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名和晃平 ≪Throne≫@GINZA SIX 蔦屋書店 X moichi kuwahara Pirate Radio Victory of justice 0315 465

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by wavesll | 2019-03-18 13:00 | La Musique Mariage | Comments(0)

塩田千春 ≪6つの船≫ at GINZA SIX

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by wavesll | 2019-03-18 09:00 | 展覧会 | Comments(0)

學梅の京都旅 北野天満宮・上七軒・京都大学吉田寮・北野天満宮 信仰と名宝展@京都文化博物館

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京都・北野天満宮へきました。
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茶菓子とおうすをいただいて北野天満宮から近くの花街(上七軒?)を逍遥。こういうところでお座敷遊びとかしたらエクスクルーシヴだなぁ、誰もいない京の街、いい。
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バスで立ち去ろうとしたら晴れ間が射してきたので再び梅苑へ。こういうとき一人の気軽さが発揮されるw
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そこからバスで四条高倉へ移動しめん屋猪一離れへ。ビブグルマンにも載った猪一の白醤油鰹そば、指宿の鰹があっさり、けれどしっかりしたスープに筍・味玉・叉焼と旨みがつまってて。美味、美味でした。
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そこから暫し休憩。ファミマでみた『KEREN』という舞台のポスター。こんなショーが近畿で流行っているのか。首都圏では知らなかった。
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そして京大へ
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そしてこの旅の主目的、吉田寮の見学会へ
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きさくにそして丁寧に案内をしてくれて。実際に人が暮らしているから写真がNGの場がほとんどだったけれど、だからこそ人の生活が百年を越える年月積もった建築を生で感じることができました。

基本は105年前の大正の建築だけれどもトイレだけは明治の建築というのもしれました。

夕陽に照らされる中庭からみた木造建築の有機性。洗濯物が干されたり鶏が飼われたりそこには人の暮らしが息づいて。漫画部屋や麻雀部屋、フリースペースな食堂など、無機質なアパートでないコミュニケーションの磁場があって。なんとか、なんとか残せないものだろうか…。

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最後に訪れたのが京都文化博物館での北野天満宮 信仰と名宝 天神さんの源流展。19:30まで開いてると思ったら特別展は18:00までで焦りましたが、目当ての≪北野天神縁起絵巻 承久本 第6巻≫をみることができました。

まず大きい!縦52.1cmのラージサイズの絵巻に描かれるのは怨霊となった菅原道真の手下、火雷火気毒王が京を襲う場面。荒々しいタッチの雷鬼から放たれる金の稲光と霊魂のような焔、太鼓も立体的で、なんとも迫力のある奇想な画でした。

そして此の承久本が収められていた≪承久本 附 梅樹蒔絵箱≫も国宝で黒に金梅が清く香って。また≪北野天神縁起絵巻 光信本≫や≪北野天神縁起絵巻 光起本≫、≪天満宮御畧伝≫には菅原道真が筑紫に流される場面や、山で祭文を奉じ天満自在天神になる場面などが描かれていました。

この他、まるでデーモンのかぶりものをしているかのような≪鬼神像≫や碧い宝玉が美しい≪金銅装神輿≫、御手水の神事の際に詠む道真の祭文や和歌が記された≪七夕神事秘文書≫、水牛のような生命力を感じさせる造形の≪梅松蒔絵角盥・楾≫や梅の柄が美しい豊臣秀頼の≪刀(太刀)銘 于時慶長十二(丁未)十一月日信濃守国広造/北野天満天神豊臣秀頼公御造営之時 附 金梨地梅松蒔絵飾太刀拵≫、さらには≪日本書紀≫まで名宝たちを楽しめました。

帰りは八条ビールなどで酒盛り。今回はダメージや鬱屈をネガポジ反転させるというよりもみておきたいものをみるショートトリップとしての旅となりました。
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by wavesll | 2019-03-17 03:45 | | Comments(0)

