝わる≪お雛様≫も好かったし、男の子の為の≪兜≫も好かった。

すっくと立った≪蓮上観音図≫。浪がうねる≪あばさけ観音≫。女性の悟りの表情がある≪白衣観音像≫に羅漢の男らしさが伝わる≪十六羅漢像≫、≪羅漢図≫12点はユーモラスでした。

灰色の巣が暖かい≪巣立ち≫に、≪春林茆屋 仿謝蕪村≫・≪麦秋図≫・≪牛のいる風景≫・≪さえずり≫というスナップショット的な団扇作品も。

そして第二会場。38才にして画壇にデビューし雅号がいよいよ田中一村となります。ここから日展や院展への挑戦と、そして日本画壇・川端龍子との決別迄の作品が展開されました。

昏い夕景を画いた≪入日の浮島≫、網がモチーフの≪四ッ手網≫。ヤマボウシとトラツヅミが描かれた≪白い花≫は二作とも素晴らしかった。特に緑にあふれた方が好きでした。

黄葉の重なりが賑やかで楽しい≪秋色虎鶫≫、大胆な構図が好い≪葦によしきり≫。カケスの青が好い≪柿にかけす≫にキツツキの飄々とした顔が好い≪枯木にきつゝき≫。

農家の夜の風景が描かれた≪黄昏≫。そして賞に選ばれた≪秋晴≫は金地に琳派な画風。

≪浅春譜≫の空色。≪早春≫の里山。≪春林≫のにゅるっと伸びる翳。≪野梅≫のスパンコールのような白。≪千葉寺春彩≫のゴールデンなマジックアワー。≪晴日≫は青のグラデーションに黒く太い木影。ずばっと縦長な≪山桜≫や扇な≪露草に蜻蛉≫も好かった。

≪四季草花図(旧襖)≫≪千葉寺 麦秋≫の火花のような花の描写が素晴らしくて。しみじみと暮れていく≪水辺夕景≫にわらぶき屋根が劇画調に描かれた≪農家の庭先≫、里の情景だと≪千葉寺 浅春譜≫も好かった。≪冬景色≫は薄明に雪積る木々の姿。ピンクな≪野の馬≫もいいし、≪千葉寺 麦秋≫のトトロなデカい木や珍しい青空が描かれた≪仁戸名 蒼天≫、太陽のぬくもりを感じる≪菊花図≫も好かった。

そして≪秋色虎鶫≫のなんたる楽しさ!秋の綺麗さが詰まった素晴らしい絵画でした。本当に一村の秋の描写は快い◎

青い山影な≪筑波山≫もいいし、九州・四国・南紀の旅で描かれた≪阿曽村千里≫・≪僻村暮色~恵良村≫・≪僻村暮色≫・≪雨薺≫は大きなスケール感が好く、≪山村六月~北日向にて≫・≪新緑北日向≫はトロピカルな自然が好く、≪室戸奇巌≫の白浪も好かった。

さらに≪忍冬に尾長≫がとても素晴らしい!羽毛のふわっふわな感触が伝わり、尾長の柔らかさがなんとも絶妙で。

50歳にしてして奄美へ渡った一村。彼は69でなくなるまで南方の地で日本画の新領域を切り拓きました。

奄美へ発つ為の資金作りのための描いた大作襖絵≪四季花譜図(裏面:白梅図)≫・≪四季花譜図(裏面:松図)≫の花のレッドからライトイエローへのグラデーション。≪白梅図(裏面:四季花譜図)≫・≪松図(裏面:四季花譜図)≫の枝ぶりの良さ。≪紅梅図≫が苔が翡翠色で良く、≪百合と草花図≫の斑が好かった。

≪日暮れて道遠し≫のオバアと月、≪宝島≫の△な山。≪麗日~トカラの馬≫≪クロトン≫や≪与論島初冬≫など他の島々で描いた作品も。≪クロトン≫は鮮やかな赤と黄が熱帯で。