奇想の系譜展@東京都美術館 ”奇想は満腹”な人にも薦められるBest Compilation

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上野・東京都美術館で奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールドをみてきました。
実をいうと”あー外人が好きそうなやつでしょ?奇想系もお腹いっぱいだよなー”なんて思っていたのですがなかなかどうして!確かにこりゃベスト・コンピだけど魅せるものがある。初展示作品も数あったのに加え岩佐又兵衛展としてもみれるくらいまとまっていたのも嬉しかったです。

本展を裏づけしているのは辻惟雄氏が美術手帖に連載し1970年に著した『奇想の系譜』という書。近年ベルギー奇想の系譜展@Bunkamuraなどとみに多用されている”奇想”ですが、そもそもこのコンセプトからいうと本展覧会は真打といえます。

本展では『奇想の系譜』に取り上げられた若冲、蕭白、芦雪、又兵衛、山雪、国芳に其一と白隠を加え、それぞれの絵師を一人づつ展示していくスタイル。

最初に登場するのが伊藤若冲。2006年のトーハクから2016年の動植綵絵な東京都美展、そしてその後のアートシーンでまさに目玉の日本画家となった若冲。ここでも素敵な作品をみることが出来ました。

先ず現れるのが≪象と鯨図屏風≫。象の官能的ともいえる仏のような目が印象的。そしてモデルの撮影のカットアップ映像のような≪鶏図押絵貼屏風≫は近年見出されたもの。

そして目玉が≪旭日鳳凰図屏風≫。動植綵絵の数年前に描かれたこの色鮮やかな鳳凰図。白い頬に桃紅がさして。トリコロールのような青赤白の彩色。下方にある波のデザインも素晴らしく、時間を超越した美がありました。

その他も大阪から京都への船での光景を描いた≪乗興舟≫や紫陽花を二色の藍で画いたこれぞ若冲な≪紫陽花双鶏図≫、バッタやカマキリが画かれた≪糸瓜群虫図≫となかなかな出品でした。

第二の絵師は曽我蕭白。トーハクでのボストン美術館展の≪雲龍図≫も印象的でしたがここでも逸品が。

シャカが前世で帝釈天が化けた悪鬼に試される≪雪山童子図≫のユーモラスさ。青鬼がなんとも魅力的で。中国の名勝を描いた≪楼閣山水図屏風≫も良かったし、三鋭角の富士が興味をそそられる≪富士・三保松原図屏風≫も大パノラマで。

そしてイチオシは≪仙人図屏風≫。この狂った境地に達したジジイたちの顔w!最高じゃないかw爺のMADNESSでいうと画狂老人卍も想起しました。

また大迫力な≪唐獅子図≫も良かったしデフォルメされた山水描写がイラスト的現代性のある≪虎渓三笑図≫も良かったです。

次に登場するのは気になってた長澤芦雪。こうしてアラカルトで摘めるのが本展のいいところ。

何しろ芦雪は顔つきがいい。≪群猿図襖≫のサル達のいいツラ。アフタヌーンで連載しそうなタッチ。≪雲龍図≫も目がなんかきさくで。そして≪猛虎図≫のトラもマンガの主人公になりそうな魅力的な顔つき。

≪山姥図≫の赤子と婆のなんともごうつくな顔が良すぎwそして≪猿猴弄柿図≫の人間みたいな猿の親子の顔。素晴らしかった◎

また≪白象黒牛図屏風≫の白象についている鴉のバカ面と黒牛についている仔犬の超可愛らしさw他にも3平方cmに描かれた≪方寸五百羅漢図≫≪なめくじ図≫なんて面白いのも。≪牡丹孔雀図屏風≫には三井家の剪綵を想起しました。

その他童が透ける≪牧童図≫や白黄赤青が綺麗な≪花鳥図≫、≪方広寺大仏殿炎上図≫なんてモチーフの画や快く天を舞う≪龍図襖≫で〆られました。

そして個人的には一番の発見となったのが岩佐又兵衛のPart.