≪山中の雨≫の農村の湿度に≪鬼ヘゴと谷渡り≫のシダの影。≪林間夕照~峠の花≫も素敵で≪山路の花≫は蝶が描かれて。

≪パパイヤとゴムの木≫のオレンジに灰の果実もいいし、≪白梅高麗鶯図≫の綺麗なイエローも鮮やか。

≪紅梅丹頂図≫はタンチョウの後ろの梅が羽根のように広がって。≪漁樵対問≫はガジュマルに奄美の民が南画調に描かれて。≪百合と岩上の赤髭≫の小鳥が上に鳴く姿。≪クロトン≫はウォーホル的ですらあって、≪クロトンとカヤツリグサ≫の深緑に黄色の透ける耀きがまたいい。

そして≪初夏の海に赤翡翠≫が大胆に描かれたビロウの影にミツバハマゴウ、ハマユウ、アカミズキにオレンジの差し色がなんとも熱帯林の美があって。≪枇榔樹の森に崑崙花≫の彫り塗りで描かれたグレーの美。

≪奄美風景≫は海岩の影、もう一つの≪奄美風景≫は海草木の影。一村は影を印象的に使いこなす画家だなぁと想います。≪孤枩≫も奇岩の影。

参考資料にあった彼の品々も好かった。でかい≪木魚≫。≪帯留(おしどり)≫のカオ。≪帯留(みみずく)≫は夜な感じ。≪帯留(リンドウ)≫はカッコよかった。≪帯(菊図)≫はパステルでカラフルで。≪帯(竹図)≫はしみじみと良くて、≪花草文日傘≫のピンクに薄い植物模様。≪草花文角皿(絵付)≫と≪漢詩書角皿(絵付)≫も好かったし、≪粗画御礼(書)≫には彼はこんな字を書いていたのかと。≪根付(木魚)≫もでかかったし≪葉盆≫なんてのも。

そして最後のスペースに複製でおかれていたのは彼の代表作≪アダンの海辺≫。南国の果実であるアダンが印象的なこの作品は今は箱根の岡田美術館に展示され、収蔵は千葉市美術館だとか。いつかみてみたいなぁ。

≪クロトンと熱帯魚≫の黒赤なサカナがまた好くて。≪アカショウビン≫もトロピカルでいい。≪奄美冬彩≫は淡い奄美。≪奄美の海≫はいい藍色。≪奄美風景≫は曇天が多い奄美では珍しい水色の空。カラフルな≪与論島追想≫もいいし、サカナとイセエビが描かれた≪海の幸≫なんて作品も。そして若き日にも描いたモチーフの≪富貴昌図≫で円環を描き田中一村展は幕を下ろしました。いつか彼が画いた奄美にも来訪したい気持ちに成りました。

けれど佐川美術館はこれだけでは終わりません。

樂焼の当代当主樂吉左衛門館では≪巖≫という焼き物がまさに岩で、≪涔雲に浮かんでⅠ≫という作品はまるで宇宙の舟のよう。≪巌上に濡光あり I≫はアブストラクトな山水画、≪行行水窮處≫はカラフルな竹林で。

また佐藤忠良さんの彫刻作品が館内には展示されていて。≪チコ帽子≫という作品と≪帽子・夏≫という作品が好かった。
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”これだけみれて入館料千円とはいいなぁ、なんと堅田駅までシャトルバスも出てるとは。佐川男子に感謝”だと想って外へ出ようとしたらなんと平山郁夫の展覧スペースも!仏像を描いた作品やサマルカンド等の外地を描いた作品などかなりたっぷりな展示を駆け足で観て、シャトルバスに補助席で滑り込みました。3h満喫!素晴らしかったなぁ。

せっかく守山市まで来たしピエリ守山にでも行ってみようかとか等の気持ちにも駆られましたが、湖西線で京都へ。その旅模様はまた明日に描けたら◎




by wavesll | 2018-09-14 05:29 | 展覧会 | Comments(0)

与那国島旅行記 最終日 ナーマ浜で泳ぐ、機内から見た夕陽




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台風で前乗りし、色んな事があった与那国旅行も今日で最終日。