何しろ凄いのが辻氏が修士論文に選んだ≪山中常盤物語絵巻≫。その第四巻は源義経の母親・常盤御前が賊に惨殺される場面が。凄惨な事件が展開する絵巻なのですが、目を引いたのは登場人物の着物の柄。どれも違う柄のデザインが非常に美しくて。続いて展示される≪堀江物語絵巻≫でも侍たちの鎧がなんとも金柄で彩られて美麗。岩佐又兵衛がこんなにも着物・鎧に拘っているとは嬉しいサプライズでした。

そしてトーハク国宝展ぶりにみた≪洛中洛外図屏風≫。火炎太鼓も登場する細やかに描かれた祭りの風景に”リロードするたびに違うこれの誰かがウォーリーになるウェブサイトつくったら面白そう”とか思いましたw2/24まで展示されていた≪豊国祭礼図屏風≫も気に成るな~。

その他やはり着物の柄がイケてる≪伊勢物語 梓弓図≫に工房作とも言われる伝岩佐又兵衛≪妖怪退治屏風≫も妖怪たちがいきいきとしていて。そして後期もがらりと展示が変わって重文が多数登場するので岩佐又兵衛展として楽しむ御仁はもう一回かも。

そして狩野山雪の展示に。

文殊と普賢の化身と想われたという≪寒山拾得図≫のマッドな魅力。≪梅花遊禽図襖≫はコの字になった梅の姿に鳥がまた美しい。≪蘭亭曲水図屏風≫は柳の緑の描写が良かった。そして≪韃靼人狩猟・打毬図屏風≫のエキゾにエキゾを重ねた日本画さ。トラがとても鮮やかに浮かび上がる≪龍虎図屏風≫≪武家相撲絵巻≫なんてものもありました。

2Fへあがると白隠慧鶴が。

80才を越えて画かれたド迫力な萬壽寺≪達磨図≫。達磨はほかにも描かれていて永明寺の≪達磨図≫は怖いくらいの表情。

他にも注連縄だけで裸で金をせびる≪すたすた坊主図≫やドットな濃淡が印象的な≪無≫、”両手は拍手、では片手では?”という≪隻腕≫、そしてヘタウマな≪蛤蜊観音図≫とほっこりさせられました。

いよいよ展覧会も終盤。そのクライマックスは鈴木其一。


そして本展覧会での最上の画との出会いに感じたのが若冲から影響を受けたともされる≪百鳥百獣図≫。これが美事!緑の山に獣と鳥が画かれた双幅の掛け軸なのですが、下部には犬や猪などの身近な獣があり、上に行くほどにファンタジックさが上がっていき最後は麒麟に。鳥の方は一番上には白い鳳凰がおりました。

また≪貝図≫は西洋の静物画のようで。誠に時空間を超える筆致が奇想にはあるなぁと。

最後は歌川国芳。俺たちの国芳・わたしの国貞展@Bunkamura以来のがっつり国芳。

”これぞ奇想”ながしゃどくろの≪相馬の古内裏≫。これがメインにならないのも凄い。”象もそうだけど巨大動物は仏な目なのか”という≪宮本武蔵の鯨退治≫。海の生き物だと透明な烏天狗も登場する≪讃岐院眷属をして為朝をすくふ図ー鰐鮫ー≫も良かった。

≪吉野山合戦≫は牛若丸と弁慶が登場しているようにみえるのですが、五重塔を超えるくらい跳躍している牛若は佐藤忠信による身代わりだと図録で知りました。

また可笑しい浮世絵も。≪みかけハこハゐがとんだいゝ人だ≫は人体の集合でつくられた顔の図。≪朝比奈小人嶋遊≫はエドモンド本田みたいな巨人が登場。≪猫の当字 ふぐ≫はトラフグとネコたちによる「ふぐ」の字。