与那国の夜は短く長い。20時まで明るく、居酒屋のL.O.は22時頃。明るいうちから飲みに行き、さくっと帰るのは漁業農業の島なのだなと。タクシーも22時までらしい。一方朝は日の出が6:00頃。与那国の夜は「夜」と「夜明け前」があるように想。鶏が鳴いている。朝だ。
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朝焼けの中、宿からナーマ浜まで歩いた。
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ナーマ浜に足を入れる。ぬくくて気持ちいい。考えてみたら今年の夏の初海入りだ。
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再び久部良の町を歩く。
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最高だな
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日本で旅するとマンホールハントも楽しみ。
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宿にて手塚治『僕の孫悟空』を。結構宿で時間があったのでこの旅の間に全八巻読み切れた。コミカルで現代技術と妖術が織り交ぜられる中国奇書のマンガライズ、なかなかに面白かった。
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宿の御主人に薦められ海で泳ぐ!

ナーマ浜はきれいだ。あと、与那国馬の海遊びアクティビティも行われていた。楽しそうだったなー。
今年初泳ぎ、すごく気持ちよかった。

浜辺にはロッカーがないため、一旦宿に戻ってスマホ取ってきてぱしゃりしました。そういや波照間のニシ浜にもロッカーとかなかったな。ピースな土地だな◎
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空港へ。

与那国には3つの酒造所があって、ひとつは「どなん」の国泉酒造、もう一つは「与那国」の崎本酒造。そしてもう一つが「舞富名」をつくっている入波平酒造で、ここは今閉まってしまっていて、「舞富名」はかなりレアになっていると滞在中に幾人の方々から聴いて。

と、想ったら空港に「舞富名」売ってた!!!しかし7800円かー><今回「島米の古酒」を買っているので、後ろ髪惹かれながらも手荷物検査場を抜けた。
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そしてこれは俺の手落ちなのだけれども、石垣空港で5時間程トランジットがかかって(苦笑

石垣島は空港から町中心地迄45分程バスでかかるし、午前中泳いで身体がだるいし、何気に久部良の売店で「与那国」の島米古酒花酒も買ってリュックも重いしで、石垣島空港待合でのんびりすごした。

売店で「やー、やっちゃって14:00から19:00までいるんですよ~」とか話してちょくちょくさんぴん茶とか買っていたら売店のスタッフのみなさんと仲良くなってしまったw

Orion麦職人の八重山限定デザイン缶。沖縄バームスティックもうまうま。
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自分が月曜着た時は羽田から来て乗り継ぎ20分で与那国最終便に乗った客は俺だけだったけど、この日は大変に多くて。で、結構遅延も起きて。グランドスタッフの方々は鉄火場。頭が下がる。

そして帰路。まさかの20分遅延もあったがそれもまた愉しw
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翼にイリオモテヤマネコが。西表も何気に行ったことないんだよな。八重山は何度も楽しめる。
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機内からずっと夕暮れを眺めていた。

19:40を過ぎてもずっとオレンジが残って。東へ向っているけれど、高度が高いからか。

この旅の始まりも西崎の夕陽だった。橙に染まる空の果ては夜への門。沖縄の言葉でニライカナイ、天竺もそうだけれども、西の果てには神々の世界が広がる、西方浄土なんて概念も、野生の思考から生まれたのかななんて想った。
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機内では島唄chや沖縄ポップスchを聴いて。そこで出会った曲がダイナミック琉球 / 成底ゆう子。ハーリーの時とかで鉄板曲らしい。


羽田着。東京の巨大さに面食らう。たった数日の離島滞在だったけれど、身体がすっかり島の空気に馴染んでいたんだなぁ。捩れが真っすぐになった気分。

東京ではメディア漬けの生活だけれど、与那国では”鑑賞者”でなく”旅人”として第一運動体に近づけていた気がする。勿論旅人も過客なのだけれど。

己自身の人生を生きている実感を高めるために、”鑑賞”を絞るのは一つの解なのかもしれないなんて想った。そういっても帰って来ると楽しい催しだらけの東京の生活が始まっている。

旅は色んな示唆を呉れる。そして与那国で出逢った方々のご厚意のおかげで、台風で無茶に来たのに十二分に充実した日々が過ごせました。ありがとうございました。またいつか、カジキ祭の時に来たいです。今度は台風はない時にw

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by wavesll | 2018-07-15 13:23 | | Comments(0)

与那国島旅行記 3日目 風の島、与那国一周



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台風が過ぎ、さて今日は何しようと想ったときに”レンタサイクルで島一周したら楽しくね?酒造所も廻りたい”と思い立ってチャリを借り、いざ出発!
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ナーマ浜。いいねいいね。チャリいいっすね。
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ただもうね、、、風が、風が凄すぎて、全然前に進まない。海の波飛沫が風で飛んで顔にガンガン降って来る。これ、一周25kmだけど下手したら7hコースかも、、、と想っていたところ自衛隊駐屯地を過ぎたあたりで同宿の男性から電話が。

「レンタカー借りたので八重山そば屋で合流しませんか?」「いやー、このペースだと、、全然進まなくて、、、」「じゃあもしよければレンタカーが一緒しませんか?」これは、、、ヘタレかもしれないけど天の声だ。「お願いします!」
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向かい風で40分かかった道が追い風だと10分で戻れたw

レンタカーを提案して下さったのは島で働いている同宿の女性で、民宿まで迎えに来てくれ、18:00までで4000円。3人で割れば1300円くらい。ありがたい><

それで、与那国の達人御二方と共にレンタカー観光が出来たのでした。

まず最初に行ったのが巨大な一枚岩ティンダバナ。
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下から眺めるだけでなく中まで歩けて。この珊瑚の岩でとれる水は神事にもつかうそう。ネイチャー感あふれる威容が本当に素晴らしかった。亜熱帯!
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岩の迫力が超強い!でもちゃんと歩道がしっかりしているから気軽に来れるし、与那国にはハブがいないからサンダルでも安心。

与那国を見晴らす眺望は、晴天時は与那国のグリーン、浜のエメラルドブルー、そしてすぐにコバルトブルーの海、そして空の青と本当に美しいそうだ。ここ、すーごい面白かったなー!
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ティンダバナから程近くにあるのが崎本酒造。与那国には3つの酒造があって、こちらの崎本酒造さんは「与那国」をつくっているところ。着いたときは昼休みだったけれど、ぱしゃりできました。
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祖内集落へ。与那国島はDr.コトー診療所のロケ地で、この建物は大塚寧々のバーのロケ地だとか。実際は立派なつくりの民家でした。
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四畳半ビーチと六畳ビーチ。神秘の浜辺といった感じでよいよい。特に六畳ビーチは崖を降りたところに在って、写真だと伝わりづらいけれど生で観るとギリシャのビーチ・ナバキオのようだった。
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四畳半ビーチの辺りに浦野墓地群という伝統的な墓地があり、その子宮を模したフォルムたちに魅了された(人のお墓のため写真は撮らず)。

与那国で60度の花酒の製造が許されているのは、この島では死者を埋葬し、骨を花酒で浄めたりするという宗教的な伝統があったからだと聴いた。そんなバックグラウンドがあったとは。

そして与那国島最東端、東崎(あがりさき)へ。
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風が凄い!台風の後で尚更凄まじいけれど、普段から東崎の風は物凄いらしい。そして馬糞の群れwチャリで走っていた時も歩道に馬糞が散乱していて。この島では馬や牛は放牧されていて、道路に溝をつくってゲートにしていたりしている。にしても風が凄いw!
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牛がいた。
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馬も。与那国には与那国馬という日本在来種がいて、混血も一部起きているらしいが、純血の個体数も最悪だった頃の50頭から150頭まで増えたとか。ちっちゃくて可愛い。農耕・運搬に使われ、この厳しい環境で育った与那国馬たちは非常に大人しい性格なのだそうだ。
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軍艦岩、この風音、聴いていただけるだろうか?
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立神岩、風半端ない。
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比川集落のさとやの八重山そば、肉がん~まい!そして車エビそばも海老味噌が濃くてんまい!また来ててびちそばも食べたい!
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Dr.コトー診療所のために造ったこの診療所の建築は今はドラマの資料館になっているようだ。与那国は無医村。この日は台風の翌日で、施設は閉まっていた。
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比川の共同売店がPOPな色使い。島バナナとか謎のフィリピーナ菓子、与那国グッズも売ってて凄く充実してた。
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カタブル浜。ここからグレートジャーニーの関野さんが三万年前の航海を再現するために草の船で西表へ出港したらしい。東崎の辺りには古代の航路の遺跡が残っていて、今はパワースポットになっているそうだ。
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与那国の馬たち。ほんと可愛かった。
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久部良へ戻って来た。一周だ!波がやっぱりスゴイ!
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再びの西崎。やっぱり波が凄い。けれど東崎の方が風凄かったな。与那国では南側が一番風が凄かった。
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クブラバリ。昔琉球政府から人頭税をかけられ困窮した与那国の人達が妊婦を口べらしのために使った谷。ここに琉球、宮古、石垣、与那国の支配・被支配の歴史をみる。原爆ドームのような負の歴史遺産だ。何かみてて鳥肌たった。
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一旦宿に戻り、旅人の方が持ってきていたDr.コトーのDVDをみる。”こっちに行ってもあっちには行かないぞw”とか突っ込みながら見るのが楽しいwそれにしても何たる至れり尽くせり。お二人に本当に感謝多謝です。
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と、「まだ18時まで時間あるから何処かいきたいとこある?」「もしよければどなんに行きたいです。」