最後は≪一ツ家≫≪火消千組の図≫という顔料で画かれた大画で〆。

ほんと良くまとまっている楽しい展覧会でした。奇想ってここ十年くらいずっとブームな感があるけれど、江戸の日本画がダイナミズム。それが明治以降は油絵との差別化のため淡泊になったのかなぁ。けれど再びの現代の奇想の日本画、その芽吹きは今もあるしこれでまた羽搏くと信頼しています。またメインビジュアルの一つにも使われている蕭白の≪群仙図屏風≫は後期(3/12~)からの展示。まだまだ見どころいっぱいの上野の狂想曲は続きそうです。

by wavesll | 2019-03-07 21:30 | 展覧会 | Comments(0)

PhotoLog of 上野公園 -上野東照宮・大仏パゴダ・トーテムポール・パンダポスト・黒門

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by wavesll | 2019-02-24 00:00 | 街角 | Comments(0)

顔真卿ー王羲之を超えた名筆展@東博 書の初心者にとっての名筆世界への接続・眼を開く

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東博にて特別展「顔真卿ー王義之を超えた名筆ー」をみてきました。
今まで石川九楊展などの例外もありながら、書のみのがっつりとした展示というのは自分にとっては新領域の世界で。東博の国宝展で仏画に目覚めたように、あるいは京博の京のかたな展で刀剣に目覚めたような体験ができたらいいなと思って赴いたのでした。

展覧会を見終わり、正直まだ個々の具体的な違いを述べるレベルではないけれど、書の面白さには眼が開かれたと感じました。春節が終わっても中国人客が全体の1/2くらいで会場は物凄い混んでいて≪祭姪文稿≫は70分待ちでみれるのは一瞬でした。ただでさえ書の展示はみるのが遅々として進まず時間がかかるのですが、中国の人は漢文を読める分さらに鑑賞列が進まず、これから行かれる方は朝一一択かも。

展覧会場に入るとまず甲骨文から楷書への書の遷移の部。≪説文木部残巻≫は唐時代につくられた最古の字典で篆書を解説。殷時代の≪甲骨文≫は亀の腹甲や牛の肩胛骨からつくられるそう。そこから霊妙な篆書が続きます。篆書だけの展覧会とかも会場規模によっては縄文展のような感覚で成功できるかもなんて思いました。重りに描かれた≪銅権≫なんてのも。

そして早くも王羲之の登場。≪楽毅論ー越州石氏本ー≫や≪定武蘭亭所ー犬養本ー≫。最初王羲之の書の魅力や凄味がすぐにわからず”なんか鋭さの欠けた感じがするなぁ”なんて思ったのですが、書道の旅を一旦終え二周目にこの端正な流麗さが目に見えて、王羲之のオリジナリティを強く感じることができました。

そしてそこから虞世南≪孔子廟堂碑≫のようにするっとした筆、そして楷書の最高傑作ともいわれる欧陽詢≪九成宮醴泉銘≫のより躰を纏った字体に心くすぐられて。『とめはね!』にも出ましたよね。「以」の字なんかほんといいカタチしてる。

数は少ないですが絵画も展示されていて。仇英款≪九成宮図巻≫の日本にない山景の緑に玄宗と楊貴妃の別荘を描いた郭忠恕款≪明皇避暑宮図≫の建築画も素晴らしかったです。

そして褚遂良。彼の書はPCのフォントを見なれてる私にも素直に響く現代性を感じて。≪雁塔聖教序≫が素晴らしく、この「之」とかまじでカッコよくて。そして王義之と褚遂良の≪黄絹本蘭亭序≫なんかも凄いWネーム。さらに乾隆帝の跋と印まであってトリプルネームでした。

そこから髪の毛レベルに細かく再現した王羲之の≪妹至帖≫と≪大報帖≫の流れるように麗しい筆致の再現。そして息子の王献之≪地黄湯帖≫は軽やかなれど勇ましさも感じて。

そしてここから皇帝たちの筆が。唐太宗≪晋祠銘≫や則天武后≪昇仙太子碑≫の達筆さ。唐玄宗の書は写真撮影OKな巨大な≪紀泰山銘≫や≪石台孝経≫の美しさ。

そして宮中で記された≪大般涅槃経巻第四≫、≪妙法蓮華経巻第二≫、≪妙法蓮華経巻第三≫、≪金剛般若波羅蜜経残巻 ≫は美文字の極致。国が圀で表示される則天文字が使われる≪大方広仏華厳経巻第八≫に、これまた美麗な≪世説新書巻第六残巻 ─豪爽 ─ ≫に『詩経』が画かれた≪毛詩並毛詩正義大雅残巻≫は天上的な綺麗さ。