そして行ってきました!国泉酒造。結構山の中に在って、近くには昆虫のミュージアムなんかもあって。
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でてきたおばあに「ここでしか買えない酒はありますか」と聴くと、これ、といわれたのが『島米の古酒』。

初日の居酒屋でおじいから聴いたのは泡盛は基本タイ米でつくられるらしくて、この酒のように島産のコメでつくられるのはレア。これはひとめぼれでつくられていた。

お値段なんと7000円!!しかし、どなん60度に惹かれて与那国に来たし、えぇい!買った!!!!

島で働く女性にみせると「それ、島内でもなかなか出回らない、一年に出るか出ないかの酒だよ」と。おおお!嬉しい!来た甲斐があった!

このお酒、Webにも検索したけれど情報が全然なくて、ほんと島にこないとわからないことって沢山ある。大事に飲もう。古酒は自宅でさらに熟成させるという道もあるらしい。
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そしてその後で立ち寄った島のブティックで、カジキの角で出来たかんざしとかをみていたら『与那国の子守唄と童謡』というCDがあって。旅買い派として記念にこれも買いました。こりゃ明日の昼はパンだw
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そしてこの三人で居酒屋まるてぃへ。カジキのユッケやティンダハナでみた長命草とカジキのテンプラとかを頂く。島とうがらしの餃子が絶品!とん平焼きもめっちゃ美味かった!旅人噺に花を咲かせて。

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本当に愉しい一日を過ごさせていただけました。心からの感謝を◎
何気に真夜中に起きてイングランドXクロアチア戦もみました。今までで一番W杯をみているかもしれないw

さぁ明日は最終日、いよいよ帰路だ。




by wavesll | 2018-07-14 19:44 | | Comments(0)

与那国島旅行記 2日目 台風襲来の晩

まだ暗い中起きる。頭が重い。やっぱりどなん60度はゴーンとくるものか。その前に海波を1合飲んじゃったもんなぁ。

そんな二日酔いにスマホのRadikoで聴く現地の放送、暁でーびるという島唄の番組がいい癒し。全国ネットの番組はTVもラジオも西日本の被災の話だけど、流石に地元の局のは台風8号情報をやってくれてありがたい。
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6:06 日本で一番遅い日の出。とはいえ空は不穏当。今日は宿でゆっくりしていよう。

朝、オーナーから「絶対停電するんで」と懐中電灯を渡される。停電したら当然スマホも使えなくなるし、大変なところに来てしまった。

と、いうわけでこの日は一日中ほぼ宿で過ごしました。夕方まで通り雨はあっても結構晴れていたのですが、用心にそんなに出歩かず、町の売店に飲み物を買いに行ったくらい。

それで何をしていたかというと宿の泊り客の方々と濃いゆんたくトークを。
昨日の時点で自分の他に停まっていたのは一人のおじさんだけで、今日泊まりに来たのが一人の女性で。