欧陽通≪道因法師碑≫も良かった◎石への書の彫りは内容を考える人と書を書く人、そして彫るヒトと浮世絵のような構造がありますね。

そしてここから愈々真打、顔真卿。彼の生みだした顔法という書法は最初の≪王琳墓誌≫からして、王羲之のクールな書と比べて熱血の血潮があって。本展をみながら”プロフェッショナル仕事の流儀でみた書体デザイナーの藤田氏がこの展示みてたらフォントハンティングしまくりだろうなー”と想っていたら明朝体は顔真卿の書からつくられたそう。今ならばディープラーニングで名筆から新フォントをつくったりもできそうですよね。

そして≪祭姪文稿≫。若くして戦で死んだ顔季明を祭る文は、あれほどの書の達人の文字が千々に乱れ、書き直され、繰り返される「嗚呼悲哉」の最後にある2度目は慟哭の後のかすれきった息のようでした。急かされ流されて「嗚呼悲哉」を確認するので精いっぱいで、乾隆帝の冒頭の文や詩、その他の跋もきちんとみたかった。

待ち時間の間にみれる映像では筆の運びが写されていて。石川九楊展で「書は文字をみるのではなくそれを描く人の筆運びや身体をみるのだ」と聴き、アニメ的・そして立体的に想像することで脳を駆動するのは音楽を聴いて演奏を思念の中に立ち上げるのに近いのかも、なんて考えて。

そして顔真卿の”三稿”といわれる残りの≪祭伯文稿≫と≪争坐位稿≫も展示され、特に≪祭伯文稿≫は壮麗で流れるような美がありました。

乾隆帝の冒頭の文もやはり美しい顔真卿≪自書告身帖≫に、楷書の傑作≪裴将軍詩≫も素晴らしかったなぁ。

そしてある意味顔真卿以上の衝撃があったのが懐素≪自叙帖≫の穏やかから狂草にエクスプロージョンする勢いの凄さ。張旭≪肚痛帖≫も良かった。

そして次の間は日本における唐時代の書の受容で、三筆などが展示されて。

欧陽詢に影響を受けた≪金剛場陀羅尼経巻第一≫に伝聖武天皇≪賢愚経残巻≫、そして王羲之を内に秘め炸裂させる空海≪崔子玉座右銘≫にしゃらりとした伝嵯峨天皇≪李嶠雑詠断簡≫に伝橘逸勢≪伊都内親王願文≫、如泥人といわれた藤原佐理の≪詩懐紙≫と≪国申文帖≫、伝藤原行成≪臨王義之尺牘≫と日本の書も充実していました。

現代書道をみたとき、”グルーヴとリズムと音圧でHIPHOPのようだ”それも洋楽的だと感じたのですが、今回中国書と日本の書が展示されることで自分の中での書のイメージがさらにHIPHOPになりました。”黒さ”なんかも相似と言うか、本場を如何に会得しそしてオリジナリティを出すか。本場のノリが時を経て移り変わるとこも似てたり、女性が仮名文字を使った様に自由な空気は先端で共鳴したりするなぁと。

そして宋代の書。黄庭堅≪草書李太白憶旧遊詩巻≫の自由闊達さ。そして米芾≪行書虹県詩巻≫は焼町土器のような魅力が突き抜けていました。

そして最後の間、狂草を筆動する董其昌≪行草書羅漢賛等書巻≫に加え董其昌≪臨懐素自叙帖巻≫はさらに懐素をリスペクトしていました。王鐸≪臨顔真卿帖軸≫はこの時代にも顔真卿が息づいていたのを感じ、傅山≪草書五言律詩軸≫はジョージア文字の様。そして顔真卿の書法を過去のものにしたという趙之謙の≪行書五言聯≫などの作品で展覧会は〆られました。