男性はもう毎年来ている方で、女性はこちらで働いている人らしく、かなり濃い与那国話が聴けて。

ちょっと安心したのは町内の避難放送とかが流れて”避難場所へ行かなければならないのかな”と想っていたところ、皆が「ここは建物がしっかりしているから個々の方が安全」と言ってくれたこと。島に住んでいるのにここにわざわざ泊まりに来る人もいるのかと少し安心して。

ところが「2年前の台風の時は停電の復旧に4日かかったよ」と言われ。まじか!こりゃー相当心してかからないと。



与那国の目的の一つに海底遺跡があって、ダイビングやシュノーケリングが出来なくても、遊覧船から水中のガラスでみれるツアーがあったのですが、台風で当然中止、台風が過ぎた後も数日は波が酷いらしく船が出せないとのこと。

というわけで浮いたアクティビティ代を何かに使おうと考えていると男性から「与那国馬の海馬遊びというのがあるよ。馬のしっぽに捕まって浜辺で泳げたりとか。与那国馬は大人しいので乗るのも楽しく可愛いですよ」と聴き”いいな”と想ったのですが、牧場に電話したところ台風が去った後も海の荒れ具合が読めないのと台風の後始末があるので予約が入れられないとのこと。


これが海馬遊び、めっちゃ楽しそう。今回は海底遺跡も幻に終わってしまったし、最西端の夕陽がみれただけでも満足だけど、天気がいい時にまた来たい。

昼はパンを買っていたのだけれど、あまりにトークが白熱しすぎて気が付いたら食べてなかったwめちゃめちゃ情報量が多くて逆にあまり覚えてなかったりw

与那国には数年前光ケーブルが来たりしたとか、こちらの雷は音といかづちが一瞬で爆撃のように来るとか、後は与那国のいいところを一杯教えてもらって。カジキ釣り大会の他、秋には与那国マラソンなんてのもあるそう。与那国の周りは海流が早く、上級者向けの海だけど、海底遺跡は浅いところにあるからシュノーケリングでも寧ろ全景がみえていい面もあるとか、冬はハンマーヘッドシャークがみれるダイビングの聖地だとか。

与那国というと果ての島というイメージで自分の中でもハードル上がっていたけれど、実際来ようと想えば石垣から日に4便でて35分、13000円くらいでこれるし、海底遺跡もダイビングできなくても遊覧船もあるし、与那国馬とも戯れられるし、楽しく遊べる島だなぁと。また来なければ。

とは言え台風の時は警戒を相当すべきと言うか、普通は避けるw夜になり雨風が強くなって、そこそこ高台にいるのにまるで浪の中にいるよう。凄いなこりゃ。

ただ嬉しい誤算だったのは、自衛隊の駐屯地が出来ライフラインが嵩上げされたからか停電が起きなかったこと。御蔭でかなり助かった。自分が文明の援けを十二分に浴びて生きているのだなと改めて思った。フランスXベルギーもみれました。

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午前四時、オレンジの暴風圏を脱する。宮古では瞬間最大風速70mだったが与那国では瞬間最大風速が50mで、北に逸れてくれたのも助かった。明けて7:20分に避難指示が解除され、ひとまず俺も『絶対に負けられない戦い』をやり過ごすことができました。”西日本へ台風が行かなくて良かった”と想える余裕も生まれて。

そういえば有人で日本の最果ての東は納沙布岬らしい。大学のチャリ部の北海道夏合宿で行ったな。

”おぉ、自分も宗谷、納沙布、波照間、与那国とコンプできた!”と想ったら、宿の御主人によると4周とかしてる人もいるらしい。お遍路かw!






by wavesll | 2018-07-14 05:14 | | Comments(0)

与那国島旅行記 初日 最西端・西崎からの夕陽、そして台湾の島影

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与那国島へ行ってきました。日本最西端、台湾まで110kmの島。大変印象深い旅行となりました。

月曜に出発し、予定では石垣で一泊するつもりだったのですが、翌日台風で飛行機が飛ばないことが予測され、急遽乗り継ぎ20分で与那国行きへトランジットし前乗りすることにしたのでした。