そして二周目、最後にもう一度見た≪祭姪文稿≫、やっぱりみれたのは一瞬で「嗚呼悲哉」をみるので精一杯でしたが、その劇文の鼓動に触れて、”亡くす”というのはその人の、そしてその人との未来の可能性を喪失することなのだろうなと想いました。そして、本当に悲しい気持ちはぽっかり空いた喪失からじわじわと、でも急激に味わうもの、表出するものなのかもしれないと感じた書体験でした。

by wavesll | 2019-02-21 02:16 | 展覧会 | Comments(0)

PhotoLog of 旧博物館動物公園駅「アナウサギを追いかけて」

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過日、期間限定で公開されている旧博物館動物公園駅へいってきました。
この駅は2004年まで実際に使われていて、今回その構内を使ってのArt展示でリファインしての2/24までの金・土・日での公開となっています。

Twitterで整理券の並びの情報を得て10時に整理券配布のところを9時過ぎには到着したのですが、もう午後の券に成ってしまって。みんなみたいんだなぁ。

駅構内は思ったよりもこじんまりとした空間での公開。石造りな感じがいい雰囲気で、中では動物の骨格標本の展示が。何気にそれぞれの動物にあわせたフンまでつくられていて藝が細かいwパンダのファンファンの頭部の骨は本物だそうです。

落書きがそのまま残されていたり、東京芸大が関わっているだけあって日本では軽視されがちな近代建築の保存・活用のモデルケースとなりそう。今でも京成の列車はこの駅を通過しているらしく、走行音が聞こえたりとなかなか愉しい体験となりました。

by wavesll | 2019-02-18 03:40 | 展覧会 | Comments(0)

食品まつり a.k.a foodman個展 ARU OTOKO NO TENJI @渋谷UPLINK

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2018年の食品まつりさんの傑作『ARU OTOKO NO DENSETSU』の 展示が名古屋だけでなく東京でも開かれていると聴き、渋谷UPLINKへ馳せ参じました。

本展の目玉ともいえるキャンパスノートに描かれた全9ページのマンガ『TOARU OTOKO NO DENSETSU』。これがめっちゃ面白くて。未完なと衣生成りって感じで寧ろ良かった。不可思議だけどもきちんと読ませる漫画となってました。

そしてSpotifyで改めて聴く『ARU OTOKO NO DENSETSU』。これ、音の仕掛けがばっちり決まりながら、シンプルな強さを持った遊び心とソリッドさが双立した良き作品だなぁと。私自身も年間ベストには載せてなかったけど、2018年の裏名盤と言うよりばりばり表名盤だなぁと改めて思いました。

展覧会は18日まで。入場フリー。是非『ARU OTOKO NO DENSETSU』の世界を生で御体験ください。

by wavesll | 2019-02-14 00:45 | 展覧会 | Comments(0)

『DAOKO×SHINKAI BABA 気づき EXHIBITION「Enlightening my world」』@KATA

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『DAOKO×SHINKAI BABA 気づき EXHIBITION「Enlightening my world」』をLiquidroomのKATAでみきました。画と写真。

みながら作品群に女の子の本質な印象を受けるというか、個人的には情念の湿度と野性・神秘に女性性を強く感ぜるところがありました。特に砂絵のような写真などが印象に残りました。

10日にはアコースティックミニライヴもあったそうで。瞬殺でチケットがはけたとか。みたかったなぁ。ギター弾き語りとかまた新たな展開が音楽的に伸びやかになったそう、これからの彼女の表現も着目していきたいです。

by wavesll | 2019-02-13 01:00 | 展覧会 | Comments(0)

ニコラ・ビュフ ≪“Fantastic Gift” 〜『冬の王国』と『夏の王国』の物語〜≫@GINZA SIX

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by wavesll | 2019-02-09 03:40 | 街角 | Comments(0)