羽田ー石垣のジャパントランスオーシャン航空は安室ジェットで、機内音楽にも安室chがあって。機内のビデオも安室のPV。Do It For Loveとかキラキラしてました。
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石垣着。珊瑚礁が美しい。羽田発が遅れ冷や冷やしたのですが、与那国行きも30分遅延し、石垣空港でシークワーサーの飲料を買う余裕も持てました。
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琉球エアコミューターで与那国へ。小さめのプロペラ機。眼下に広がる海原に浮かぶ島々。”おぉ、あれは西表、あれが波照間かな”と眺めるのが楽しい。
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機内に置いてあった八重山専門誌「やいま」を読む。石垣ー与那国は35分なのであっというま。
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みえてきた!与那国島!日本の西の果て。紺碧の海に浮かぶ緑が美しい。
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着いたぜー!!!!
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空港までクルマで迎えに来て下さった宿の御主人に「最西端での夕陽をみたいのですが送っていただけることは可能ですか?」とお願いすると「もう台風でお客さんが帰ってるのでOKですよ」とのこと。台風で前倒しにした自分は奇特なタイプかw

最西端の岬の前に夕陽がきれいに見える浜をみせてくれた。
トイレの建物が円にくりぬかれていて、丁度ここから夕陽がみえるらしい。いいねぇ。
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そしてクルマを走らせほどなく着いたのが西崎(いりざき)。ついに着いた。最西端。日本の東西南北の果てで一般人が入れる最果てはここのみ。(他は択捉、南鳥島、沖ノ鳥島)。人が入れるところだと北海道の宗谷と沖縄の波照間は行ったことあるから、あとは東か。小笠原とかだろうか?
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与那国島を望む。
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もう19:00くらいなのにまだこんなに日が高い。流石日本で一番日の入りが遅い處。日が沈むのはこの日は19:40。
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段々日が低くなってくると島の人たちがぽつりぽつりと夕陽をみにいらっしゃってきた。

お話しさせていただいた神奈川から移住したご夫婦が「あれ台湾ですよ!」

おお!まじか!確かに雲に上にうっすら山影がみえる。「天気が悪くなる前はみえることがあって。年に2,3日しかみえないから幸運でしたね」おおお!来た甲斐があった!宗谷岬ではサハリンが見えなかったので、果ての先に世界が開ける感じ、感慨深い。
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与那国島、西崎の夕陽。これがみれたから、いい旅となった。
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台湾がこんなにみえることもあるのか。
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宿でチェックインし、夕食は居酒屋で。与那国は飲食店が少ないので事前に予約を入れておいた方がいいです。こちらには明日も予約をいれていたのだけれど明日は台風で店を閉めるらしく、集落の商店でパンとかペットボトルを買い込んで明日に対策。
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ハラゴ(カジキ)。島トウガラシの薬味がタバスコっぽくて面白い。
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島らっきょうの天ぷら。これが抜群に美味かった!
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カウンターに物凄い大きな酒瓶が置いてあって。カジキ釣り大会の景品らしい。与那国で一番大きな祭で、なんとこの前日まで3日間開かれていたとか。全然情報が入って来てなかった!今年の一位は238kgの超大物だったらしい!
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にごり泡盛 海波で離島一人酒。
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てびちがまーじうま!
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へちまのみそ炒め。明日は非常食だから今夜はがっつりw
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そして与那国で一番楽しみに飲もうと想っていたのがこれ!花酒 どなん60度。与那国だけ60度の酒をつくることがゆるされていて。以前飲んだことがあって、するっと飲めてしまうその恐ろしさに喉がカーっとなったものだったw

で、呑んでいたら隣のおじいから「そりゃ舐めるものでそんな飲み方をするものじゃないよ」と注意されてしまったwこちらの人は普通は「どなん30度」を水割りで嗜むらしい。しまった、奇天烈な飲み方をしてしまったか。それにしても美味い。地の酒をその島で飲めて嬉しい。
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外へ出ると満天の星空。こんなに星をみれるなんて感激だ。

車が吹っ飛ばされけれどさっきのおじいに「沖縄の台風を舐めちゃいかんよ」と言われていたなと想って宿で台風8号の情報を調べたら以前の台風で車が吹っ飛ばされたりコンテナが崩れたりとか恐ろしい情報が。ちょっと身の危険を感じながらいつの間にか寝落ちしていた。






by wavesll | 2018-07-13 21:32 | | Comments(0)